vagrantは使い方が簡単でIT業界の初心者でも使える仮想環境ツールです。
私もプライベートではいつも愛用しています。
そういう便利なやつですが、うまく使いこなしたら、サーバー単体でのテストだけではなく、サーバー間の通信が必要なテストなどにも使えます。例えば、冗長構成とかですね。
vagrantのネットワーク構成にはいろんな種類があります。
HostとGuestだけ通信ができるするとか、GuestがGuestではなくもう一つのHostのように位置づけさせることも可能です。
今回は私がよくつかう、「Public NetworksでIPを固定」の方法について紹介します。
やりたいこと
HostPCのvagrantでLinuxを立ち上げ₍サーバーAとします₎、HostPCのブラウザからサーバーAで起動しているApacheなどのWebページにアクセスする。ただし、PortForwardingは使わない。
設定方法
Vagrantfileに以下の設定を追加
config.vm.network "public_network", ip: "192.168.123.120"
これだけで終わりです。
ただ、正しいipアドレスを指定する必要があります。
多くの場合普段使うネット環境は固定ipアドレスではなくDHCPによる動的ipアドレスを使うと思いますが、
動的ホスト端末からipconfig(Windows基準)してみると自分の端末に割り振られたipアドレスがわかります。
そのipアドレスの4番目の数字だけを動的に割り振られてなさそうな番号にします。
例えば、
自分のipアドレスが「192.168.123.103」の場合「192.168.123.120」にする
とかです。
ちなみにvagrantのバージョンによってはできないようです。私が使用しているバージョンは1.8.1です。