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広告に夢を求めて

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この記事を書いたきっかけ

 一番最初はAmazon Lambdaのことを書こうと思ったけど、もうすでにそういう記事はたくさんあるので、書かなくていいと思った。次に、Amazon Auroraの話を書こうかと思ったけど、流石に1つのAdvent Calendarに3つのAurora記事を自分で書くのは気が引けてやめた。そして、これからやってくるであろう受難の時代のために私達が何をできるのか、というのを考えたけど、それは1ヶ月や2ヶ月で終わるテーマじゃなかった。

 なので、ここでは、私が昔嫌で嫌で仕方がなかったはずなのに、今、それについて何をおいても1番に取り組まないといけないと思っているインターネット広告について、私の考えがどう変わってきたのかを書きたいと思う。エンジニア的には共感してくれる人も多いといいなと思っている。

 ちなみに、この記事は主観的なもので、私が属する会社の意見を代表するようなものではないので、それには注意してほしいと思う。

インターネット広告とのなれそめ

 初めてのインターネット広告への接触は、多分どっかのホームページのバナー広告だったんじゃないかと思う。1998年〜2000年前後、Yahoo!とかInfoseekとか、まだあんまりみんなググっていなかったころだ。そういうときにバナー広告を見ていたけど、特にクリックしたいな、とは思わなかった。

 自分が作っているホームページが本に載ったり、いくつかソフトウェアを公開しているうちに、うちの広告を掲載してくれませんか、っていう奇特な企業も現れたりした。でもその時の私は(GoogleやNECの数年遅れで)ホームページのリンク構造を解析するのに夢中で、そういうのに興味はなかったからスルーしていた。
 そのうちに、どんどんバナー広告は増えてきたけど、そんなに意識する存在でもなかった。

 そして、GoogleさんがAdWordsやAdSenseを持ってきた。Googleが広告をやるなんて!って多分みんなが思ってた。でも、Googleは最近までEvilじゃなかったので、そうは言ってもみんなGoogleを信じていたけどね。

 その後、Amazon.comもアフィリエイトを持ってきた。Amazonアソシエイトというやつ。そうこうするうちに、雨後の筍のようにアフィリエイトをやるECサイトがたくさんできた。なんかホームページにアフィリエイトを貼り付けると非難される時代で、私のインターネット広告への第1の印象はこれだった。

インターネット広告事業との関わり

 その後、アドテクとかProgrammatic Advertisingとかいうのが勃興し、隆盛を極めている、というのは恥ずかしながら去年になってから知ったんだけど、広告はインターネットで何かを見たり、調べたりするために邪魔な存在で、なんとかして時間を取ろうとして、なんとかしてクリックさせよう、タップさせよう、という存在でしかなかった。

 私は個人の自由を信じていたので、個人の情報が企業に握られる、ということについて、あまり良く思っていなかった。なんで広告をやるために情報を集めるのか、なんで商品を売るために個人のプライバシーを犠牲にするのか、その謎を解き明かす前に、その力関係をなんとか逆転できないものか、と考えた。

 その取り組みは、残念ながら今は実現していないけど、そのうち、この十年くらいには実現できると思っている。

 ともあれ、なんでそんなことするの?って思っていた。

 そんなとき、仕事でインターネット広告に取り組むという壁が私の前に立ちふさがった。

 悩み、調べ、書いた。そのおかげでインターネットでここ10年でやることには困らないくらいの課題がたくさんできた。

それでは、これからどうするか?

 そこで考えたことで、広告についてよく言われていることの一つは、広告はそれを本当に欲しがっている人に出してあげるのであれば、その人達の役に立つものになるんじゃないか、ということだ。

 私が欲しいものを提示してくれたら、私はそれを見て、それを買う。欲しいものが出るなら、たくさん買うし、たくさんクリックするよね。

 でも、それが本当に自動化されたとき、私が欲しいものは何なんだろう?私の個人情報とはなんだろう?

 そしてもう一つは、「広告」というくくりでなくても、大体の技術は私達の消費を効率化することで成り立っているということだ。

 広告だけが目立つから、広告についてあれこれいうけど、最近のベンチャーは広告の代わりに何かを効率化することでどこかから何かを生み出すビジネスだ。

 そうしたら、何もかもを効率化してしまったときに、私達に残るものはなんだろう?

 その答えは今はないけど、それに一番近づけるのが、広告を仕事にする、ということなんだと思う。

 人工知能とか、次世代の人類とかじゃなくて、私達を一番最初に脅かすのは広告なんじゃないだろうか?そして、そんな心配をしなくても、広告や、広告に突き動かされて何かをする、ということを超えて、私達は自分たちの何がオリジナリティーなのか、ということを見つけ出せるんじゃないだろうか?

 私たちは無理でも、私達の子供たちはそういうものを見つけられるんだと思う。

 少なくとも私たちは前の世代が反発していたいろいろなものを受け入れて今ここにいる。私達の子供たちもそうであると信じたい。

 かつて手書きの履歴書が印字した履歴書よりも真面目さがある、と言われたように、広告も昔は邪魔な存在だったけど、と言われるようになるだろう。

 そうなったとき、私たちは広告に費やしていた時間をまるまる削ることができるようになる。

 その時、私たちは広告を使ってどんなことをするんだろう?

inayuta
supership-inc
「すべてが相互につながる『よりよい世界』を実現する」という理念のもと、新たな価値の提供を目指すデータテクノロジーカンパニーです
https://supership.jp
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