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Googleドライブは「コピー・ダウンロード」ではなく「移動」すれば、共有URLやjsonAPIを使い回せる

Last updated at Posted at 2020-07-26

はじめに

以下のような案件が発生しました
現在使用している共有ドライブから、別の共有ドライブにファイルを移動させたい
普通のweb開発案件ではなかなかお目に書かれませんが、
ハッカソンやシビックテック界隈では、開発の整理などのため、Googleドライブのフォルダを移動させることがたまにあります。

注意

本調査は2020/7/24-27の間に行った調査です。
その後、Googleドライブの仕様変更などにより、本記事とは異なる動作をする可能性があります。
また、「共有ドライブ」は検証の範囲外です。(G-Suite使ったことない)

結論

  • 元のURLを使うなど、「同じもの」を使いたいときには、「移動」を使う。(jsonのURL、Googleフォームの外部公開URL等も引き継がれる)
  • 「全く別のもの」を作りたいとき、「コピー」を使う
  • Googleドライブのフォルダの編集権限は、移動先の編集権限+ファイルに設定された編集権限が設定される。コピーの場合はファイル設定の編集権限は破棄される。

実験①:Googleスプレッドシートでの検証

検証用のプログラム

https://iamakawa.github.io/GSphreadSheetTest/
Googleスプレッドシートから表を表示するだけの簡単なプログラムです。
デモアプリ.png

コピー・ダウンロードの場合

「コピー」すると、スプレッドシートのIDが変わってしまうため、参照元のプログラムを変更する必要があった。(ダウンロードと同様)
Googleスプレッドシートのコピー.png
GoogleスプレッドシートのID1.png
GoogleスプレッドシートのID2.png

移動の場合

「移動」すると、IDが変わらない。プログラムを変更する必要なし。
他の「共有フォルダ」に移動しても、IDが変更しない。
指定のフォルダへ移動.png

実験②:Googleフォームでの検証

検証用のフォーム

Googleフォーム1.png

コピー・ダウンロードの場合

「コピー」 すると、フォームのIDが変わってしまうため、参照元のURLを変更する必要があった。
「ダウンロード」できない。(フォルダごとダウンロードすると、フォームを再現したHTMLと回答結果のcsvがダウンロードされる)
フォームのコピー.png
GoogleフォームのID1.png
GoogleフォームのID2.png

移動の場合

「移動」すると、IDが変わらないため、外部公開のURLの変更の必要なし。
他の「共有フォルダ」に移動しても、IDが変更しない。

実験③:Googleドライブでの検証

何を調査するか

Googleドライブ調査仕様.png

調査した結果

  • フォルダの「コピー」は不可。一旦ダウンロードした後、アップロードし直した結果、アカウント①②両方の編集権限はなかった。

  • ファイルの「コピー」をした結果、アカウント①②両方の編集権限はなかった。
    スプレッドシートBのコピー.png
    フォルダBのコピー.png

  • フォルダ・ファイルの移動ともに、「移動」の場合は、個別に編集権限を設定したアカウント②のみ編集できる
    編集権限の移動①.png
    フォルダの編集権限②.png
    フォルダの編集権限③.png

結果をまとめると下記のとおり。
編集権限まとめ.png

終わりに

Googleドライブの共有が、フォルダ・ファイル単位で管理されており分かりやすいと感じました。

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