今まで技術中心だったので今回は現場で実践したことを書いてみようと思います。
なぜペーパーレス化をやろうと思ったのか?
(理由)
現場では、ping疎通結果などのエビデンスを紙で印刷する文化が根付いている。
この令和の時代に2世紀前の昭和かよって心の中では思っています。。
しかし印刷の間違いや、ラインマーカーの塗り間違えによりもう一回印刷をしなければならないので時間と手間がかかっていた。
とくにIPアドレス払い出し時のping応答結果では、少ない時は5個ほどだが、多い時は
40個ほど一気に払い出すことがあり、ラインマーカーでping応答結果を全部塗るのは時間とコストがかかっていました。
そこでペーパーレス化に取り込もうキャンペーンをチームで始めようとリーダーに提案を行いました。
どんな改善を提案したのか?
###改善前
ping疎通結果とshow ip arp結果のログを印刷し、ping疎通結果、show ip arp結果すべてをラインマーカーで塗る。
###改善後
ping疎通結果とshow ip arp結果のログをエクセルに直接貼り付け、関数と条件付き書式で色塗りとIPアドレス払い出し数の集計を自動化 → 結果ペーパーレスを実現。
【内容】
エクセルの条件付き書式にて
→指定の文字列を含むセルに色を塗る
特定の文字列 | 行の色 | 行の色 |
---|---|---|
ping | 黄色に変化 | |
Success rate is 0 percent | 黄色に変化 | |
show ip arp(show arp) | 水色に変化 | |
0 Incomplete | 水色に変化 |
さらにセルにも
-
文字列pingの結果数は
=COUNTIF(A1:A1000,"*ping*")
-
文字列show ip arpの結果数は
=COUNTIF(A1:A1000,"*show ip arp*")
上記2つの関数を登録。
それが↓です
セルのA1にログを張ることで
指定の文字列を含む行の色が反転し、文字列の数を自動でセルにカウントします。
このファイルを作成した結果
カウントミスなくping結果から何個のIPアドレスを払い出したのかすぐわかり
データに結果を残すことでペーパーレス化の実現に成功。
次回予告
次回も現場で実際に行った改善に関して記事を書く予定です。