TL;DR
- IIJmio光でPPPoEとIPoEを両立する。
- buffaloのWi-Fi6対応AX4を使用。
- Macの標準VPN(L2TP)で、VPNのパケットはPPPoEを通す
- VPN必須パケット以外はIPoE環境へ流す(別記事予定)
前書き
IPv6のIPoE、transixでネットワークをセットアップするとネットワークの混雑に巻き込まれづらくなり、いつでも速いネットワークを使用できます。
リモートワーク民大勝利だね!!
...
そうは問屋が卸さないのです。
リモートワークで必須となるVPN接続。
IPoE環境では接続できないことがあります。
VPNのゲートウェイがIPv4、transix経由では接続できません。
(transixのポート開放制限が影響している可能性)
\(^o^)/オワタ
前提環境
- IIJmio光を契約
- IPoEオプションを有効化済み(2020/07/17現在は無料)
- Mac
- VPNはMac標準のL2TP
- ルータはbuffaloのWi-Fi6対応AX4
目次
- IIJmioはIPoEとPPPoEを共存できる!?
- ルータを設定しよう
- 補足
- あとがき
IIJmioはIPoEとPPPoEを共存できる!?
参照: https://www.iijmio.jp/imh/ipoe/
実は、IIJmioではPPPoE IPv4とIPoE IPv6環境が共存できるのです。
ルータの設定で、基本的にはIPoEを使用し、VPNパケットはPPPoEを使うようにすればVPNをつなぎつつ快適ライフを送ることが切るのです。
ルータを設定しよう
AX4はこれ1台でIPoEとPPPoE併用できる素晴らしいルータなのです。
IPoEとPPPoEのセットアップ、VPNゲートウェイ向けパケットをPPPoEにルーティングしましょう。
(当初はPPPoEパススルーを使って二重ルータで頑張ろうと思ってましたがそのようなことは不要でした。)
AX4設定例
IPoEの設定
PPPoEの設定
PPPoE接続先を入力。
接続先経路は「接続先」はPPPoEの名称、「宛先アドレス」はVPNゲートウェイのIPアドレス。
送信元は空欄で登録します。
補足
このような設定をすることで、VPNはPPPoEを通ることになり、VPN接続できるようになります。
VPN接続を必要に応じて有効無効を切り替えても良いです。
常時有効化して特定宛先だけVPNを経由させる方法が一番オススメです。
/etc/ip-up
と route
コマンドを利用してルーティングを設定するのですが、
Catalinaで設定するための資料が少なくて苦労しました。
こちらは後日、別記事にて方法をまとめたいと思います。
あとがき
PPPoEとIPoEを共存させるには、二重ルータ構造を作る方法しかヒットしませんでした。
新しくこのAX4を買って、今のASUSルータはPPPoEで使い、AX4はIPoEで静的ルーティングをガッチガチに設定する予定だったのです。そのために短いLANケーブル2本も買い足して用意していました。
AX4単体でPPPoEとIPoEを併用できてしまったので無駄になってしまいました。
うーん。旧ルータとLANケーブルの使いみちどうしようか...
とりあえずAX4が調子崩したとき用の予備として残しておくことにしましょうか。