6
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

asepriteをwindows環境で自分でビルドしてみる

Last updated at Posted at 2024-02-09

概要

asepriteというピクセルアートに特化したソフトがsteamでセールが来ていた。

ほーんと眺めていると、このソフトはソースコードが公開されており自分でビルドすることができるらしい。

試しにビルドしてみました。

この記事はそのメモやまとめです。
すでに設定済みの項目がいくつかある。
試行錯誤しながらやったので、手順として不要かもしれない。あくまでメモ用。

準備

今回は私の作業環境のwindwosで進めます。
必要なものは以下にまとめられています。

git

私はソースコードのダウンロードはwidonws gitを利用しました。
インストール方法はググるとすぐに出てきます。

インストールさせたらコマンドプロンプトでインストールされていることを確認しましょう。

git --version

Visual Studio Community 2022 + Windows 10.0 SDK

こちらからダウンロードできます

以前にVSをインストールしていたので、Visual Studio Insallerを利用して、Visual Studio Community 2022 + Windows 10.0 SDKをインストールします。
公式の手順だと以下のように英語です。

日本語ではC++ によるデスクトップ開発にチェックを入れて必要なものをインストールさせてください。
image.png

CMake

こちらからWindows x64 Installer:の最新版をダウンロード。

インストールする項目でPATHを通すかどうか聞かれるので忘れずにチェックを入れてください。

Ninja

こちらからninja-win.zipをダウンロード

解凍したninja.exeをPATHが通っている場所においてあげます。
私はC:\ninja\binにおいて手動でPATHを通しました。
PATHの通し方は

を参考にしてください

skia

こちらからwindows最新版Skia-Windows-Release-x64.zipをダウンロードしてください

ダウンロード後、解凍し中身をそのままC:\deps\skiaに配置してください

ソースコード

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下を実行。
ダウンロードする場所はどこでもいいです。

cd %HOMEPATH%

git clone --recursive https://github.com/aseprite/aseprite.git

cd aseprite
git pull
git submodule update --init --recursive

versionを書き換える

そのままビルドすると以下のようにversionがv1.x-devになるのであらかじめ書き換えます。
image.png

コミィティを見ると以下のような回答がありました。
ブランチを別で切っているようですが、別にそこまでする必要がないのでファイルだけ修正します。
(やってみたのですが、サブモジュール関連がややこしくてヤメました)

What I did was to checkout the release tag on GitHub git checkout tags/v1.2.37 -b v1.2.37 and > changed the line src/ver/CMakeLists.txt:5 to specify which the version v1.2.37 manually.

aseprite/src/ver/CMakeLists.txtの5行目を修正してあげる。

 # Version of Aseprite
-set(VERSION "1.x-dev")
+set(VERSION "1.3.2")

これで必要な素材が揃いました。

ビルド

あとは手順通りにビルドするだけです。

管理者権限でコマンドプロンプトを開き以下を実行。

call "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\Tools\VsDevCmd.bat" -arch=x64

さらに以下を実行。

cd aseprite
mkdir build
cd build
cmake -DCMAKE_BUILD_TYPE=RelWithDebInfo -DLAF_BACKEND=skia -DSKIA_DIR=C:\deps\skia -DSKIA_LIBRARY_DIR=C:\deps\skia\out\Release-x64 -DSKIA_LIBRARY=C:\deps\skia\out\Release-x64\skia.lib -G Ninja ..
ninja aseprite

完了するとaseprite\build\bin以下にexeファイルが作成されるので起動できるかチェックしましょう。

日本語化

無事起動できたので日本語化させます。

参考資料

6
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?