概要
この記事はサーバの知識なんてこれぽっちもなかった自分が、下記を用いてチームの業務効率化に取り組んだ記録です。
- カンバンツール(
Wekan
) - チャットツール(
Rocket.Chat
) - Wiki(
Growi
)
1つの記事にはまとめきれないため、3回に分けて投稿しようと思います。
本日は第一弾ということで、経緯とカンバンツール導入までについてお話しようと思います。
経緯
なぜ自分が業務効率化に取り組もうと思ったのか?
- プロジェクトが全てExcelで管理されていたから。
- 連絡が全てメールでやり取りされていたから。
- ノウハウが全てWordやテキストで書かれており、ファイルサーバで管理されていたから。
ただし、"セキュリティ上の問題"と言う理由でクラウドサービスは全てNG。
オンプレミスでなんとかするしかありませんでした。
先述した通り、私はサーバの知識なんてこれっぽっちも持っていませんでした。
それでもどうにかしたかったんや…!
業務効率化の取り組み その1 カンバンツールの導入
私の職場ではバグ管理ツールが使われています。
- バグをIDで管理。
- 複数のプロジェクトを登録可能。
- CSVやXML形式で指定プロジェクトのバグ一覧をエクスポートできる。
多分どこでも使われている一般的なバグ管理ツールかなと思います。
Excel管理のバカバカしさ
Excelで管理していた時は、下記のような流れでした。
- バグが登録される。
- バグ管理ツールから一覧をエクスポートする。
- 自分たちのチームに割り当てられたカテゴリーでフィルタリングする。
- 担当を割り振る。
- 進捗状況などは自分でExcelに入力する。
- 完了したら自分でバグ管理ツールのステータスとExcelを更新する。
…無駄多くないですか?
Excel管理はほんとにだめですね。
進捗状況を記入するにも、完了したことも全てExcelに記入する。
↓
でも重くてExcelが開かない。
↓
後回しにして記入を忘れる。
↓
結局ロクな管理ができない。
断言できます。間違いなくこうなります。
忙しい職場なら尚更です。ファイルを開くことに時間をかけるなんてバカバカしい!と思います。
カンバンツールの導入
「バグの進捗管理もカンバンで行えば、簡単に進捗管理ができるのは?」
という思いつきでカンバンツールの導入を決意。
元々、Trello
というカンバンツールの存在は知っていましたが、前述の理由でTrello
は使えません。
調べていくうちにTrelloクローン
なるワードを見つけ、その後何やかんやあってWekan
に辿り着きました。
壁にぶち当たる
次のような壁にぶち当たりました。
-
Wekan
とバグ管理ツールの連携方法がない - 他に連携できるカンバンもない。
- バグ管理ツールも自前のカンバン機能を持ち合わせていない。
じゃあ、どうしたか。
バグ管理ツールとカンバンツールのインターフェースとなるプログラムを作成しました。
ちょうどその頃、日本は緊急事態宣言が発令される直前。
発令後に2ヶ月自宅待機を命じられた私はその間に自宅でインターフェースとなるプログラムを作成したのでした。
効果
取り組まなければならないタスクの量が一目瞭然になった。
締め日までの日数に対して、残件が多いのか少ないのか。これだけでも危機感が大きく変わります。担当が明確になった。
自分のタスクはもちろん把握していますが、他人がどのタスクに関わっているのが丸わかりになりました。
第一弾は以上になります。
第二弾はチャットツール導入編を予定しています。
それでは。