参考記事
環境
- Windows10 Pro
- Visual Studio 2022
- .NET 7.0
コマンドの説明
dotnet dev-certs
コマンドを実行することで自己証明書が生成され、ローカルWebアプリ開発中にHTTPSを使用できるようになる。dotnet dev-certsコマンドの主な機能は以下の通り
- 開発中にHTTPSエンドポイントで使用する証明書を生成する
- ローカルコンピュータで生成した証明書を信頼する
- ローカルコンピュータから生成した証明書を削除する
- 証明書をさまざまな形式でエクスポートして、他のツールで使用できるようにする
- ツールによって生成された既存の証明書をローカルコンピュータにインポートする
使用方法
dotnet dev-certs
には1つのコマンドhttps
しかなく、dotnet dev-certs https
コマンドを実行することで、開発証明書がマシン上の現在のユーザーの証明書ストアに存在するかどうかを確認する
自己署名証明書を作成
- 作成コマンドを実行
dotnet dev-certs https
- 既に証明書が存在する場合は以下のようなメッセージが表示される
A valid HTTPS certificate is already present.
- 証明書がなく、正常に作成ができた場合はコマンドでは次の例のようなメッセージが表示される
The HTTPS developer certificate was generated successfully.
コマンドで開発証明書が見つからない場合は、現在のユーザーの証明書ストア (CurrentUser という場所にある My という名前のストア) に開発証明書が作成され、証明書の物理的な場所は、.NET ランタイムの実装の詳細であり、いつでも変更可能。
- 証明書を信頼
※規定では、新しく作成された証明書は信頼されていないため、証明書を信頼するには--trust
オプションを使用する必要あり
> dotnet dev-certs https --trust
Trusting the HTTPS development certificate was requested. A confirmation prompt will be displayed if the certificate was not previously trusted. Click yes on the prompt to trust the certificate.
- 翻訳するとこんな感じ
HTTPS 開発証明書を信頼することが要求されました。証明書が以前に信頼されていない場合は、確認プロンプトが表示されます。プロンプトで「はい」をクリックして証明書を信頼します。
自己署名証明書の確認
- 信頼された開発証明書がローカル コンピューターに存在するかどうかを確認。
A valid certificate was found:
が表示されていればOK
> dotnet dev-certs https --check --trust
A valid certificate was found: ~
以上です。