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プリザンターを活用したデータセンター運用管理

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内容

データセンター運用管理をプリザンターを使用して業務改善した話になります。下記イベントで発表させて頂きました。

問題点とツールの選定

管理されるべき情報が管理されていない、運用フローがないなどの課題がありました。そこでツールを導入した業務フロー改善を計画しました。現在このようなツールはSaaS製品が主流になっていると思いますが、会社で仮想マシンのホスティングサービスを提供している関係上、オンプレの仮想マシンを利用することが出来ましたので、オンプレに無料で構築出来るOSSのプリザンターを選定しました。

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必要な情報の一元管理

プリザンターではGUIで自由にデータベースを作成できるため、全顧客の一覧ページを作成しました。

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さらに上記のレコードのうちの1つをクリックすると、必要な情報が一か所で全て確認できるデータベース構成としました。その顧客に関する「顧客情報」、「構成管理」、「インシデント管理」、「ナレッジ管理」を一か所で全て管理することが出来ます。

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その他工夫した点

その他に工夫した点として「インシデント管理の自動化」と「プリザンター活用の普及」を上げさせていただきます。

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インシデント管理の自動化

データセンター内の機器監視をZABBIXまたはその他のツールで行っています。インシデント管理の効率化のため、下記2点の対応を行いました。

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インシデント管理テーブルに自動取り込み

アラートメールをプリザンターのインシデント管理テーブルに自動的に取り込みます。そのまま全てのメールを取り込むと大量のレコードが生成されてしまうため、間に自社開発のメールフィルタリングツールを入れて、条件に一致したアラートのみを登録する構成にしています。

アラートメールに顧客情報ページのリンク追加

ZABBIXのアラートメールに先ほど記載した顧客TOPページのリンクを追加しました。もちろんアラートによってリンク先は異なります。運用担当者はアラートメールを受信した際、メールのリンクをクリックすることによって直ぐに必要な情報にアクセスすることが出来ます。

プリザンター活用の普及

今までツールを使わず、Excelに慣れている企業文化の中でツールを積極的に触ってもらうには一苦労します。そこでプリザンター活用に関する動画や確認テストを作成しました。動画を見てもらうというよりは何人かに動画を作成してもらうことで楽しみながらプリザンターを学んでもらい、プリザンターの利用推進に貢献頂きました。動画共有サイトはAWS上にサーバレスで構築しました。

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プリザンターの好きなところ

最後にプリザンターの好きなところを上げさせていただきます。

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資料

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