はじめに
IT技術者2年目のパンダです🐼。
今回は、基本情報・応用情報でも良く出てくるDNSレコードについて解説します。
細かい理解と言うより、初心者向けにざっくり概念を解説したつもりです。
そもそもDNSレコードって何だ?という人はぜひ読んでみて下さい!
🌐 そもそも「DNS」とは?
🔍 インターネットの住所録のようなもの!
DNS(Domain Name System)は、「人が読める名前(ドメイン名)」を、コンピュータが理解できるIPアドレスに変換するしくみです。
例えるなら、電話番号を持ち主と紐づける「電話帳」のような存在です。
例:
あなたがWebブラウザで「www.google.com」と入力しGoogleのサイトに行きたい場合、コンピュータはそれを数字(IPアドレス)に変換しないと通信できません。
www.google.com → 142.250.206.196 (※実際のIPアドレス)
「www.google.com」は、人間が読みやすい名前として使用されています。
しかし、コンピュータはサーバーの住所をIPアドレスという数字で識別しています。
この変換をしてくれるのが、 DNSサーバー です!
↓のように考えると、電話帳のようでしょう?
電話番号:IPアドレス
持ち主の名前:ドメイン名
🖥️ ホスト名とは?
👤 サーバーやPCにつける「名前」
ホスト名は、ネットワーク上の機器(サーバーやPC)につけられた識別用の名前です。
通常は「ドメイン名」と組み合わさって使われます。
先程から出ている「wwq.google.com」は、正確には「FQDN(完全修飾ドメイン名)」と言います。
FQDN(完全修飾ドメイン名) | ホスト名 | ドメイン名 |
---|---|---|
www.google.com | www | google.com |
🧾 DNSレコードとは?
🗂️ 「どの名前が、どのIPアドレスか」を記録したもの!
DNSサーバーには「DNSレコード」と呼ばれる情報が保存されています。
これは、ホスト名とIPアドレスの対応など、さまざまな情報を記録したデータです。
レコード種別 | 説明 |
---|---|
Aレコード | ホスト名 → IPv4アドレス |
AAAAレコード | ホスト名 → IPv6アドレス |
CNAMEレコード | ホスト名の別名(エイリアス) |
MXレコード | メールサーバーの情報 |
NSレコード | 管理しているDNSサーバーの情報 |
例:
- www.example.com の Aレコード → 192.0.2.1
- mail.example.com の MXレコード → 10 mailserver.example.com
一連の流れ(名前解決の仕組み)
あなたが「www.google.com」とブラウザで入力したとき、実は裏でこのように動いています。
- ブラウザが「www.google.com」のIPアドレスを知りたがる
- パソコンはまず、自分の中や近くのキャッシュを探す(以前アクセスした情報)
- 見つからなければ、プロバイダのDNSサーバーに問い合わせ
- DNSサーバーは、正しいIPアドレスを返す
- それを使ってGoogleのサーバーに接続!
↑の内容は、別途解説記事を書こうと思っています。
📝 まとめ
用語 | ざっくり言うと… | 例 |
---|---|---|
DNS | 名前と番号の変換システム | www.google.com → IPアドレス |
ホスト名 | コンピュータの「名前」 | www(ドメインと組み合わさる) |
DNSレコード | DNSサーバーに保存された情報 | A, CNAME, MXなどの種類がある |
「他にもこの解説書いて!」とか、「この記事ここがよく分からん💢」等要望があれば、記事に反映させるので教えて下さい!
参考記事:
分かりそうで分からないIT用語辞典(DNSレコード):研修でもこのサイトを愛用している
DNS勉強ノート:結構詳しく勉強になる!