はじめに
今回は「Women Tech Terrace 2024」(女性エンジニアのための技術とキャリアのカンファレンス)に行ってきました!
ドイツで言語基盤チームの統括リーダーをされている方から大学生の方、パラレルワーカーの方など、様々なバックグラウンドを持つ方々のお話がありとても面白かったです。
今回は「行きたかったけど行けなかった」という方向けに簡単にどんなお話をされたかと感想をまとめました。(スライドを公開されている方はリンクを貼らせていただいています)
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— CyberAgentDevelopers (@ca_developers) June 22, 2024
女性エンジニアのための
技術とキャリアのカンファレンス
Women Tech Terrace 2024 💐
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「女性エンジニアが "長く自分らしく" 働けることを応援する」をテーマに開催した当イベント。
皆様の更なるご活躍に繋がることを願っております✨
登壇・参加くださりありがとうございました!#wttjp pic.twitter.com/dwCxOAgGjN
セッションごとの感想
思い通りにならない人生をリードする:自分で創る自分の道
安田絹子さんは結婚や子育て、仕事、人間関係など、人生は思い通りになることは少ない中でどう生きていくかというお話をされていました。
どう生きていくかについて、「失敗を許容できる割合を決めて、それより少なければ成功と考えている」という言葉が印象に残っています。一旦このラインを決めてみると失敗したときに心の負担が減りそうと感じたので、試してみようかなと思っています。
やさしいITを目指すために
石戸谷由梨さんは様々な要因で情報格差がある中で、ジェンダー格差による情報格差の影響をなくしたいというお話をされていました。女の子が大学に?理系に?技術職に?という考えを持つ人は一定数います。そういう環境にいるとエンジニアなどの職業は選択から外れてしまうというお話でした。
Dots to Codeという女性&ノンバイナリー向けのハッカソンを定期開催するみたいなので、次回参加したいと思います!
なんとなく理解するDocker/Kubernetes
高橋あおいさんがDockerとKubernetesの基礎を分かりやすくお話してくれました。DockerやKubernetesは前提知識が必要な説明をされることが多いと個人的には思っています。高橋さんは専門的な知識がなくても分かるように説明しておられ、初心者や知識が全然ない人でも理解できる説明でした。(絵もわかりやすい)
本を出されたみたいなので、「Kubernetesを会社で使っているけどわからない!」「これから使うかもしれないけど何もわからない!」「なんならDockerもわからない!」という方はぜひ。(私は買いました)
つくって、壊して、直して学ぶ Kubernetes入門
From research to social implementation: opportunities, challenges, and women representations in industry-academia collaboration研究から社会実装へ:産学連携における機会、チャレンジと女性像
YI FangyuanさんがサイバーエージェントのAI事業本部とそこでどんなことをしているのかについてお話してくれました。
サイバーエージェントではAI事業本部に88人(イベント時点)もいるの流石サイバーエージェントと恐れおののいていました。
大学で経済学をやってた人間としては機械学習を使って適正価格を導きだしたりする実用的な経済学はかなり面白そうだなと思いました。(これから機械学習を利用した研究は大学でも増えていきそう)
XR新体験を開拓せよ!〜AR×ドラムを開拓する学生の場合〜
さくたまさんが普段開発しているAR系のお話と、これからのXRやXRコミュニティってこんな感じというお話をされていました。
これからのXRについては、非日常だけではなく、日常に侵食しだしているというのがひしひしと伝わってくるお話でした。これからは多様な作り手が必要になるというのも、これから大きな波がくるぞ!というワクワク感がありました。
XRコミュニティについてはとても優しいとのことだったので、少し勉強してからコミュニティ参加したいなぁと思ったりしてます。「Swiftが熱い!」ということだったのですがUnityもC#の知識も0に近いので、まずはそこから始めてみます。(この記事とかよさそう)
さくたまさんのスライドはこちらです。
パラレルワーカーという働き方
田中友彩さんがパラレルワーカーとして自分の働き方と、これから始めたい方への基礎的な知識をお話していました。田中さんは10社(イベント時点)で開発の仕事を行っており、それ以外にも富士山のガイドなども行っていて驚きました。
そんな田中さんが副業を始めたきっかけは、外部登壇したスライドを公開してお話をいただいたことみたいです。外部発信は自分が一社会人ではなく一個人として認識してもらう機会ということだったので、自分も積極的に外部発信していきたいなと思いました。
生成AIを活用したSNS運用アシスタント
志葉友梨香さんは、サイバーエージェントでの「生成AI徹底理解リスキリング」というeラーニングプログラムで勉強した内容をお話してくれました。お話の中でFine TuningやFew-shot Learningという単語が出てきて何もわからなかったので調べてみなければなりません。(サイバーエージェントはこのプログラムを外部企業に提供しているみたいなので、ちょっと気になります)
DE&I責任者と語る、IT業界ジェンダーギャップ解消の未来地図と現在地
山田進太郎D&I財団の石倉秀明さん、日立製作所の中田やよいさん、bgrassの咸多栄さんによるパネルディスカッションがありました。
興味深い話題として、女性の管理職割合などの目標を数字で設定することについてのテーマが取り上げられました。その中で、ある大学が女性入試専用枠を設けたことで女性が増え、その際に初めて女性トイレが足りないことに気づいたという一例が紹介されました。この事例には深く共感し、当事者しか気づかない問題は性別だけでなく、年代や地域によってもあるため、多様性の重要性を改めて実感しました。
おわりに
勉強会自体に行くこと自体、自分の好奇心や学習意欲を掻き立てられるので、これからも様々な勉強会に参加して自分をアップデートしていきたいと感じました。
また、女性向けのイベントは正直とても参加しやすかったです。「外部の勉強会に行ったことないけど、始めては不安」という女性エンジニアの方はぜひ行ってみてください。(Women Tech Terraceは来年になりますが、女性エンジニア向けのイベントは他にもあります)
今回の勉強会だけでも学生さんやエンジニアではないけどプログラミング勉強中、実はもうエンジニアじゃないけど昔やってたという方など多種多様な方がいらっしゃったので、試しに行ってみると交流の輪も広まって良いのかなと個人的に思います。
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