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Cisco Nexus vPC×STP[やってみた]

Last updated at Posted at 2016-10-27

Cisco Catalyst SwitchにてSpanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)が動作している環境にCisco Nexusを接続した際の注意点をまとめておく。

前提

  • Cisco Nexus - Cisco Catalyest 接続環境にてSTPを構成する場合は、vPCドメイン内のメンバー(vPC Primary or vPC Secondary)をRoot Bridgeにすることが推奨されている。さらに、CiscoはvPC配下のL2スイッチにはRoot Guardの設定を推奨している。
  • しかし、実際構成したところ、Cisco Nexus、Cisco Catalyst 混在環境でCisco CatalystをRoot Bridgeにすることは可能だった。
  • ここでは主に、Cisco Nexus、Cisco Catalyst 混在環境でCisco CatalystをRoot Bridgeにした際の考慮点をまとめたい。

Cisco NexusにおけるvPC×STP 考慮点

  • NX-OSではSTPポートタイプとして、エッジポート(Portfastみたいなもの)、ネットワークポート(Nexus同士の接続で推奨)、標準ポート(普通のSTPポート)の3つを定義。
  • vPCピアリンクは自動でNetwork Stateとなり常にForwarding となる。
  • 通常、DPがどこであってもPC PrimaryのみBPDUを生成し、vPC Secondary が受け取ったBPDUはPrimary に転送される。
    • peer-switch機能を使用することによりvPC PrimaryおよびvPC Secondary両方からBPDUを送信することができる。( 参考リンク )
    • peer-switch機能はvPC PrimaryおよびSecondaryがSTP上1台のスイッチとして振る舞う。
  • vPC Secondaryは自身がBPDU送信しないが、STPポートStateについてはvPCピアリンク経由で共有される。
  • グローバルでBridge AssuranceがEnableになっている場合、ネットワークポートでそれが有効になる。これは変更しないことが推奨される。具体的には、すべてのネットワークポート(port type network)からBDPUがhellotタイムごとに送出される。
  • vPCメンバーポートでBridge Assuranceを有効化しないこと。
  • 同vPCドメイン内の各vPCピアスイッチは自分のブリッジIDを使用する。
  • vPCポートでLoopGuardを有効化しないこと。(Default無効)
    • vPC Secondaryポートの対向ではBPDUを受け取らないため。
  • CatalystとSTP混在環境でのSTP Cost計算方法を統一する。想定外のPort Roleとなる。( 参考リンク )
  • vPCのRoleに注意:vPC のOperational RoleがPrimaryの機器がBPDU送信を担う。

以上。

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