詳しくは、発売元(有)中日電工さんサイトを見て頂くとして、簡単に作例レポートをまとめてみる。
基板と一部部品とかなりの量の説明書。
コンパクトにまとめられた綺麗なグリーンレジスト スルーホール基板。
ここに説明書通り部品をはめて半田付けする。
どの部品から付けても構わないが、背が低く、静電気破壊に関係ない部品から付ける。
抵抗器、ダイオード、セラコン、ICソケット等を付けるのが良いだろう。
リチウムイオン電池ホルダは基板を裏返しした時曲がってしまうので最後に付ける。
コネクタ、電解コンデンサ類の取り付け。
キースイッチ部組み立て。はめ込むだけで10分も掛からない。
キースイッチ裏面。結構な質量。
7セグメントLEDとキースイッチ取り付け。ワンボードマイコンらしくなる。
完成するまで7セグメントLEDには傷防止としてセロハンテープを。7セグ手前にあるC18は立たせると邪魔なので寝かるのがポイント。
IC類(cmos)は静電気に弱いので触る直前に適当な金属に触れて電位を同じにしてから触る。これ重要。
ICの付け直しは困難なので絶対に間違えないようにする。直すには半田吸収線、吸取器等が必要となる。
Z80 MPUとモニタROM、82C55AはCN2に繋がっており外部とTTLレベルで入出力可能。
SRAM保持用電池の移動。表面実装用を買ってしまったが加工して取り付け。
キースイッチ部 7セグLED 汎用ロジックIC群。
7セグメントLED。アドレス部 左4桁、データ部 右4桁。
アドレスとデータ部はTK-85みたいにスペースが有った方が分かり易いと思うがわざとくっつけたと思われる。
プログラムやデータを操作するキースイッチ。
シールを貼って透明キャップを被せる。シールが曲がってると見た目が悪いので気をつける。
基板裏面。半田付けは860ヵ所ほど。
裸のままでは扱いにくいし静電気対策としてケース自作。3mm厚アクリルをPカッタで切断加工。3mmネジ、スペーサ使用。スペーサはナット等で微調整。
スピーカ内蔵。スピーカコネクタは邪魔なので使わずケーブルは基板裏を通して並列に直付け。
DIP-SW部。CN3は接続する予定が無いので考慮していない。
キースイッチ部。フリースペースとして右側は空けてある。
7セグメントLEDの見え方。見やすい。可能なら16セグメントLEDだともっと表現力が上がって良いと思う。
部品名 | 個数 | 半田付け数 | |
---|---|---|---|
ロジックIC類 | 21 | 400 | |
その他IC類 | 5 | 110 | |
抵抗器 | 29 | 62 | |
集合抵抗器 | 8 | 62 | |
コンデンサ | 22 | 44 | |
ダイオード | 7 | 14 | |
トランジスタ | 3 | 9 | |
7セグメントLED | 8 | 80 | |
キースイッチ | 25 | 50 | |
その他 | 7 | 30 | |
合計(約) | 135個 | 861箇所 |
5時間くらいで完成。
兎に角、部品を間違わないようにします。
サンプルプログラム集もついてくるのでそれから始めるのも良し。簡単なLEDの点灯をやってみたり、努力次第で色々できる。
昔はテンキーでダンプリストを入れていたがこれはPCでアセンブルしてバイナリをUSBで転送できるので楽です。
自分は安定化電源から電源を取ってますが5Vにセットしてあっても電源投入時に5V以上が流れることがあるので定電圧 5V 三端子レギュレータを介して電源供給しています。
64bit 環境でのアセンブル方法