0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Exastro IT Automation の Setting samples(Azureモデル)を使ってみた

Last updated at Posted at 2022-06-28

関連リンク

Qiita記事
Exastro IT Automation クイックスタート (ver1.9.0)

ITAコミュニティサイト
Exastro IT Automation コミュニティサイト
Azureモデル 概要
Azure 導入手順
GitHubリリースページ
ITA_利用手順マニュアル エクスポート/インポート
ITA_利用手順マニュアル Terraform-driver

はじめに

Setting samplesにAzureモデル(ITAからAzure上に仮想マシンを作成する機能)が追加されていたので使ってみました。
今回は導入(インポート)~実行までをしていきます
※Azure Portalは公式ドキュメントなどを参考にご準備ください。

ITA1.10.0で利用する場合は記事の「1.9.1」を「1.10.0」と読み替えて対応すれば大丈夫です。

Azureモデルイメージ

hajime.png

※より詳しいイメージはAzureモデル 概要を参照ください。

今回紹介するシナリオ

本記事は画像のような環境を作成するシナリオで進めていきます。

image.png

準備/導入編

  1. ITAのインストール
  2. Setting samplesのインポート

※コンテナ版を利用する場合は1~3の手順は不要です。
コンテナ版の利用方法はこちらを参照してください。

仕込編①共通メニュー

  1. オペレーションの登録
  2. プロバイダーの登録
  3. リソースグループの登録
  4. 仮想ネットワークの登録
  5. サブネットの登録

仕込編②Linuxマシン

  1. 通信ルールの登録 Linux
  2. 仮想マシン情報の登録 Linux

仕込編③Windowsマシン

  1. 通信ルールの登録 Windows
  2. 仮想マシン情報の登録 Windows

実行編

  1. Azureモデルの実行
  2. 実行結果の確認
  3. 鍵ファイルの作成

おまけ

  1. Linux仮想マシンへSSH(Tera Term)

準備/導入編

1. ITAのインストール

Exastro IT Automation クイックスタート (ver1.9.0)
※インストールするITAのバージョンは1.9.1です。
※ita_answers.txt内のdb_nameを「ITA」としてください。

# Decide the database name, username, and password for ITA.
# e.g) db_name:sample_db_name
db_name:ITA

2. Setting samplesのインポート

2.1 Setting samplesのダウンロード

GitHubリリースページからパッケージファイルをダウンロードします。
ダウンロードするファイル名は「setting-samples-azure-1.0.0-exastro-1.9.1.kym」です.

image.png

2.2 Setting samplesのインポート

  1. 「エクスポート/インポート」>「メニューインポート」を選択、「ファイルを選択」でダウンロードしたパッケージファイルを開き、アップロードします。
    image.png

  2. ファイルのアップロードが完了したらすべてのメニューを選択して、画面最下部の「インポート」をクリック。
    image.png

  3. 「エクスポート/インポート管理」>「フィルタ」を押下し、インポートが完了しているか確認します。
    image.png

仕込編①共通メニュー

1. オペレーションの登録

※インポート時に登録されているものをそのまま利用します。

オペレーション名 実施予定日時
仮想マシン作成 2022/04/01 12:00

2. プロバイダーの登録

  1. 「共通メニュー_Azureモデル」>「プロバイダー設定」へ移動する。
  2. 「登録開始」をクリックしてパラメータの値を必要に応じて入力する。
  3. 必要な項目に情報を登録したら「登録」をクリックする。
オペレーション サブスクリプション テナントID クライアントID クライアントシークレット
仮想マシン作成 ***** ***** ***** *****

※公式ドキュメントなどを確認しながら各項目の値を入力します。
image.png

3. リソースグループの登録

  1. 「共通メニュー_Azureモデル」>「リソースグループ設定」へ移動する。
  2. 「登録開始」をクリックしてパラメータの値を必要に応じて入力する。
  3. 必要な項目に情報を登録したら「登録」をクリックする。
オペレーション 名前 ロケーション
仮想マシン作成 Azure-Model-Sample japaneast

image.png

4. 仮想ネットワークの登録

  1. 「共通メニュー_Azureモデル」>「仮想ネットワーク設定」へ移動する。
  2. 「登録開始」をクリックしてパラメータの値を必要に応じて入力する。
  3. 必要な項目に情報を登録したら「登録」をクリックする。
オペレーション 名前 IPアドレス
仮想マシン作成 Azure-Model-Network 172.10.0.0/16

image.png

5. サブネットの登録

  1. 「共通メニュー_Azureモデル」>「サブネット設定」へ移動する。
  2. 「登録開始」をクリックしてパラメータの値を必要に応じて入力する。
  3. 必要な項目に情報を登録したら「登録」をクリックする。
オペレーション 代入順序 名前 IPアドレス
仮想マシン作成 1 linux-subnet01 172.10.1.0/24
仮想マシン作成 2 windows-subnet01 172.10.2.0/24

image.png

仕込編②Linuxマシン

1. 通信ルールの登録 Linux

  1. 「Linuxマシン作成_Azureモデル」>「通信ルール設定_Linux」へ移動する。
  2. 「登録開始」をクリックしてパラメータの値を必要に応じて入力する。
  3. 必要な項目に情報を登録したら「登録」をクリックする。
オペレーション 代入順序 名前 優先度 方向 アクセス プロトコル 送信元ポート範囲 宛先ポート範囲 送信元アドレス範囲 宛先アドレス範囲
仮想マシン作成 1 SSH 1001 Inbound Allow Tcp * 22 * *

image.png

2. 仮想マシン情報の登録 Linux

  1. 「Linuxマシン作成_Azureモデル」>「仮想マシン設定_Linux」へ移動する。
  2. 「登録開始」をクリックしてパラメータの値を必要に応じて入力する。
  3. 必要な項目に情報を登録したら「登録」をクリックする。
オペレーション 代入順序 名前 利用するサブネットの代入順序 サイズ 管理者名 SSHユーザ名 caching storage_account_type publisher offer sku version
仮想マシン作成 1 Linux01 1 Standard_DS1_v2 azureuser azureuser ReadWrite Standard_LRS OpenLogic CentOS 7.6 latest
仮想マシン作成 2 Linux02 1 Standard_DS1_v2 azureuser azureuser ReadWrite Standard_LRS OpenLogic CentOS 7.6 latest

※利用するサブネットの代入順序は「5 サブネットの登録」で登録しているレコードの中から所属したいレコードの”代入順序”を指定する。

image.png

仕込編③Windwosマシン

1. 通信ルールの登録 Windows

  1. 「Windowsマシン作成_Azureモデル」>「通信ルール設定_Windows」へ移動する。
  2. 「登録開始」をクリックしてパラメータの値を必要に応じて入力する。
  3. 必要な項目に情報を登録したら「登録」をクリックする。
オペレーション 代入順序 名前 優先度 方向 アクセス プロトコル 送信元ポート範囲 宛先ポート範囲 送信元アドレス範囲 宛先アドレス範囲
仮想マシン作成 1 winrm 1010 Inbound Allow Tcp * 5985 * *
仮想マシン作成 2 RDP 110 Inbound Allow Tcp * 3389 * *

image.png

2. 仮想マシン情報の登録 Windows

  1. 「Linuxマシン作成_Azureモデル」>「仮想マシン設定_Linux」へ移動する。
  2. 「登録開始」をクリックしてパラメータの値を必要に応じて入力する。
  3. 必要な項目に情報を登録したら「登録」をクリックする。
オペレーション 代入順序 名前 利用するサブネットの代入順序 サイズ 管理者名 監視者パスワード caching storage_account_type publisher offer sku version
仮想マシン作成 1 Windows01 1 Standard_DS1_v2 azureuser ***** ReadWrite Standard_LRS MicrosoftWindowsServer WindowsServer 2016-Datacenter latest

※利用するサブネットの代入順序は「5 サブネットの登録」で登録しているレコードの中から所属したいレコードの”代入順序”を指定する。

image.png

実行編

1. Azureモデルの実行

  1. 「Conductor」>「Conductor作業実行」へ移動する。
  2. 「Conductor[一覧]」の「仮想マシン作成」を選択する。
  3. 「オペレーション[一覧]」から「仮想マシン作成」を選択する。
  4. 画面下部の実行ボタンをクリック。

image.png
image.png

2. 実行結果の確認

ITA側

  1. Statusに「正常終了」が表示されていることを確認する。

image.png

Azure Portal側

  1. 「リソースグループ」へ移動する。
  2. 「リソースグループの登録」で作成したリソースグループ名をクリック。
  3. 仮想マシンが作成されていることを確認する。

image.png

image.png

3 鍵ファイルの作成

  1. 「Conductor」>「Conductor作業一覧」へ移動する。
  2. 作業対象のレコードの詳細ボタンをクリック。
    image.png
  3. 「仮想マシン作成」をクリックして作業状態確認へ移動する。
    image.png
  4. 進行状況(Applyログ)のフィルタに"Outputs"を入力し、該当行のみ表示をチェックする。
    image.png
  5. 表示されている「-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----」から「-----END RSA PRIVATE KEY-----」までをコピーし、テキストエディタに貼り付ける。
  6. "\n"となっている箇所で改行させ、拡張子を".rsa"として、保存する。(今回はexample.rsaとした)

おまけ

Linux仮想マシンへSSH(Tera Term)

  1. 「リソースグループ」へ移動する。
  2. 「リソースグループの登録」で作成したリソースグループ名をクリック。
  3. 接続したいマシン名をクリック(今回はLinux01)
    image.png
  4. [パブリックIPアドレス]に表示されている値をコピー
    image.png
  5. Tera Termを開き、ホストに上記の値を入力し、OKをクリック。
  6. SSH認証に下記を入力し、OKをクリック。
ユーザー名 パスワード 秘密鍵
azureuser 空白 example.rsa

Windows仮想マシンへリモートデスクトップ

  1. 「リソースグループ」へ移動する。
  2. 「リソースグループの登録」で作成したリソースグループ名をクリック。
  3. 接続したいマシン名をクリック(今回はWindows01)
    image.png
  4. [パブリックIPアドレス]に表示されている値をコピー
    image.png
  5. リモートデスクトップを開き、コンピュータに上記の値を入力し、接続をクリック。
  6. 仕込編③Windwosマシンで設定した、ログイン情報を入力して接続をクリック。
0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?