ArduinoでOOP

正直、ArduinoでがっつりOOPで実装する機会とかあんまりないかもしれませんが、一応。。

まず、ファイル構成はこんな感じになります。

文字通りLEDをコントロールする部分をクラス化してみました。

コードは以下のとおり。

Arduinoでスケッチを新規作成すると、*.inoという拡張子のファイルが作られます。
.inoにはおなじみのsetup()とloop()がいます。

Arduinoのプログラムはここからスタートしますね。

sketch_oopTest.ino

sketch_oopTest.ino

void setup() {
}

void loop() {
}

次に、クラス定義をC++で書いてみます。

LedController.h

LedController.h

# ifndef LedController_h
# define LedController_h

class LedController {

  public:
    LedController(int pin);
    void on();
    void off();
    
  private:
    int m_ledPin;
  
};

# endif

LedController.cpp

(※)Arduino.hをインクルードし忘れないように注意してください！

LedController.h

# include "Arduino.h"
# include "LedController.h"

LedController::LedController(int pin) {
  m_ledPin = pin;
  pinMode(m_ledPin, OUTPUT);
}

void LedController::on(void) {
  digitalWrite(m_ledPin, HIGH);
}

void LedController::off(void) {
  digitalWrite(m_ledPin, LOW);
}

クラス定義ができたので、先ほどの.inoから、クラスを使用してみます。

sketch_oopTest.ino

# include "LedController.h"

LedController ledCont = LedController(10);

void setup() {

}

void loop() {
  ledCont.on();
  delay(100);
  ledCont.off();
  delay(100);
}

おわり。

[追記]
ちなみに、ArduinoIDEで、プロジェクト内に新規ファイルを作成する方法はちょっと変わってまして、最初とまどいました。。

以下参考

Arduino - ソースコードを複数ファイルに分割して記述する