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共同編集WikiであるHedgeDocの最新版をdocker-composeでサクっと立ち上げる

Last updated at Posted at 2022-09-30

HedgeDoc?

HackMDのオープンソース版という位置付けのプロジェクトのようです。
元々はCodiMDと呼ばれるプロジェクトでしたが、名前が変わったようです

このHedgeDocですが現在2.x系の開発が活発に進んでいます。

が、まだリリースはされておらず、利用方法のドキュメントなどは1.x系のものが充実しています。

新しいもの好きの自分は、ちょっと最新版のHedgeDocも試してみたいということで、簡単に試す方法を調べてみました

安定版を使いたい

HedgeDocの安定版であるv1.9.4を同じようにdocker-composeで試す方法は公式ドキュメントによくまとまっています

docker-composeを使ったデプロイ

最新版である2.x系も安定版と同じようにdocker-composeで動かせると楽なのに・・ということでその方法を調べました。
HedgeDocの2.x系はフロントエンドとバックエンドが分離されており、それぞれを連携させて動作させる必要があります。

こういう時に便利なのがdocker-composeです。

ということでdocker-compose.ymlを用意します

docker-compose.yml
services:
  proxy:
    image: caddy
    volumes:
      - ./Caddyfile:/etc/caddy/Caddyfile
    ports:
      - "8080:8080"
    links:
      - frontend
      - backend
  frontend:
    image: ghcr.io/hedgedoc/react-client:main
    environment:
      - HD_EDITOR_BASE_URL=http://localhost:8080/
  backend:
    image: ghcr.io/hedgedoc/hedgedoc:develop
    environment:
      - HD_AUTH_LOCAL_ENABLE_LOGIN=true
      - HD_AUTH_LOCAL_ENABLE_REGISTER=true
      - HD_DOMAIN=http://localhost:8080
      - HD_MEDIA_BACKEND=filesystem
      - HD_MEDIA_BACKEND_FILESYSTEM_UPLOAD_PATH=uploads/
      - HD_DATABASE_TYPE=sqlite
      - HD_DATABASE_NAME=./hedgedoc.sqlite
      - HD_SESSION_SECRET=hogehoge

フロントエンドとバックエンドはURLのパスによって呼び分ける必要があります。

ここでCaddyというリバースプロキシを使ってこれを実現しています。

Caddyの設定ファイルは以下です。

:8080

log {
	output stdout
}

reverse_proxy /realtime http://backend:3000
reverse_proxy /api/* http://backend:3000
reverse_proxy /public/* http://backend:3000
reverse_proxy /* http://frontend:3001

これら2つのファイルを用意してdocker-compose upを実行すると  http://localhost:8080/でHedgeDocの最新版を試すことができます。

image.png

まとめ

リアルタイム共同編集でMarkDownを扱うことができるWebアプリケーションとしてHackMDや、そのオープンソース版であるHedgeDocは非常に良いものです。

docker-composeで簡単に試せるので気になる方は是非動かしてみてください。

参考

https://github.com/hedgedoc/react-client/tree/main/dev-reverse-proxy にDockerを使わずローカル環境でHedgeDocの最新版を動かす方法が書かれていたので、この記事ではこれをdocker-composeを使う方法に変換しただけです。

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