このブログは「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション) Advent Calendar 2023」の17日目 の記事です。
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WinActor アウトプットのススメ
この記事の内容は、2023年1月30日に開催された RPACommunity ライトニングトークについてのレポートです。
▼ 動画でご覧になりたい方は、こちらからどうぞ!
以下は、動画で話しきれなかった内容も補足していきたいと思います。
内容は以下の通りです。
1.ご提案の背景
皆様、WinActorの勉強は進んでいますか?
もう自力でサクサク作れる人は大丈夫だと思いますが、
「業務時間中に勉強する」ということは、結構難しいことかと思います。
でも、私は「是非ともアプトプットしていただきたい!」と考えています。
ただ、どうすればいいか……。皆様戸惑っているかと思います。
学ぶにも時間もお金もない、質問したくても詳しい人が周りにいない、だから無理なんじゃ?と考えている方もいるかと思います。
まずは、現状と課題を確認して、解決方法をご提案していこうと思います。
最初に、一般的な学習方法について考えていきます。
私の所属している会社では、エンジニア教育は上記の図のような流れで行っています。
研修で基礎知識を学び、演習問題で経験を積み、業務に沿ったレクチャーができるよう現場で手を動かす……という流れで、必ず「手を動かす」フェーズが入っています。
この流れでだいたい、3か月~6か月でWinActorを問題なく操作できるようになっていますので、アウトプットがいかに重要かを感じていただけるかと思います。
ですので、どうしても取り組みたいけど手を動かせない場合は、最初のうちは研修や勉強会で強制的に動かすことを続けてみることをおすすめします。そこで出来そうかどうかや、好きか嫌いか、などまずは実感していただくことが大切だと思います。
「意外と出来そうだな」と感じていただけたら、とにかく手を動かしてみてください。動かしたくても課題がない、という方も安心してください!あとで具体的な方法を解説します。
やっぱりひとりでやるとサボりがち……という方は、周りの人も巻き込んでみてください。
例えば自分で勉強会を開いて、周りの方に教えるという形を取れば、アウトプットせざるを得ません。また、もくもく会という形を取れば、アウトプットもできますし、みんなで試行錯誤することも可能です。
また、人材育成の観点からアウトプットを考えていっても必要な過程だと考えます。自主的に最低限のデジタルリテラシーを身に付けても、業務に合った形で課題解決する能力が必要です。
業務に合った形で解決するためには、やはり経験値や、習得したことを応用する力や、追加の知識が必要です。ですので、アウトプットを継続的に行う必要があります。
2.アウトプットの現状
ここでは、アウトプットが苦手な方の気持ちになって考えてみようと思います。
「アウトプットは大切」ということはもちろん、苦手な方でも理解しているかと思います。
ただ、いきなり学んだことを業務に活かそうと実践しようとすると失敗しがちです。
なぜなら業務はそんなに単純ではないから。
その失敗経験を経て、いやになってしまい、アウトプットが止まってしまう傾向があるのではないか、と私は考えています。
ですので、いきなり難易度の高い課題から挑戦せず、まずは簡単なものから取り掛かるべきだと考えています。
とはいえ、闇雲に簡単なものを反復してとりかかるのではなく、業務に使用するアプリケーションに関連する教材を見つけて、ひたすら手を動かしていくと効果的に身に付けていくことが可能であると考えます。
例えばですが、課題も教材も動画も全部そろっていて、カテゴリー分類もしてあり、教材の難易度も低ければ、どうでしょうか?
その教材をマネするだけでOKと言われれば、アウトプットできそうな気がしてきませんか?
ですので、経験を積むためのアウトプットについては、以下の事前準備を行ってから実施するといいかもしれません。
- 実現化したい複雑な業務を分解して単純化する
- 単純化した業務に関連する内容の教材のマネをする
- 興味のあるものや課題解決につながりそうなものから取り掛かる
以降からは、具体的な作業方法を提案していきます。
3.アウトプットのご提案
まずはアウトプットの習慣化を目指してみてください。
NTT DATAさんが用意してくださっている、COBOTOPIAのGYMの動画には、100パターンの教材が用意されています。
カテゴリーで絞り込み、関連するシナリオ作成動画をマネすることで、まずは手を動かすことができます。動画も3~4分以内の短い動画ばかりですので取り組みやすいと思います。また、シナリオの組み方が分からない場合は、サイトからサンプルシナリオをダウンロードすることも可能です。
たとえば、毎日1回、業務時間内に30分~1時間ほど時間を取って動画をマネするだけ……であれば、なんとか取り組めるかも、と思えてきませんか?
また、いろんな課題をこなしていくと、シナリオを組合わせれば業務のあった解決法も見えてくると思います。
WinActorの操作やシナリオの作成に慣れてきたら、補助なしでアウトプットできるよう、自分で課題を考えてシナリオを組んでみてください。また、取り組んだ内容をアウトプットすることをおすすめします。
たとえば、勉強会を開いてお互いにシナリオについて議論してみる、とか、もくもく会で意見を求める、など方法は色々あります。
ただ、それでもハードルが高い場合は「ブログ」をおすすめします。
ブログの作成を通じて、頭の中で考えていたことを文章化しようとすると、自分の理解度があいまいな部分が見つかることがあります。この積み重ねで頭の中を整理していくことで、習得度合いが上がっていきます。
また他の人のアウトプットを見て学ぶということも大切です。
ブログの検索機能で、知りたい内容をキーワードで絞り込み片っ端から読んでみる……これも勉強になるかと思います。どのような文章校正や図表の表現方法であれば、より相手に伝わるか?も考えながら読んでいくと、新しい知識を吸収できるだけでなく、自分の頭の中の整理もできます。
そして、この時期一番アウトプットできるイベントが……「アドベントカレンダー」です!!!
今回は、去年のWinActor関連のアドベントカレンダーを紹介していきます!
4.記事のご紹介
WinActorの作成を担当されているということで、実践寄りの処理についてステキなTipsが書かれていました!
弊社でも技術サポートでご提案するような内容もありましたので、この記事の内容は有料級だと感じました。とても勉強になる内容なので是非読んでいただきたいです!
2人目はまるさんです!
まるさんは以前WinActorの作成を担当されていたそうですが、現在はPower Automate for desktopを作られることが多いそうです。
そこで、以前WinActor勉強会にて作成したロボットをPower Automate for desktopで作ってみようという面白い試みをされていました!
これは完成したときのワクワク感が大きい内容でしたので、WinActorの操作に慣れたら是非取り組んでみていただきたい内容です。
Emiさんは販売店でシナリオ作成を担当している方なので、こちらも実務に沿ったシナリオを作る際に課題になりがちな内容を記事として提供してくださっております。こちらも有料級の内容で、どれも勉強になるものばかりです。
同じような課題にぶつかった場合は是非
最後に手前味噌ですが、たまいの記事も紹介させていただきます。
WinActorの変数を外部に出すための、設定ファイルの作り方を解説させていただきました。WinActor初心者向けの内容となっておりますので、よろしければご覧ください。
また、こちらの記事ではWinActor界隈で名を上げている「橋本名人」のTipsをまとめたリンク集となっておりますので、こちらもよろしければご覧ください。
5.まとめ
この記事で言いたかったことは、
「とりあえず手を動かしてアウトプットする習慣を身に付けよう!」
という内容でした。
今後もビジネス界隈も変化が多く不確実なことも増えてくると思いますので、業務時間中に勉強時間を確保することが必要になってくると思います。
いきなり変化を求められることも出てくるかと思いますので、いざというときどれくらいの時間で対応できるか、今のうちに試行錯誤しておくといいかもしれません。
今回ご提案した内容は、1つの方法ですので、ここまで読んでくださった方の参考になれば幸いです。
ご覧くださりありがとうございました。
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