内容
AWS re:Invent 2024 - Dive into the depths of routing on AWS (NET318)を見ていてGateway Load Balanceで分かりやすい記述があったため、備忘録として記載します。
VPCのルーティングテーブルで送信先とNextHopを定義する場面を考えます。NextHopにTransit Gatewayを指定することでTransit Gatewayアタッチメントにルーティングされます。この場合、Transit Gatewayはマネージドサービスのため、NextHopの冗長性を考える必要はありません。NAT GatewayやInternet Gatetwayなど他のマネージドサービスをNextHopにする場合も同様です。
NextHopがEC2で構成されたアプライアンス製品の場合を考えてみます。この場合、NextHopはEC2にアタッチしたElastic Network Interface(ENI)をターゲットとします。
しかし、EC2が障害で停止した場合、新しいEC2にENIの付け替え処理が必要になりダウンタイムが発生してしまいます。
このような場合、Gateway Load Balancerの使用が選択肢になります。GLBを作成することで作成されるEndpointをターゲットとすることで上記の問題を解決することが出来ます。左側のEC2からのパケットはGLBでルーティングされ右側のEC2(アプライアンス製品)に通信します。障害で停止したEC2がある場合、GLBは接続可能なEC2にルーティングします。