研究の一環として2023年6月25日に東京でVR体験をしてきました.
行ったVR体験は以下の4個です.
・VRバンジー(東京タワー)
VRバンジーのページ
・KATWALK mini S(ZEXAVERSE TOKYO)
ZEXAVERSE TOKYOのページ
・コリドール(ティフォニウム)
ティフォニウムのページ
・XR BASE
XR BASEのページ
#VRバンジー
VRバンジーは東京タワーのメインデッキで行われており,東京タワーのてっぺんからのバンジージャンプ体験をすることができます.
以下のような装置にうつ伏せになって体験をします.
VRバンジーを体験した感想としては
バンジージャンプに必要不可欠な落下への恐怖+落下感を強く感じることができました.
このような感覚が発生した理由として以下の要因によるものだと考察しました.
・足をガッチリと固定された状態で180度宙吊りにされた際の,体の不安定さが落下感や恐怖へ繋がった.
・扇風機からの風によって更に臨場感が向上していた.
これは誇張抜きで一度乗ってみる価値があると思いました.
#KATWALK mini S
KATWALK mini Sはマロニエゲート銀座3FのZEXAVERSE TOKYOに設置してあり,その場でVR空間内を360度自由に歩く体験をすることができます.
以下のような装置に立った状態で体験します.
KATWALK mini Sを体験した感想としては
現実空間の装置の上という限られた範囲で,広大なVR空間を360度歩行体験することができました.
しかし,体験をした上での欠点?不満もありました.
搭乗者がVR空間内で歩行する為には,装置の下部にある円盤の上を'''すり足'''で進まなければいけないという点です.
搭乗者がすり足で移動しなければならないので,やはり違和感が発生してしまいます.
ですが,こういった装置において'''使用スペースと体験の良さ'''はトレードオフの関係にあると思っています.
そのような点を考慮すればKATWALK mini Sは,その場で体験することができるVR装置としてはとても良い体験でした.
#コリドール
コリドールはダイバーシティ東京プラザ5Fのティフォニウムという施設で体験することができます.
コリドールは先ほどのKATWALK mini Sとは異なり,何も物が置いていない部屋(広さの例として一般的なコンビニ程度)に通され,その部屋をVRゴーグルを被りぐるぐる回るといったものです.
体験中の撮影ができなかったので,待合室に設置してあるコリドールの体験映像の写真を添付します.
コリドールを体験した感想としては
その場で体験するKATWALK mini Sとは異なり,部屋の中を体をフルに動かして探索することができるコリドールの方が移動感(歩行感覚)が高かったです.
更にコリドールでは,実際のランタンを手に持ってVR体験を行うのですが,手に持っているランタンをVR空間内の紙やロウソクに近づけると実際に燃え上がり,進むためのギミックが発生するようになっていました.
ただ道に沿って歩くだけでなく,実際に体験者の動作によって次に進めるといったワンクッションが置かれることで没入感が向上していると感じました.
#XR BASE
XR BASEは秋葉原駅のラジオ会館側にある施設でXR(クロスリアリティ)の体験をすることができます.
今回は私自身がMR(複合現実)ゴーグル初体験でしたので,日曜日限定の「MRどうぶつ」というバーチャル猫と遊ぶことができる体験を行いました.
以下のようなMRゴーグルを装着し,現実世界でVR世界の猫を撫でたり,持ち上げたり,自身の手でジェスチャーをすることで餌やりができる体験となっています.
今回初めて複合現実を体験した感想としては
勿論現実で猫とじゃれあう体験と比較してしまうと劣ってしまう部分はあるかもしれませんが,どんな場所でも癒しを求めて猫と遊ぶことができるのは良いと思いました.
ここからは私の考えになってしまいますが
複合現実は,名前の通り現実世界と仮想世界を織り交ぜることができるのが魅力だと感じています.
これを更に有効活用できる点としては
例えば現場作業の支援です.
遠隔の作業者が現場の作業者に指示を出す時,現在は言葉で伝えて何かをしてもらうといったケースが一般的だと思います.
しかし,複合現実を用いることで遠隔の作業者が現場の作業者の視界に直接指示を出すことができ,より指示がわかりやすくなると思いました.