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受注に対する納期を算出する【Excel】【PowerBI】説明①

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原則として、現実の物品を扱い販売を行う限り必ず「納期回答」という業務は発生します。

この「納期回答」は日常的に行われる行為であるため、半自動 or 全自動で算出することができれば業務に対しそれなりに寄与するはずです。

「納期回答」のむつかしい所は下記だと私の認識だと下記です。

  1. 完全受注発注でない限り受注数も発注数ともに任意であるため計算がややこしい
  2. 取扱品目数が増えれば増えるほど計算がわからなくなってしまう

派生はいろいろとあるのですが、基本は上記の2点ととらえています。
これを自動化する=解決するために最初は最も単純なモデルから考えてみましょう。
品目数は1点のみ。その受注と発注の関係は下図となります。

image.png

もちろんこのレベルであれば回答は下図赤文字となります。

image.png

ここから、上記の視覚と暗算による結論を自動化するためのロジックを記載します。

ステップ1:在庫と入荷に累計数の欄Bを追加する。
image.png

受注数A-累計数Bを算出する差分欄を追加し、差分がマイナスとなる行は削除する。
image.png

残った行の集合における最小の日付が「当該受注に対する引当予定日」となります。
image.png

結論は「在庫を含む入荷予定の累計を算出し、受注数との差が0以上である集合の中で日付が最小のものが『ある受注に対する引当予定日』である」となります。

これはどんなに品目数が増えたとしても、入荷ルートが複雑になったとしても基本は同じです。
次に書く(予定)の記事はこの前提を抑えたものとなりますので、困ったら戻って確認してみてください。

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