サブネットを間違えるとどうなるか
以前書いた記事の姉妹編で、サブネットの設定を間違えるとどうなるかを書いてみたい。
その1(外部OK、内部NG)
「ホームページは閲覧できるけど印刷できないのですが、、」のようなケース、具体的なネットワーク情報は下図参照。
PCとGatewayとは同じサブネット(192.168.11.0/25)に属しているが、Printerは異なるサブネット(192.168.11.0/24)に位置している。PCから見ると、Printerは異なるサブネットにいるため、Printer宛のパケットは、Gatewayに送ってしまう。よって、印刷できず。
その2(OKに見えるが(Case-a))
動作しているが、実は正しく設定されていないケース(a)、下図参照。
PCが属するサブネットは「192.168.11.0/25」、Printerが属するサブネットは「192.168.11.0/24」、同じではない。だが、お互いが、それぞれのIPアドレスをたまたま同じサブネットにいると判断してしまうため、PCからPrinterへの通信が可能(印刷できる)となる。
その3(OKに見えるが(Case-b))
動作しているが、実は正しく設定されていないケース(b)、下図参照。
その2とは多少異なり、PCが属するサブネットは「192.168.11.0/24」、Printerが属するサブネットは「192.168.11.0/25」、ここでも同じではない。だが、お互いが、それぞれのIPアドレスをたまたま同じサブネットにいると判断してしまうため、PCからPrinterへの通信が可能(印刷できる)となる。
おまけ
こういったテスト(確認)は、VirtualBoxやVMwareなどで複数のVMを動作&仮想ネットワークを作成して接続、、、といった環境で行うのがベター。
最後に
何かの設定を変更して、突然通信できなくなることもあり。IPアドレスなどを手動設定するときには、よく注意されたし。