概要
- 2020年12月8日からApp Store Connectの仕様が変更され、iOSやmacOS向けアプリの提出時に「アプリのプライバシーに関する質問」への回答が必要となります(回答にはAccount HolderまたはAdmin権限が必要)。
- アプリが収集する各種データについて「データタイプ」と「データの使用目的」をチェックボックスで回答します。
- 「データタイプ」と「データの使用目的」は公式ドキュメント及び回答画面にて定義を確認できます。
- 2020年11月10日時点で、公式ドキュメントには英語版があるものの、日本語訳が回答画面にしかなく、管理画面に入れない人と確認するのに不便だったため、改めてこちらに日本語訳をまとめました。
Types of data / データタイプ
連絡先情報
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Name |
名前 |
姓または名を含む |
Email Address |
メールアドレス |
ハッシュ化されたメールアドレスを含むが、これに限定しない |
Phone Number |
電話番号 |
ハッシュ化された電話番号を含むが、これに限定しない |
Physical Address |
所在地 |
自宅住所、所在地、郵送先住所など |
Other User Contact Info |
ユーザのその他の連絡先情報 |
自宅または所在地 |
健康とフィットネス
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Health |
健康 |
健康および医療関連のデータ - 臨床ヘルスケアレコードAPI、HealthKit API、運動障害API、健康関連の被験者研究、またはその他のユーザが提供した健康または医療のデータを含むが、これらに限定しない |
Fitness |
フィットネス |
フィットネスおよび運動データ - モーションAPIおよびフィットネスAPIを含むがこれらに限定しない |
財務情報
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Payment Info |
支払い情報 |
支払い方法、支払いカード番号、銀行口座番号など。Appが支払いサービスを利用している場合は、支払い情報はApp外で入力され、あなた(デベロッパ)は支払い情報にアクセスできません。その場合、データは収集されないため、申告する必要はありません。 |
Credit Info |
クレジット情報 |
クレジットスコアなど |
Other Financial Info |
その他の財務情報 |
給与、収入、資産、負債、その他の財務情報など |
位置情報
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Precise Location |
詳細な位置情報 |
小数点以下3桁以上の緯度経度と同等、またはそれよりも高い解像度のユーザまたはデバイスの場所を示す情報 |
Coarse Location |
おおよその場所 |
小数点以下3桁以上の緯度経度よりも低い解像度のユーザまたはデバイスの場所を示す情報(おおよその場所サービスなど) |
機密情報
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Sensitive Info |
機密情報 |
人種または民族情報、性的指向、妊娠または出産に関する情報、障害、宗教または哲学的信念、労働組合への加入、政治的意見、遺伝情報、または生体情報など |
連絡先
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Contacts |
連絡先 |
ユーザの電話、アドレス帳、ソーシャルグラフ内の連絡先リストなど |
ユーザコンテンツ
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Emails or Text Messages |
メールまたはテキストメッセージ |
メールまたはメッセージの件名、送信者、受信者、および内容を含む |
Photos or Videos |
写真またはビデオ |
ユーザの写真またはビデオ |
Audio Data |
オーディオデータ |
ユーザの音声または録音 |
Gameplay Content |
ゲームプレイコンテンツ |
ゲーム内でユーザが生成したコンテンツなど |
Customer Support |
カスタマーサポート |
カスタマーサポート依頼中にユーザが生成したデータ |
Other User Content |
その他のユーザコンテンツ |
ユーザが生成したその他のコンテンツ |
閲覧履歴
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Browsing History |
閲覧履歴 |
Webサイトなどのユーザが閲覧したコンテンツ(Appの一部でないもの)に関する情報 |
検索履歴
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Search History |
検索履歴 |
Appで実行された検索に関する情報 |
ID
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
User ID |
ユーザID |
スクリーン名、ハンドル、アカウントID、割り当てられたユーザID、顧客番号、確率的識別子、または特定のユーザやアカウントの識別に利用できるその他のユーザレベルやアカウントレベルのIDなど |
Device ID |
デバイスID |
デバイスの広告ID、またはその他のデバイスレベルのIDなど |
購入
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Purchase History |
購入 |
アカウントや個人の購入、または購入傾向 |
使用状況データ
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Product Interaction |
製品の操作 |
Appの起動、タップ、クリック、スクロール情報、音楽の視聴データ、ビデオの視聴数、ゲームやビデオ、曲の保存場所、またはユーザのApp操作に関するその他の情報など |
Advertising Data |
広告データ |
ユーザが見た広告に関する情報など |
Other Usage Data |
その他の使用状況データ |
Appのユーザアクティビティに関するその他のデータ |
診断
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Crash Data |
クラッシュデータ |
クラッシュログなど |
Performance Data |
パフォーマンスデータ |
起動時間、ハング率、エネルギー使用量など |
Other Diagnostic Data |
その他の診断データ |
Appに関連する技術的診断を測定する目的で収集されたその他のデータ |
その他のデータ
英語名 |
日本語名 |
該当データ |
Other Data Types |
その他のデータ |
言及されていないその他のデータタイプ |
Data use / データの使用目的
英語名 |
日本語名 |
目的 |
Third-Party Advertising |
サードパーティ広告 |
Appにサードパーティの広告を表示する、サードパーティの広告を表示する事業体とデータを共有する、など |
Developer’s Advertising or Marketing |
デベロッパの広告またはマーケティング |
Appに自社の広告を表示する、ユーザに直接マーケティング情報を送信する、自社の広告を表示する事業体とデータを共有する、など |
Analytics |
アナリティクス |
既存の製品機能の有効性の理解、新機能の計画、視聴者の規模や特性の測定など、ユーザの行動を評価するためのデータ利用 |
Product Personalization |
製品のパーソナライズ |
おすすめ製品、投稿、提案の一覧など、ユーザに表示される内容をカスタマイズ |
App Functionality |
Appの機能 |
ユーザ認証、機能の有効化、不正行為の防止、セキュリティ対策の実施、サーバ稼働時間の確保、Appのクラッシュの最小化、拡張性とパフォーマンスの向上、またはカスタマーサポートの実行など |
Other Purposes |
その他の目的 |
記載されていないその他の目的 |
おまけ - 質問回答チェック表
こんな感じで、回答前に自分のアプリで収集しているデータを洗い出してData TypeとData Useの対応表を作っておくと便利かもしれません。
データタイプ |
データの使用目的 |
自分のアプリでの収集箇所や機能 |
名前 |
Appの機能 |
会員登録時の実名 |
詳細な位置情報 |
1. 製品のパーソナライズ 2. Appの機能 |
1. 近くのユーザーとマッチングさせる 2. 位置情報検索 |
参考リンク