CentOSにJenkinsをインストールする方法は複数あります。
一番簡単な方法はダウンロードしたJenkinsのwarファイルをTomcatのようなアプリケーションサーバーに配置するだけで終わります。
ですが、今回はJenkinsの公式HPにも載っているyumを使った方法について紹介します。yumなので難しくありません。
https://wiki.jenkins-ci.org/display/JENKINS/Installing+Jenkins+on+Red+Hat+distributions
##OpenJDKをインストール
Jenkinsが動く必須条件としては「Java7以上がインストールされていること」があります。昔はJava6でも問題ありませんでしたが、最新バージョンのJenkinsではJava7以上が必須条件となりました。CentOSにJava7以上がインストールされていない場合はインストールしてください。ここでは、OpenJDKを使用しますが、OpenJDKに不安がある方はOracleJDKでも問題ありません。
# yum install java-1.8.0-openjdk
##yumリポジトリに追加
DefaultのyumリポジトリではJenkinsのダウンロードができないので追加します。
ここでは安定バージョン₍stable₎を利用します。
$ sudo wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/jenkins.repo
##RPMパッケージの公開鍵をインポート
Jenkinsのインストール時使われる公開鍵をインポートします。インストールに使うJenkinsのRPMパッケージに問題がないか₍改ざんされてないか₎をチェックするためにあります。
$ sudo rpm --import https://jenkins-ci.org/redhat/jenkins-ci.org.key
##Jenkinsインストール
$ sudo yum install jenkins
##ポート変更
$ vi /etc/sysconfig/jenkins
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JENKINS_PORT="8082"
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##サービススタート
$ sudo service jenkins start
##ランレベル₍chkconfig₎に登録
$ sudo chkconfig jenkins on
これでインストールが完了しました。Jenkinsの初期設定画面を確認してください。
http://#ipadress#:8082/
初期設定の最初はパスワードを聞かれますが、画面の指示通りにサーバーでパスワードを確認して入力します。
$ sudo cat /var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPassword
※インストールの過程でApacheやTomcatのなどのWebサーバー、アプリケーションサーバーをインストールしなくても動くのはJenkinsの中にはJettyという軽量のServletコンテナが同梱されているからです。