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インテル® FPGA Advent Calendar 2020

Day 14

SoCFPGAのハードマクロをFPGA側I/Oから使用する場合の注意点

Last updated at Posted at 2020-12-13

概要

 SoCFPGAのI/Oは,HPS側I/OとFPGA側I/Oに二分されます。SoCFPGAにはEMAC,I2C,QSPI等を制御する種々のハードマクロが搭載されており,これらはHPS側I/Oを介して接続することができます。一方,HPS側I/Oの数は限られており,ハードマクロすべてを有効にしてHPS側I/Oから接続することはできません。
 本制約に対処可能な手段として,ハードマクロの信号線をFPGA側にルーティングし,FPGA側のI/Oを利用する方法があります。
Screenshot from 2020-09-12 22-43-08.png
 【CycloneV HPS Technical Reference Manual 抜粋】
 EMACについてはHPS側I/OまたはFPGA側I/Oいずれかが利用可能である旨,記載があります。

 このようなモジュールについてFPGA側のI/Oを使用する場合,当然FPGA側でタイミング制約を記述し,Setup/Holdが要件を満たすように合成する必要があります。単にI/Oをそのまま出力するだけのように感じますが,うまくタイミングが収束しないパターンがあります。
 本記事ではその一例を挙げたいと思います。

検証環境

  • Linux ubuntu20 5.4.0-42-generic
  • Quartus Prime Lite Edition 20.1.0.711

検証用プロジェクトの用意 

 今回はCycloneV SoC(5CSTFD6D5F31I7)を使用します。5CSTFD6D5F31I7を選択してプロジェクトを作成します。
Screenshot from 2020-09-12 20-00-38.png

 続いて,Platform Designerを用いてHPSモジュールを作成します。この際,EMAC0をFPGA側に出力するよう設定します。Screenshot from 2020-09-12 20-03-11.png
 作成したモジュールの名前を変更します(hps_0 => hps)。必要な信号をダブルクリックでExportし,Generateボタンを押下します。CUTScreenshot from 2020-09-12 20-11-37.png
 
 次にトップモジュール(gmiitest.v)を作成します。内容は先ほどPlatform DesignerでGenerateしたIPをインスタンス化し,各入出力信号をそのまま外部入出力として接続するものです。

gmiitest.v
module gmiitest
  (
   output wire [7:0]  hps_0_emac0_phy_txd_o,
   output wire        hps_0_emac0_phy_txen_o,
   output wire        hps_0_emac0_phy_txer_o,
   input wire         hps_0_emac0_phy_rxdv_i,
   input wire         hps_0_emac0_phy_rxer_i,
   input wire [7:0]   hps_0_emac0_phy_rxd_i,
   input wire         hps_0_emac0_phy_col_i, 
   input wire         hps_0_emac0_phy_crs_i, 
   output wire        hps_0_emac0_gmii_mdo_o,
   output wire        hps_0_emac0_gmii_mdo_o_e,
   input wire         hps_0_emac0_gmii_mdi_i,
   output wire        hps_0_emac0_ptp_pps_o, 
   input wire         hps_0_emac0_ptp_aux_ts_trig_i,
   output wire        hps_0_emac0_gtx_clk_clk,
   output wire        hps_0_emac0_md_clk_clk, 
   input wire         hps_0_emac0_rx_clk_in_clk,
   input wire         hps_0_emac0_tx_clk_in_clk,
   input wire         hps_0_emac_ptp_ref_clock_clk,
   input wire         hps_f2h_axi_clock_clk,
   input wire         hps_f2h_sdram0_clock_clk,
   input wire         hps_h2f_axi_clock_clk,
   input wire         hps_h2f_lw_axi_clock_clk,
   output wire [12:0] memory_mem_a,
   output wire [2:0]  memory_mem_ba,
   output wire        memory_mem_ck,
   output wire        memory_mem_ck_n,
   output wire        memory_mem_cke,
   output wire        memory_mem_cs_n,
   output wire        memory_mem_ras_n,
   output wire        memory_mem_cas_n,
   output wire        memory_mem_we_n,
   output wire        memory_mem_reset_n,
   inout wire [7:0]   memory_mem_dq,
   inout wire         memory_mem_dqs,
   inout wire         memory_mem_dqs_n,
   output wire        memory_mem_odt,
   output wire        memory_mem_dm,
   input wire         memory_oct_rzqin
   );

    hps u0 (
        .hps_0_emac0_phy_txd_o         (hps_0_emac0_phy_txd_o),
        .hps_0_emac0_phy_txen_o        (hps_0_emac0_phy_txen_o),
        .hps_0_emac0_phy_txer_o        (hps_0_emac0_phy_txer_o),
        .hps_0_emac0_phy_rxdv_i        (hps_0_emac0_phy_rxdv_i),
        .hps_0_emac0_phy_rxer_i        (hps_0_emac0_phy_rxer_i),
        .hps_0_emac0_phy_rxd_i         (hps_0_emac0_phy_rxd_i),
        .hps_0_emac0_phy_col_i         (hps_0_emac0_phy_col_i),
        .hps_0_emac0_phy_crs_i         (hps_0_emac0_phy_crs_i),
        .hps_0_emac0_gmii_mdo_o        (hps_0_emac0_gmii_mdo_o),
        .hps_0_emac0_gmii_mdo_o_e      (hps_0_emac0_gmii_mdo_o_e),
        .hps_0_emac0_gmii_mdi_i        (hps_0_emac0_gmii_mdi_i),
        .hps_0_emac0_ptp_pps_o         (hps_0_emac0_ptp_pps_o),
        .hps_0_emac0_ptp_aux_ts_trig_i (hps_0_emac0_ptp_aux_ts_trig_i),
        .hps_0_emac0_gtx_clk_clk       (hps_0_emac0_gtx_clk_clk),
        .hps_0_emac0_md_clk_clk        (hps_0_emac0_md_clk_clk),
        .hps_0_emac0_rx_clk_in_clk     (hps_0_emac0_rx_clk_in_clk),
        .hps_0_emac0_tx_clk_in_clk     (hps_0_emac0_tx_clk_in_clk),
        .hps_0_emac_ptp_ref_clock_clk  (hps_0_emac_ptp_ref_clock_clk),
        .hps_f2h_axi_clock_clk         (hps_f2h_axi_clock_clk),
        .hps_f2h_sdram0_clock_clk      (hps_f2h_sdram0_clock_clk),
        .hps_h2f_axi_clock_clk         (hps_h2f_axi_clock_clk),
        .hps_h2f_lw_axi_clock_clk      (hps_h2f_lw_axi_clock_clk),
        .memory_mem_a                  (memory_mem_a),
        .memory_mem_ba                 (memory_mem_ba),
        .memory_mem_ck                 (memory_mem_ck),
        .memory_mem_ck_n               (memory_mem_ck_n),
        .memory_mem_cke                (memory_mem_cke),
        .memory_mem_cs_n               (memory_mem_cs_n),
        .memory_mem_ras_n              (memory_mem_ras_n),
        .memory_mem_cas_n              (memory_mem_cas_n),
        .memory_mem_we_n               (memory_mem_we_n),
        .memory_mem_reset_n            (memory_mem_reset_n),
        .memory_mem_dq                 (memory_mem_dq),
        .memory_mem_dqs                (memory_mem_dqs),
        .memory_mem_dqs_n              (memory_mem_dqs_n),
        .memory_mem_odt                (memory_mem_odt),
        .memory_mem_dm                 (memory_mem_dm),
        .memory_oct_rzqin              (memory_oct_rzqin)
    );
endmodule

 Platform Designerで作成したqipファイルとトップモジュールファイルをプロジェクトに追加します。続いてFitterでエラーが出ないよう,Assignment EditorからDDR3 I/Fの設定を適当に行います(本記事末尾の付録参照)。なお,このときFPGA側I/Oの位置は特に指定しません。指定しない場合はFitterがタイミング制約などを元に位置を決定します。設定後,一通りコンパイル(論理合成〜タイミング解析)を行い,エラーが発生しないことを確認します。

 続いてタイミング制約を記述します。その前に,Quartusの設定を変更し,Timing AnalyzerからEMACの内部信号が見えるようにする必要があります(そうしないとTX系のタイミング解析ができない)。
 以下ファイルをプロジェクトファイル(.qpf)を配置しているディレクトリに配置し,Quartusを再起動します。

quartus.ini
b2t_enable_hps_emac_internal_clock_arcs=on

 タイミング制約は以下のように記述します。今回は接続するEthernet PHYとしてKSZ9021GQを想定し,簡単のため基板上の配線遅延,クロックジッタ・スキュー等は無視します。

gmiitest.sdc
# GTX Clock
create_generated_clock -name GTXCLK -master_clock emac0_tx_clk \
-source [get_keepers {u0|hps|fpga_interfaces|peripheral_emac0~internal_clock}] \
[get_ports {hps_0_emac0_gtx_clk_clk}]

# Setup/Hold
set_output_delay -clock GTXCLK -max 2.0 \
[get_ports {hps_0_emac0_phy_txd_o[*] hps_0_emac0_phy_txen_o hps_0_emac0_phy_txer_o}]
set_output_delay -clock GTXCLK -min 0.0 \
[get_ports {hps_0_emac0_phy_txd_o[*] hps_0_emac0_phy_txen_o hps_0_emac0_phy_txer_o}]

# RX Clock
create_clock -name RXCLK -period 8.0 [get_ports {hps_0_emac0_rx_clk_in_clk}]
# Setup/Hold
set_input_delay -clock RXCLK -max 5.5 \
[get_ports {hps_0_emac0_phy_rxdv_i hps_0_emac0_phy_rxer_i hps_0_emac0_phy_rxd_i[*]}]
set_input_delay -clock RXCLK -min 0.5 \
[get_ports {hps_0_emac0_phy_rxdv_i hps_0_emac0_phy_rxer_i hps_0_emac0_phy_rxd_i[*]}]

derive_clock_uncertainty
# 注意 #####################################################################
# ここで使用したemac0_tx_clkは,Platform Designerから出力されたsdcに記述されている
# @ hps/synthesis/submodules/hps_hps_fpga_interfaces.sdc
# create_clock -name emac0_tx_clk -period 8.0 \
# [get_keepers {*|fpga_interfaces|peripheral_emac0~internal_clock}] -add

Let's 論理合成

 合成結果がこちらです。TX系は問題ありませんが,RX系でタイミングエラーが出ています。単にハードマクロの出力をFPGA側のI/Oに配線するだけですが,このようにタイミングが収束しないことがあります。
Screenshot from 2020-09-13 01-08-29.png

 パスの詳細をTiming Analyzerで見てみましょう。
Screenshot from 2020-09-19 17-32-49.png
 最初の5.5nsの遅延はEthernet PHY出力の仕様であり,タイミング制約で記載した内容です。このパスの遅延で支配的なのはオレンジ色で示した行であり,入力バッファからFPGA interfaceまでの内部配線(IC:InterConnect)が要因であることがわかります。
 

実験その1

 前述のパスにFFを挿入することで内部配線を短くして再度合成をしてみましょう。RX側の信号へFFを挿入するにあたり,当該FFのリセット回路を実装する必要があります。Platform Designerから操作を行い,新たにHPSからEMACのリセット信号をExportし,本信号を使用して実装します。
Screenshot from 2020-09-19 17-39-21.png

 コードの追記・変更内容は以下です。

gmiitest.v
  //--- register declaration
  reg                 hps_0_emac0_phy_rxdv_i_r;
  reg                 hps_0_emac0_phy_rxer_i_r;
  reg [7:0]           hps_0_emac0_phy_rxd_i_r;

  //--- wire declaration
  wire                reset_rx_n;
  wire                reset_tx_n;

  //--- FF for timing closure
  always @ (posedge hps_0_emac0_rx_clk_in_clk or negedge reset_rx_n) begin
    if (~reset_rx_n) begin
      hps_0_emac0_phy_rxdv_i_r <= 1'b0;
      hps_0_emac0_phy_rxer_i_r <= 1'b0;
      hps_0_emac0_phy_rxd_i_r  <= 8'b0;
    end else begin
      hps_0_emac0_phy_rxdv_i_r <= hps_0_emac0_phy_rxdv_i;
      hps_0_emac0_phy_rxer_i_r <= hps_0_emac0_phy_rxer_i;
      hps_0_emac0_phy_rxd_i_r  <= hps_0_emac0_phy_rxd_i;
    end
  end

  hps u0 (
          .hps_0_emac0_phy_txd_o         (hps_0_emac0_phy_txd_o),
          //... 省略
          .hps_0_emac0_phy_rxdv_i        (hps_0_emac0_phy_rxdv_i_r),
          .hps_0_emac0_phy_rxer_i        (hps_0_emac0_phy_rxer_i_r),
          .hps_0_emac0_phy_rxd_i         (hps_0_emac0_phy_rxd_i_r),
          //... 省略
          .hps_emac0_tx_reset_reset_n    (reset_tx_n),
          .hps_emac0_rx_reset_reset_n    (reset_rx_n)  // reset for FF
          );

 結果がこちらです。
Screenshot from 2020-09-19 18-05-09.png
 狙い通りRX系のSetupは改善しましたが,Holdが悪化し,Setup/Hold双方でエラーが出ています。加えてTX系の信号についてもSetup/Holdでエラーが出ています。そう簡単にはいかないようです。
 Timing Analyzerによる確認をしてみましょう。
Screenshot from 2020-09-19 18-13-50.png
 FF〜FPGA interfaceまでのSetupパスは問題ないようです。省略しますが,Holdパスも問題ありません。一方,入力バッファ〜FFまでのSetupパスはうまく行っていないようです。
 後者のパスをChip PlannerにLocateしてみましょう。
 Screenshot from 2020-09-19 18-22-17.png
 青紫の矢印がデータのパスであり,赤紫のパスがクロックのパスです。FFは入力バッファから離れた位置に配置されており,データパスは短くする余地があることがわかります。

実験その2

 FF1つではデータパスが長く,タイミング収束しませんでした。そこで,FFの数を2つに増やし,さらなるパスの分割を試みます。追記内容は「実験その1」とほぼ同じであるため,コードは省略します。結果がこちらです。
Screenshot from 2020-09-19 18-31-46.png
 ほとんど改善は見られていません。理由は簡単で,1つ目のFF〜2つ目のFFまでの距離がとても短く,入力バッファ〜1つ目のFFまでのパスを短くする役割を果たしていないためでした。確認のため,1つ目のFF〜2つ目のFFまでのパスをChip PlannterにLocateした様子をお見せします。
Screenshot from 2020-09-19 18-40-45.png
 見づらいですが,画面中央部に赤紫の矢印でデータパスが描かれています。以下が拡大図です。
Screenshot from 2020-09-19 18-41-02.png
 Logic Lockを使用して,2つのFFの位置をよい塩梅に指定することで解決可能かもしれません。しかしながら,本合成環境はQuartusのLite Editionなので当該機能を使用できません。この記事では本機能を使用せずに解決していきます。
 
 脱線しますが,図らずもTX系のタイミングが収束しています。使用するI/Oの位置によって収束可否が決まるようです。逆説的に考えると,I/Oの位置が先に決まっているプロジェクトなどではTX系のタイミング収束作業が必要となる可能性があります。

実験その3

 一般に,入力段のタイミングでエラーが出ている場合,入力バッファのすぐそばに配置されているFFを使用してデータを受けることで改善することがあります。Screenshot from 2020-09-19 19-02-53.png
 【CycloneV Device Handbook 第5章抜粋:図中,下方に記載がある「Input Register」】
 当該FFを使用するには,Assignment Editorから「Fast Input Register:on」を設定します。
Screenshot from 2020-09-19 18-58-41.png
 結果です。
Screenshot from 2020-09-19 18-57-36.png
 無事すべてのパスでタイミングが収束しました。

結論

 以上のように,ハードマクロをFPGA側I/Oから使用する場合,考えている以上に煩雑なタイミング収束作業が発生するケースがあります。今回はFPGA側I/Oの設定をデフォルト(2.5V, 12mA, Slew Rate: Fast)かつ位置の制約なし,という条件の下で作業を行いましたが,条件次第で収束作業の難易度が変わります。
 
 作業を可能な限り簡単にするには,以下に気をつけると良いと思います。

  • FPGA側I/Oを使用する場合,早期にI/O規格を決定し,タイミング収束性を検証すること
  • 収束した結果を用いてI/Oピンの位置を検討すること
  • 必要に応じてタイミング収束を実現する配置配線結果をLogic Lock等で固定し,開発を進めること

付録:Assignment Editor設定

 "To"フィールドの[*]は適宜展開してください。

To Assignment Name Value
memory_mem_a[*] I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_ba[*] I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_cas_n I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_odt I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_ras_n I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_reset_n I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_we_n I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_oct_rzqin I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_cke I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_cs_n I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_dm I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_dm Output Termination Series 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dq[*] I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_dq[*] Input Termination Parallel 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dq[*] Output Termination Series 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dqs I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_dqs Input Termination Parallel 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dqs Output Termination Series 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dqs_n I/O Standard SSTL-15 Class I
memory_mem_dqs_n Input Termination Parallel 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dqs_n Output Termination Series 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dqs I/O Standard Differential 1.5-V SSTL Class I
memory_mem_dqs Input Termination Parallel 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dqs Output Termination Series 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dqs_n I/O Standard Differential 1.5-V SSTL Class I
memory_mem_dqs_n Input Termination Parallel 50 Ohm with Calibration
memory_mem_dqs_n Output Termination Series 50 Ohm with Calibration
memory_mem_ck I/O Standard Differential 1.5-V SSTL Class I
memory_mem_ck Output Termination Series 50 Ohm without Calibration
memory_mem_ck_n I/O Standard Differential 1.5-V SSTL Class I
memory_mem_ck_n Output Termination Series 50 Ohm without Calibration
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