論文を推敲する上で確認する用のメモが欲しかったので常に更新しながらまとめようと思う。
論文 編
- 第1文でどんな研究なのか概要が伝えられている。
- 「本論文では,○○を解決するために△△を用いた××手法を提案する」
- 前の文章で定義されていない単語や文字式を用いず書けている。
- 逆茂木型になっていないか。
- 概要から詳細の流れで文章が構成されている。
- 物理的なシステムであれば空間に沿って説明すると良い。
- 複雑なアルゴリズムであれば時間に沿って説明すると良い。
- 抽象的な単語を用いていない。
- 手法を説明する場合「モデル」や「活用」といった結局何かわからない単語を用いると読み手が手法を想像できない。
- 過去研究と対比させる場合、何が対比となるのか明らかにすること。
###挿入する画像 編
- 画像内の文字フォントサイズは本文で用いているフォントサイズの7割以上にする。
- 画像の説明「図1:...」は簡潔にするか丁寧に説明するかは統一する。
- 画像は必ず本文で引用、説明されている。
###数式 編
- 数式の終りにカンマまたはピリオドをつける。
###言葉選び 編
- 直接的で意味が一意に決まる言葉を使う。
- 「そして」→ 受け手によって印象が変わってしまう。
- 「不自然」→ 何が不自然?
- 「ぴったり」→ オノマトペ表現は論文を表す言葉として不適切である。
- 「○○的」は あまり使わない方が良い。
- そもそも他の適切な言葉があるはず。
- 「まとめ」と「結論」の違い
- 「まとめ」は今までの流れをすべて簡潔に説明する。「結論」はその研究で得られた成果を示す。
- ``recent''はここ2~3年といった最近のという意味だが、良い手法とは限らないという意味も含まれる場合がある。
###こまごまとした表記法 編
英語表記
- 日本人名のローマ字表記は,姓名の順にして,間違えやすい時等には姓は全て大文字とする(国の方針らしい)。
- 初出時はフルスペルで書く。
- SNS (Social Network Service)
- ダブルクォーテーションは``(Shift+@)ではじまり''(Shift+7)で終わる。
- ``Hogehuga algorithm''
- 連続した名詞の表記は``..., ..., ..., and ...''
- 特に参考文献の研究者一覧表記で忘れがち。
- 略語の後にはピリオド。
- Trans. Vis. Comput. Graph.
日本語表記
- カタカナ表記と英語表記が乱立していないか。
文献 編
- 文献情報がすべて同じ順番、同じ形式で統一されている(著者、タイトル、論文誌名、発行年)。
- 文献がすべて本文で引用されている。
- Webページを文献にした場合、アドレスの後ろに最終確認年月日が描かれている(20XX年XX月XX年確認)。
##発表スライド
- 適切な部分で改行されている。
- ネットワ(改行)ークとなると読みづらい。
- 数式で用いた変数名は必ず注釈を入れる。
- 手法の流れを図で説明すると良い。
- 全行程のうちどの部分を話しているか分かるようにするために各スライドで小さく手法の流れの図を載せると良い。