systemd
モジュールの各パラメータとその使い方
Ansibleのsystemd
モジュールを使用する際に設定できる各パラメータについて、その役割や機能、データ型、必須かどうかを以下にまとめました。
state
-
役割や機能: サービスの状態を指定します。
started
、stopped
、restarted
、reloaded
のいずれかを設定できます。 -
データ型:
string
- 必須: いいえ
-
例
- name: Ensure service is running ansible.builtin.systemd: name: httpd state: started
name
- 役割や機能: 対象となるサービスの名前を指定します。
-
データ型:
string
- 必須: はい
-
例
- name: Stop a service ansible.builtin.systemd: name: httpd state: stopped
enabled
-
役割や機能: システムの起動時にサービスが有効かどうかを設定します。
yes
またはno
を指定できます。 -
データ型:
boolean
- 必須: いいえ
-
例
- name: Ensure service is enabled ansible.builtin.systemd: name: httpd enabled: yes
daemon_reload
-
役割や機能: システムdマネージャの設定をリロードするかどうかを指定します。
yes
またはno
を指定できます。 -
データ型:
boolean
- 必須: いいえ
-
例
- name: Reload systemd manager configuration ansible.builtin.systemd: name: httpd state: restarted daemon_reload: yes
masked
-
役割や機能: サービスをマスクするかどうかを指定します。
yes
またはno
を指定できます。 -
データ型:
boolean
- 必須: いいえ
-
例
- name: Mask a service ansible.builtin.systemd: name: httpd masked: yes
scope
-
役割や機能: サービスをユーザスコープまたはシステムスコープで操作するかどうかを指定します。
yes
またはno
を指定できます。 -
データ型:
boolean
- 必須: いいえ
-
例
- name: Start a service in user scope ansible.builtin.systemd: name: myservice state: started scope: yes
no_block
-
役割や機能: システムdコマンドをブロックしないで実行するかどうかを指定します。
yes
またはno
を指定できます。 -
データ型:
boolean
- 必須: いいえ
-
例
- name: Restart a service without blocking ansible.builtin.systemd: name: httpd state: restarted no_block: yes
これらのパラメータを使って、Ansibleでシステムdのサービスを柔軟に管理することができます。詳しくは公式ドキュメントをご参照ください。
参考リンク:
Ansible systemd
モジュール公式ドキュメント