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【AWS】IAMまとめ

Last updated at Posted at 2015-03-26

どうも、iron千葉です。
IAMについて、ユーザガイドを見てポイントをまとめました。
ポイントだけ確認したい人、ざっと全体を見たい人におすすめです。

IAMとは?

  • AWS上のサービスを操作するユーザとユーザのアクセス権限を管理する
  • ユーザがアクセスるための認証情報、ユーザがアクセスるAWSリーソースを制御するための権限を集中管理
  • もしIAMがなかったら、フルアクセスのAWSアカウントをみんなで共有することになる
  • IAMは、追加料金なしで利用できる

IAMにできること

  • APIアクセスで利用するアクセスキーの発行、ローテーション、無効にするか制御できる
  • 各ユーザが操作できるAWSリソースのアクセス制御
  • AWSリソースの共有(アカウントを超えた共有)
  • 開発者、管理者、本番環境、開発環境などでのグループレベルでのアクセス権限の制御
  • SSLを使って組織内ネットワークからのみ、AWSリソースにアクセスできる

IAMへの移行

  • 単一のアカウントを持っている→そのまま移行できる
  • 組織別にアカウントを持っているがAWSリソースを共有することはない→アカウントをまとめて一括請求できる
  • 組織別にアカウントを持っていて、AWSリソースを共有したい→リソースの再作成が必要

AWSマネジメントコンソールへのログイン

  • メールアドレスとパスワードを利用したログインはフルアクセス権限
  • そのため、IAMユーザを作成し、IAMユーザにてログインすることを推奨
  • MFAを利用することにより、セキュリティレベルを向上できる

一括請求

  • 複数のアカウントをまとめて、1つのアカウントで請求可能(コンソリデートビリング)

IAMの要素

  • AWSアカウント:AWS利用する上で最初に取得するフルアクセスを持ったアカウント(メールアドレス、パスワードでマネジメントコンソールにログインできる)
  • ロール:一時的にアクセスを制限したアカウントを発行できる(権限委任)
  • リソース:S3のバケット、オブジェクト、EC2インスタンス等AWS上のリソース。ARNでリソースを特定できる
  • アクセス権限:ユーザベース(例:bobは、S3とEC2への操作権限がある)とリソースベース(例:S3はbobとbobyのアクセスを許可する)がある

IAMを使う

  • グループ作成
  • ユーザ作成
  • APIでのアクセス用にアクセスキーを発行
  • マネジメントコンソールログイン用のパスワード発行

IAMの利用方法

  • AWS上でIAMアカウントを管理→適宜IAMユーザを作成し、アクセス権限を設定してユーザに渡す
  • 既存の認証システムと連携する→IDフェデレーションによる、外部ユーザに対し一時的に利用なユーザを発行する
  • AWSアカウント間でのクロスアカウントアクセス

IAMのユーザとグループ

  • 同じようなユーザをグループでまとめられる(UNIXでいうグループ、ユーザのようなイメージ)
  • 一人のユーザが複数のグループに所属できる
  • グループ中にグループは作成できない

IAMユーザでAWSマネジメントコンソールにログインする

MFA

  • マネジメントコンソールログイン時に、メールアドレス、パスワードの他に3つ目の認証に必要な情報を入力
  • スマフォアプリまたはMFA専用デバイスに表示された数字を、ログイン情報として入力する

認証情報の種類

  • パスワード(マネジメントコンソールログイン時に利用、記号・数字等の文字の指定、期間での変更要求を設定できる)
  • アクセスキー(API、AWS CLI時に利用)
  • 証明書
  • MFA(マネジメントコンソールの追加ログイン情報として利用)

パスワードの管理

  • パスワード変更
  • パスワードポリシーの設定
    • パスワードの最少の長さ
    • 大文字、小文字、数値、アルファベット、記号の特定の文字を含むように指定
    • IAMユーザが自分で自分のパスワードを変更できるように指定
    • 指定した期間経過後にパスワードを自分で変更するように要求するように設定
    • 指定した期間経過後に管理者がパスワードリセットしないと利用できないように指定
    • 以前利用したパスワードを、再利用できないように設定
    • パスワードポリシーは、次回変更時から適用
    • ただし、既存パスワード変更期間を指定した場合はすぐに適用される

アクセスキーの管理

  • AWS CLI、SDK等でAWS操作できるキーを発行
    • アクセスキーID
      *シークレットアクセスキー
  • シークレットアクセスキーは、キー作成時のみダウンロードできる(なくした場合は、再発行)
  • キーは1IAMユーザあたり、1つ持てる
  • 状態はアクティブ、インアクティブを指定できる(利用しない場合は、削除するかインアクティブにする)

MFAの管理

  • Time-Based One-Time Password(TOTP)に準拠
  • スマフォアプリを仮想MFAデバイスとして利用できる:登録時はQRコードで
  • ハードウェアの専用MFAデイバスも利用可能(売ってるので買えば使える):登録時はデバイスのシリアルコードで
  • アカウントごとに1つのMFAデバイスを利用できる
  • MFAデバイスとして同期対象からずれた場合(利用頻度が低く、デバイスの時間がずれる等で)
    • 再同期には10分程度かかる
    • 再同期ができない場合は、電話…
  • MFAを利用しなくなった場合は、MFAを無効化する
  • MFAデバイスが故障または無くした場合…
    • MFAデバイスを無効化する
    • ルートアカウントの場合は、Contact USよりAmazonに連絡。一時的にMFAが解除される
    • IAMアカウントの場合は、ルートアカウントでログインして操作する
  • 保護API実行を、MFA承認を強制できる(ポリシーで設定)

ユーザ署名証明書の管理

  • API呼び出しで、SOAPを利用できたが、廃止が決まってるのでアクセスキーを利用する

認証情報の更新

  • アプリを中断させずにアクセスキーを変更する
    • 新しいキーを作成(アクティブなキーが2つになる)
    • アプリケーションで新しいキーを利用するように修正
    • 古いキーをインアクティブにする
    • 切り戻しは、古いキーをアクティブにするだけ

認証情報レポートの取得

  • ユーザごとの、パスワード、アクセスキー、MFA デバイス、署名証明書などの状況(アクティブとかパスワード変更日とか)をCSVでダウンロードできる

IDプロバイダを利用する

  • 外部のユーザ(googleとかFacebookとかADとかldapとか)に対して、AWS上のリソースに対するアクセス許可ができる(SSO)
  • IDプロバイダとして、SAMLまたはOpenID Connect(OIDC)を利用できる
  • SAMLプロバイダの利用方法(AD等)
    • IDプロバイダからSAMLメタデータ(発行者名・キー等の情報)を取得
    • SAMLメタデータを元に、マネジメントコンソール・またはAPIでSAMLプロバイダを作成(IDプロバイダとの信頼する)
    • SAMLプロバイダを指定して、ロールの作成
    • EC2インスタンス作成時に指定
  • OIDCプロバイダの利用方法(google、Facebook等)
    • アプリケーションをIDプロバイダ(googleやFacebook)に登録して、クライアントIDをもらう
    • クライアントID、IDプロバイダURLを元にOIDCプロバイダを作成
    • OIDCプロバイダの証明書を取得し、登録する
    • OIDCプロバイダを指定して、ロールの作成
    • EC2インスタンス作成時に指定

IAMロール(委任とフェデレーション)

  • IAMロールでできること
    • AWS以外のID(facebookやgoogle、独自のldap、AD等)とのID連携
    • EC2インスタンス(上で動作するアプリ)に権限を委任(一時アクセス用の期限付きユーザを発行)
  • ロールとは
    • IAMユーザ、グループとは全く別のもの(ユーザとかにアタッチするものではない)
    • ロールを作成してアクセス権(ポリシー)を設定できる
    • ロールに自分または他のAWSアカウントを指定し、アクセス権限を委任できるができる
    • ロールにIAMアカウントを指定し、アクセス権限を委任できる
    • ロールにIDプロバイダ指定し、アクセス制御ができる(IDフェデレーション)
  • ロールの使い方
    • マネジメントコンソールでの操作の場合:IAMでログインし、ロールの切り替えを実施。アクセス権を切り替えられる
    • API(アプリ)での操作の場合:AWS STS AssumeRoleにて一時ユーザを発行してもらい、そのユーザを利用
    • EC2インスタンスでの利用の場合:EC2インスタンスにロールを割り当て、EC2メタデータより一時ユーザを取得し利用

サーバ証明書の管理

  • IAMでELBやその他アプリで使うサーバ証明書(X.509)を管理できる
  • アップロード、削除、更新、一覧表示ができる
  • ELBでHTTPSを利用する場合は、IAMにアップロードした証明書を選択する

アクセスポリシー

  • IAMでのユーザ、グループ、ロールにアクセス権限を設定するには、JSON形式のIAMポリシーを記載しポリシーを作成する
  • 作成したポリシーは、ユーザ、グループ、ロールにアタッチして利用する
  • 記載形式はユーザガイド参照

AWS Security Token Service(STSとは)

  • 信頼されたユーザに一時的なアクセス権限を付与できる
    • 具体的には、一時的なアクセスID、アクセスキー、認証トークンを発行し、期限付きで利用できる

STSの利用ケース

  • オンプレID(SAML,LDAP)との認証連携
  • Web ID(Amazon,Google,Facebook等)との認証連携
  • クロスアカウントアクセス(他のAWSアカウントからアクセスできるようにする)
  • EC2ロール(ロールを与えたEC2上に一時IDを発行する)
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