SwiftUIのページビューにおけるライフサイクルを観察する

SwiftUIでは TabView を使ってページビューを作成できますが、多量のページを表示したい場合に負荷的な問題がないのか、ライフサイクルを観察してみました。

以下のコードを動かしてみます。

import SwiftUI

struct ContentView: View {
    var body: some View {
        TabView {
            ForEach((1..<100)) { id in
                Page(id: id)
            }
        }
        .tabViewStyle(.page)
    }
    
    private struct Page: View {
        let id: Int
        
        init(id: Int) {
            self.id = id
            print("Instantiate: \(id)")
        }
        
        var body: some View {
            print("Render: \(id)")
            return Text("Page\(id)")
                .onAppear { print("Appear: \(id)") }
                .onDisappear { print("Disappear: \(id)") }
        }
    }
}

アプリ起動後、以下のログが出力されました。

Instantiate: 1
Instantiate: 2
Instantiate: 3
...
Instantiate: 99
Instantiate: 1
Render: 1
Appear: 1

この後次のページへの切り替えを行なっていくと、

Instantiate: 2
Render: 2
Appear: 2
Instantiate: 3
Render: 3
Appear: 3
Disappear: 1
Disappear: 2
...

と出力されました。

推察するに、

1. TabView の ViewBuilder でページ数分の Page がインスタンス化される
   (ページ数計上のため？そしてレンダリングは行わない)
2. 実際に表示するページごとに Page をインスタンス化、表示のためレンダリング

という挙動になっているようです。

SwiftUIのViewは何度もインスタンス化されるものなので、 init に高負荷な処理を入れない限りは問題なさそうです！