こんにちは。
みなさんは読書されてますか?
私は本を読むのが好きなので、学習は読書でやることが多いです。
技術書は情報提供スピードは遅いですが、その分しっかり構成が揉まれ校正もされているので、体系的・効率的に学ぶことができると思っています。
速報や、ざっとした概要を知りたいときは記事サイトなどをみて、詳しく学びたい場合は公式ドキュメント + 技術本、という方法にしています。
そんな私が、未経験でスクール出身でもなかった身ながら力強く学習を補佐してくれた本達について、感想を交えつつ紹介していきます。
CSS
CSS設計の教科書
まず入社して難しい!と感じたのがCSS設計でした。
設計なので概念的なためなかなかイメージが付きにくかったのですが、こちらの本は1つ1つのCSS設計について
図やイラストを交えつつわかりやすく紹介している本になります。
テカテカした感じの装丁で触り心地も確かよかった気がします。(本マニアあるある)
JS
改訂新版JavaScript本格入門 ~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで
初めて買った技術書かもしれません。
入門、という割にはイテレーターやジェネレータ、プロキシやらまで解説してありかなり内容は濃厚です。
正直「初心者向けじゃなくない?」と思いながら無理して読んでいた節もありますが、今でも時々読み返している信頼の厚い良書です。
JavaScript 第6版 (日本語)
オライリーですね。巷ではサイ本などと呼ばれています。
上の本格入門より分厚いですが、本格入門より易しく感じました。
オライリー = むずい、というイメージが定着していますがそうでないものも中にはありますね。
ただ本当に分厚く紙も薄いので、一から読み切るというより辞書的な読み方をしました。
プログラミングTypeScript ―スケールするJavaScriptアプリケーション開発
今年イチ読んでよかった本です。TypeScriptの学習をやりたいな〜と思っている方には是非読んで欲しいです。
比較的発行日も新しいので、バージョンが違って記述が違う...という悩みも少ないです。
個人的にあと2周は読みたいです。
Linux/インターネット基礎
未経験で入って戸惑ったのはやはりLinux周りの知識です。
いくらフロントエンドと雖もDockerを使いますし場合によってはシェルスクリプトを書かねばなりません。
新しいLinuxの教科書
こちらもめちゃめちゃ良書でした。あと2週は読みたいです。(またかよ
シンプルでわかりやすい。教科書を冠するだけのことはあります。
そして何より楽しいです。黒い画面が一気に楽しくなったし、vimとも少し仲良くなれました。
[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識
LinuxのOS周りのことを解説している本です。新しいLinuxの教科書である程度コマンドをおぼえたのち、
タスクランナーやファイルシステムについて学ぶという形がよかったです。
こういったディープな仕組みの解説などは図が沢山あった方が理解が進みます。
ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方
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フロントだけどサーバー構築やってみたい!と思って購入しました。
LAMP構築のやり方が学べます。正直ちょっとわかりにくいかも...?と思った部分がありました。
例えばですが、とあるレンタルサーバーで必要なファイアウォールの設定の記述が書かれていなかったりしました。
おかげでめっちゃ詰まりましたが、詰まったことで逆に勉強になったとも言えます。
3分間ネットワーキング
http://www5e.biglobe.ne.jp/aji/3min/
実は本ではなくウェブですが...(本バージョンもあります)
これを読んでネットワークの基礎全然理解してなかったな〜と反省したので二周読みました。
ずいぶんてんこ盛りなので一話分が全然3分で終わりませんが、とてもわかりやすいです。
出社前に2,3話ずつ読んで読破しました。若干無駄話が多いようにも感じますが、本だとそこが改善されているらしいです。
パケットキャプチャの教科書
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パケットキャプチャの流れを、実際にWIRESHARKというソフトを使ってパケットを解析しながら学ぶというものです。
「こうやって解析していくのか〜」と、普段触れない世界に新鮮な気持ちになりました。
図もふんだんに使われており、非常にわかりやすかったです。
PHP
WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。
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wordpressの案件を始める前に読んだ本です。
PHPの入門というよりWordpressの解説本という印象が強いです。
内容は非常に平易でわかりやすいですが、解説の深みとしては浅めかな〜という感じです。
さらっと学習したい人向けです。
いちばんやさしいPHPの教本 第2版 人気講師が教える実践Webプログラミング 「いちばんやさしい教本」シリーズ
"いちばんやさしい"と謳うだけあって非常にわかりやすいです。
ただ、本当にわかりやすさに全振りしていることもあり、かなり物足りなく感じました。
挫折しにくいとは思います。
独習PHP 第3版
こちらはいちばんやさしいシリーズとは打って変わってかなりの分厚さです。
途中オブジェクト指向についての解説で多くのページを割いているのですが、それが非常に勉強になりました。
好みもあると思いますが、私はやっぱり情報量が多めの方が好きですね。今後は辞書がわりに使っていこうと思います。
SQL
スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! スッキリわかるシリーズ
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SQLは基本情報で勉強した時にさらっとやった程度なのですが、やはり実際にクエリを書いて実行していった方が身になる感覚があります。
こちらは非常にわかりやすく段階的にSQLを解説しておりかなり為になったので、おすすめです。
ドリルの方は残念ながらまだ手をつけておらず、来年やってみようと思います。
アクセシビリティ/デザイン
非常に楽しく読めました。
デザインというと感覚でしょ..というイメージがありますが、論理的に解説していてデザインなどに苦手意識があるような方でも読みやすいと思います。
インクルーシブHTML+CSS & JavaScript: 多様なユーザーニーズに応えるフロントエンドデザインパターン
実装のよくある例と、それの解決方法、といった形で基本的に紹介されており、
実務で活かしやすいノウハウが書かれていました。
文章もカジュアルな感じで読んでいて楽しかったです。
こちらを読んでからアクセシビリティに対する意識が確実に高まりました。
Docker
Docker Deep Dive
こちらは洋書になるのですが、評価が非常に高く気になったので購入しました。
英語なので読み進めるのに時間はかかるものの、Dockerの今までのアップデートの経緯や認証周りなど、非常に詳細に、そしてわかりやすく書かれている印象を受けました。Kindle版だと安いです。
英語もそこまで難しくなかったです。
ちなみに、Kindle版では常に最新のDocker情報を追って更新します!と書かれていました。 すごい...
その他
すごいHaskellたのしく学ぼう!
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有名なHaskellの入門書です。
ReactでもTSでも、当然のように関数型プログラミングの話が出てくるので「関数型ってなんやねーん!」という気持ちで購入しました。
まだ読んでいる途中ですが、陽気な文体と挿絵で進んでいきつつしっかりと身のある解説がなされていて、とても良いです。
早くモナドがなんなのかを知りたいです。
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
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読みやすい、保守しやすい、美しいコードを書くためのあれこれが書かれています。
絶対に読むべき。国民の義務にするべきです。
読んでない人はいますぐ読みましょう。
サンプルコードはJSだったりCだったりPythonだったりしますが、何か1つかける人であれば理解できる程度のサンプルです。
キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者
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めちゃめちゃわかりやすいです。
応用受けようかな〜と思って購入したのですが、他の勉強がしたくて流れてしまいました。
なのでまだ半分しか読んでいません。来年はきっと...
C#
業務とは直接関係ないのですが、趣味でC#の本を3冊ほど読みました。
C#結構好きです。
おまけ
今年は三国志とローマ人の物語を読みきりました。
どちらも超超大編ですが、夢とロマンが詰まっていて面白かったです。
まとめ
なんだかもっと読んだような気もするので、いくつか抜け漏れがあるかもしれません...😦
どれも読んでよかったと思えるような良書ばかりだったので、著者/出版社の方にとても感謝しています。
来年も前読んだ本を読み返したり、また新しい良本に巡り会えたらいいなと思います。
あと、オライリーさん、早くKindleに対応して欲しいです。