文鎮化されたNano Pi復活劇(大げさ)
久しぶりのNano Pi投稿。実は下記コマンド(ブートローダー領域クリア)を実施して、文鎮化してしまっていた。
dd if=/dev/zero of=/dev/mmcblk2 bs=8M count=1
背景
SDカードブートNG
当初、SDカードブートができず、上記のコマンドを実施(本家サイト情報)してブートローダー領域を初期化すれば、SDカードブートができるだろうと思っていたが、それもできず、しばらく文鎮化していた。
調べると意外な結果
半年レベルのブランクを経て、再度トライすることに。購入先はアマゾン「NanoPi R5S RK3568 4GBメモリ 16GB eMMC トリプルLANポート」とあった。ものをよく見ると(分解も実施)、実はR5Sではなく、「NanoPi R6S」であった。HDMIケーブルの差し口が、R5SとR6Sとでは異なることで判明。つまり、R5S用のイメージでずっと試していたため、動作するわけがない。
なお、R6Sのほうが1万円ほど高価である。アマゾンに出していた店舗が誤って送付したのであろう。
文鎮からの復活
わかってしまえが簡単なことだったが、イメージ書き込みには紆余曲折があった。以降、「NanoPi R6S」のイメージ書き込みを記録。
USB経由での書き込み
基本的には、本家サイト
に従う。実際には、書き込み用ツールの英語の説明書と中国語のUIを比べながら実施。
- PCにドライバのインストール(DriverAssitant)
- 書き込み用ツール(RKDevTool)の利用
- イメージのダウンロード(https://download.friendlyelec.com/NanoPiR6S)および書き込み
イメージ(01_Official images/03_USB upgrade images)
”03_USB upgrade images”にあるイメージ(*.zip)をダウンロードして解凍する。回答したフォルダー内にある「RKDevTool」を起動(下記赤枠)。
起動後、下記赤をクリック。
するとファイル選択の画面になり、
”config.cfg”を選択する。次に、USBケーブルを接続(右側)。
Maskを押しながら起動する(サイトでは3秒程度とあったが相当長めの方がよさそうであった)。すると、下記の青枠のように、”MASKROM”云々のメッセージが表示される。
ここで、赤枠をクリックすると、イメージが書き込まれる。
上記赤枠のように”完成”が表示されればよい。また、”完成”後は、青枠のように”MASKROM”が見えなくなる。書き込みモードではないのであろう。
SDカードによる書き込み
本家サイトの説明は下記となる。
こちらに従って、イメージを書き込んだSDカードからブートするのみ。書き込み中の画面が下記。
書き込みが終わると下記表示となる。
書き込み終了時の本体の様子は下記となった。
終わりに
買ったものが何かを確認しよう。