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第22回 Copilotにteratermマクロの書き方を教えてもらった

Last updated at Posted at 2025-04-12

この記事を作成した理由

 本番環境の作業ではテラタームマクロを使用し、ログを取得する工程がどの現場でもある。ただこれはテラタームマクロを理解している一部の人が作成しているが多く、退職などで当人がいないくなる、または引継ぎが不十分だとどうやって新しいマクロを作成すればいいかわからないことがある。
 こういう時、Copilotにテラタームマクロの書き方を聞くことで、誰でも簡単なログ取得マクロを作成できることが分かったので、備忘録も兼ねてこの記事を書こうと思った。

Copilotを活用したログ取得マクロの作成フロー例

対象機器 Cisco 892J サービス統合型ルータ

①エクセルで取得したいコマンドをテーブルでまとめた後、copilotにコードを聞く。

image.png

Excelでまとまったデータの分析などをCopilotで行う場合、テーブルを作成する必要があります。

②teratermマクロを使用して、機器にコンソール接続を行うコードを追加で聞く。

image.png

③Copilotで基本的な骨組みを教えてもらった後、不明点は追加で調べログ取得用のteratermマクロを作成する。

ログ取得teratermマクロ
;=================================================== 
;; コンソール接続設定
COM_PORT = '6'
BAUDRATE = '9600'
;=================================================== 
;; コマンドオプション
COMMAND = '/C=' 
strconcat COMMAND COM_PORT 
strconcat COMMAND ' /BAUD=' 
strconcat COMMAND BAUDRATE

;; 機器に接続 
connect COMMAND

;; 結果をログファイルに保存
logopen 'C:\log\%Y%m%d_%H%M%S_test_log' 0 0

;; コマンドを送信
sendln "enable"
sendln "ter len 0"
sendln "show run"
sendln "show standby brief"
sendln "show interface brief"
sendln "show ip ospf neighbor"
sendln "show logging"

;; コンフィグレーションモードから抜ける
sendln "exit"

生成AIはあくまで補助としての役割なので、与えられた情報を活用してどういうマクロを作り何を実現したいのか、そのためにどこから何を調べていくのか。このような創造的な部分はまだヒトが行わなければいけない部分だと実感しました。

④機器にコンソール接続を行いteratermマクロの実行した結果。ログの取得に成功!

image.png

やってみた感想

今回は現場がCopilotを使用できる環境だったので、これを使用してコードを作成しました。
マクロを作成して実行した感想として、生成AIはひな形のコードをすぐに教えてくれるが、教えてもらった情報をどうやって活用するかの判断はヒトが行うので、AIを駆使した提案力などを鍛えていけば、AIを活用することができるネットワークエンジニアとして差別化の要素につながると実感した。
また最近はChatGPT、DeepSeekなど他のAIツーㇽも登場しているので、どのツールを使用すればもっと楽にコードなどを作成でき現場で楽をしていくことができるのかも模索していきたい。

次回

生成AI関連が2回続いたので、ネットワークに戻りアクセスリストのestablishに関して作成予定。

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