問題
Mac(US配列) -> Win(US配列) にRDPで接続した際、
Mac | Win |
---|---|
左Command | Windowsキー |
右Command | カタカナひらがなローマ字キー |
に割り当てられているようだった。
自分はWin側のAutoHotKeyで、
左Alt単体 -> IME off, 右Alt単体 -> IME ON にしてるので、IMEの切り替えが全然スムーズにいかなくなって困った。
やりたかったこと
できるだけMacの配列とWinの配列を近づけるため、以下のように設定したかった。
Mac | Win |
---|---|
左Command | 左Alt |
右Command | 右Alt |
左Option | Windowsキー |
左Control | 左Ctrl |
設定後少し触った感じ、実現できたようなので、以下にやったことを書いていく。
RDPクライアントアプリ
Microsoft Remote Desktopを使用する。
やったこと
1. Microsoft Remote Desktopを導入
当初Microsoft Remote Desktopを使用していたので、これを利用した場合の設定方法を試してみたが、うまく行かなかった。その後、Paralles Clientを導入して試した結果、うまく行った。
Parallels Clientの仕様なのか、 右Optionが左Altとして送信されてしまう。
Microsoft Remote Desktopでは上記問題がなかったので、こちらを使用する。
2. Karabiner Elementsの導入・設定
以下のブログを参考にさせて頂いた。
MacOS+Windows(リモートデスクトップ)な人向けKarabiner-Elements設定をご紹介 - 蒲田ネット
この記事の設定対象を、 Paralles Client
-> Microsoft Remote Desktop
に変更する。
アプリ識別子 "^com\\.2X\\.Client\\.Mac$"
を "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$"
に置換すれば良い。
これにより、以下の2つの設定が有効になる。
Win側でのCtrl-○設定
以下引用
コピー(Cmd-C)、切り取り(Cmd-X)、ペースト(Cmd-V)、検索(Cmd-F)、Undo(Cmd-Z)をWindowsでお馴染みのCtrl-○に割当
Cmd-Enter(メール送信)もCtrl-Enterに割当
ただし、TerminalとParallels Client(アプリ識別子は"com.2X.Client.Mac")は除く
Microsoft Remote Desktop アクティブ時の Commandキー と Optionキーの逆転
Commandキー -> Optionキー
Optionキー -> Commandキー
とすることで、Microsoft Remote Desktop 操作時に以下を実現する。
Mac | Win |
---|---|
左Command | 左Alt |
右Command | 右Alt |
左Option | Windowsキー |
補足
Mac側でのIME ON/OFF に左/右Ctrlを用いている場合、この設定をWin側では無効にする必要がある。
これに関しては以下Qiita記事を参照
USキーボードの左右Commandキーで仮想化Windowsの英数/かな入力を切り替える
こちらは、除外対象を "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$"
とすれば良い。
あとjsonファイルを変更した後にkarabiner側で一旦設定を Remove
してから再度 Add
しないと反映されない。
感想
かなりリモートワークがやりづらくなりそうだったので、先人の知恵に助けられた。