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GnuPGと輸出規制の話

Last updated at Posted at 2019-12-12

GPGとかなんか規制とかあるんじゃなかったっけ

メールの暗号化というとなんだかもやっと、

  • アメリカ以外の国で使うときに何か規制があったような…
  • 国際版とかあったような…
  • 送っちゃいけない国があったような…

のようなややこしい問題があったような気がしたので調べてみました。

結論: 大丈夫っぽい

結論からいいますと、もうその手の問題はないので、自由に使って良い感じです。

一時期(1999年前後)暗号化技術の輸出規制の話が話題になりましたが、アメリカ政府により
規制は緩和されています。

当時は特許や輸出規制の関係で、二種類の"PGP"がありましたが、それも特許切れと輸出規制の緩和で
一つに統一されています。

  • PGP = 特許や輸出規制で話題になってソフトウェアの名称。米国版を指すこともあった。
  • PGPi = アメリカの特許問題を回避した国際版。のちに米国版PGPに統一。

※ たまたまですが20年前の今日(12月13日間)に、アメリカ連邦政府は規制を緩和しPGPの輸出を一部の国家を除いて認めています。

そもそもPGPとGPGとかごっちゃになってないかえ

規格とソフトウェアの名称が混ざっているのでまとめると、

  • OpenPGP = RFC4880の国際規格。
  • PGP = "PGP"というソフトウェアの商標。
    • また、OpenGPG(RFC4800)の規格に基づいて実装されたソフトウェアの一つ。
    • PGP社というのも存在しましたが、シマンテックに買収されて無くなっています。
  • GnuPG = OpenGPG(RFC4800)の規格に基づいて実装されたソフトウェアの一つ。
  • GPG4Win = GnuPGのWindows版GUIフロントエンド。

という関係になっています。

参考情報

ちなみに、GnuPGはコッホさん一人が開発しているそうです。

今はもう少しメンバーが増えているっぽいです。(食えてるかどうかは不明…)

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