はじめに
今年も 2024 Japan AWS All Certifications Engineers 申し込みサイト がオープンしました。
私は昨年AWS12冠を達成し、昨年4月に 2023 Japan AWS All Certifications Engineers として表彰頂きました。社名のおかげでトリだったのでなんとなく得した気分になりました。ありがとうヘイシャ
昨年は「なぜ12冠を目指すのか」という内容の記事を書いたので、今回は「12冠とって1年経つけどどうだったか」という振り返りを個人的な観点で記載していきます。
もし良ければ昨年の記事も読んで頂けると嬉しいです。
私は社会人6年目、AWS歴は4年になります。
よかったこと
良かったことから振り返ります。
昇格できた
まず一番に思い浮かぶのは去年9月に昇格できたことです。評価対象期間にメインで取り組んでいた業務はAWSの案件ではなかったので「AWSや12冠のおかげで昇格した」というわけでは全くないですが、間違いなく加点要素にはなったと思っています。
7月の全社Kickoff MTGで社長から直接 AWS All Certifications Engineers 受賞を讃えてもらったのが個人的には嬉しかったです。 昇格したおかげで管理監督者の立場となり無限に働けるようにもなりました。
ありがとうシャチョウ
副業の案件を獲得できた
AWS All Certifications Engineers(以下、All Certs) の発表があった1か月後くらいに、縁あって副業のお話を頂きました。内容としては「ふるさと納税に関するWebサイトを作りたいからそのインフラ部分を、AWSアカウントの運用含めて設計から実装、運用までまるっとお願いしたい」というものでした。
知り合いからの紹介ではあったものの、一度の面談だけで、しかも初めての副業にしてはかなり満足のいく内容で契約出来ました。これはAll Certsであったことがかなり効果的に作用したと思います。
実際に案件が始まると色々技術的にわからないことや難しいことが出てきまくりましたが、AWSに関して頼れるのはChatGPTだけだったこともあり個人的にかなり成長できた案件でした。ビジネスサイドの要求をどうやって解決するか試行錯誤していくのが楽しかったですね。
最終的には無事サイトをリリースすることが出来、恐れていた年末のふるさと納税駆け込みラッシュも乗り切りました。BtoCのサービスは初めてだったので、それも良い経験になりました。
ありがとうチャットジーピーティー
限定イベントに参加できた
2023 Japan AWS All Certifications Engineers の特典として招待された以下2つのオフラインイベント(@目黒本社)に参加してきました。
①AWS Partner Tech Study Day 2023
11月に Ambassadors / Top Engineers / All Certs 限定の勉強会イベントがありました。
その場でチーム組んでW-Aのディスカッションしたのが一番面白かったです。ディスカッション以外にも講演パートがいくつかあって、「ココダケノハナシネ」という内容の話をAWSの方から聞けたのも良かったです。
当日参加された方が書いた記事を書かれているので引用させていただきます。
②AWS GameDay Cloud Ops Co-op
12月には Ambassadors / Top Engineers / All Certs / Jr. Champions 限定のGameDay大会がありました。
GameDayは個人的に大好きで、この回もめちゃくちゃ面白かったです。当日はくじで2~3人のチームを作って取り組んだのですが、今回はクエストの取り組み方をモブプロ形式に限定されていたのが良かったです。同じチームになった方と必然的に仲良くなれました(たぶん)。
順位は途中までかなり善戦していたのですが最後に失速して最終的には10位/25チームでした。次回のGameDayでリベンジしたいと思います。
公式にもレポートがまとめられるので内容が気になる方は是非読んでみてください。
どちらのイベントも 自分以外の全員がつよつよAWSエンジニアにしか見えずS3を「えすさん」とか読んだ日には刺されるんじゃないかという緊張感がありましたが、 かなーり楽しめました。今後もこうしたイベントには積極的に参加していこうと思っています(ほんとはイベント参加してた人たち皆さん優しい方々です)。
あ、あとイベント終わった後の懇親会で出る寿司のネタが豪華でめちゃ美味でした。これが一番の特典と言っても過言ではないくらい美味しかったです。
ありがとうジャパニーズ・スシ
自己紹介スライドが華やかになった
自己紹介スライドにバッチを並べて、知らない人からしたらなんかすごそうに見せることが出来るようになりました。 正直12個並べるのは自己紹介の邪魔になっている気しかしてませんが、バッチが六角形なのでスペースを最小限に留められているのは不幸中の幸いでした。
他社の方で名刺にTop EngineesやAll Certsの記載されている方がいて羨ましかったので、今度名刺作るタイミングでは私も記載したいと思っています。
ありがとうヘキサゴン
12冠グッズを手に入れた
①Tシャツ
4月に行われたAWS Summitで12冠の人だけが手に入れることが出来るTシャツを手に入れました。先着順だったので割と早めに会場について待機した記憶があります。普通にめちゃくちゃ可愛かったのでもらったときはかなりテンションあがりました。
Tシャツは今でもジム行くときに着ています。普通だったら周りのムキムキマッチョに雰囲気で圧倒されるところを、12冠Tシャツ着ていくことでなんとか平常心を保ちながらトレーニング出来ています。
②タンブラー&シール
All Certs の発表があってしばらくしてAWSからタンブラーとシールが届きました。タンブラー嬉しいですね。シールは大きさが違うだけで全部同じデザインだったので「いろんなところに張りまくれよ」というAWSからの圧を感じました。 まだ貼ってないけど。
よく数えたらシールの数が12個でしたね。
ありがとうエーダブリューエス
AWS re:Inventに参加出来(そうだっ)た
社内では唯一の12冠だったこともあってか、11月末にラスベガスで行われたAWS re:Invent 2023への参加の打診を社内で受けました。めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ行きたかったのですが、家族の都合があって昨年は辞退しました。なので今年は絶対リベンジしたいと思っています。
現地に行くのと行かないのとではマジで得るものが大違いらしいです。re:Inventに行った人全員が言ってました。
まってろラスベガス
よくなかったこと
12冠を取得して良くなかったことは全くないですが、思うことはありました。
劣等感を感じまくる
All CertsでありながらTop Engineersではない私は、例えば限定イベントに参加してTop Engineersの方々に囲まれるとけっこう劣等感を感じてしまいます。All Certsはパートナー企業に所属していて資格さえ持っていれば必然的に受賞できるのに対して、Top Engineers は技術的な活動が評価されての受賞になるのでそこに圧倒的な差があると思っているからだと思います。
社長に全社Kickoff MTGで名前を呼んでもらえた時は確かに嬉しかったのですが、同時に「All CertsでありながらTop Engineersには選出されていない」ということを公にされる感じもして恥ずかしさもありました。Top Engineersは応募すらしていないので選出されるワケはなかったのですが。
世のなか常に上には上がいるのでこの類の劣等感的なものは一生あると思いますし、劣等感を感じること自体は成長に必要だと思うので全く問題ではないのですが、そんな風に感じてしまうことは人によってはデメリットかもしれません。
資格はやっぱり資格でしかない
劣等感ともかなり近いのですが、「あくまで資格でしかない」ということをこの1年すごく感じました。資格を全然持ってなくても自分よりも圧倒的にスキルが高い人に出会う度にそう思います。
資格の取得はあくまでとっかかりでしかなくて、プロと呼ぶに値するスキルを本当に手に入れるには資格取得後もインプットとアウトプットを繰り返す努力が必要です。これからも何か資格に挑戦する際は、取得自体を目的にするのではなくその先で何を成し遂げたいのか考えながら挑戦しようと思いますし、AWSに関するインプット・アウトプットは継続的にやっていこうと思います。
さいごに
振り返ればよかったことが圧倒的に多く、やっぱり12冠を目指してよかったなと思いました。シンプルに収入が上がったのが嬉しいですね。
いま駆け込みで12冠を目指している方も、来年目指そうと思っている方もいると思います。この記事がそんな方々の励みになれば嬉しいです。
今年はTop Enginnersに挑戦するつもりなので、そのことについて何かあればまた記事を書こうと思います(All Certsも申請します)。
最後までお読みいただきありがとうございました!