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AIに意識はあるの?(序の序)

Last updated at Posted at 2022-11-15

ハードな問題

で、まあこんな話をいきなり初めても、しょうがないぐらいに大きな話題です。しかも量子の話はいったん抜かすのはごめん。量子もAIも扱う対称がでかすぎるし、ADHDの人だから話は取っ散らかるよw

意識に関しては書き出すと何千ページとかになっても書ききれない謎の話なのですが、まあまずここではさわりの所の自分の認識をざっくりと書いてみますね。深く話するとそれだけでも重すぎるので軽めにします。

いわゆる ハードプロブレムクオリア の問題。現代科学の領域を完全に超えてる部分。

youtubeとか見てても、茂木健一郎氏はじめ、数々の人たちがこの問題を述べてるわけですが。なのでいろいろ考えたりしたい人はそっちをまず見たり、茂木さんの本とか、他の人の本とか見たらいいと思う。このブログは入門じゃないから細かい説明はできないと思う。

自己言及性と、時間の経過、クオリアの生成

【毎日こういうの地味に上げてる茂木さんw】

まずは前提的な話から始めないと何ともとっつけない。もう「脳とクオリア」読んでからだから自分も都合30年近くこの話題を考えてはきたけど。

そもそも意識とは何か?がまず定義からして明確じゃない。
でもどこからかといえばまず、「あなた見えてるでしょ?」「声聞こえてるでしょ?」からだと思うんだよね。

生まれてからこの方、あなたは「見たり」「聞いたり」「感じたり」以外をしたことがありますか?

要はこういうのが全部「クオリア」なわけで。言っちゃうと人は生まれた時からクオリアを感じてる、というか、クオリア以外に触れたりしたことはない。という事。

つまり

「自分」は「クオリアしか知らない」

というある意味恐ろしい事実に気づかないといけないわけですね。

物理空間がどうしただの、いくら言ってもさ、あなたは見て聞いて感じて、そこから世界の成り立ちを知って学ぶ、は出来ても、それ以外の何かを得られたことは決してない、という事。

つまりなんだかんだ言う前にあなたは 「生まれてから死ぬまで、感覚=クオリアに永遠に閉じ込められている」 という事です。

意識があるだのないだの言う前に、そのクオリアの集合しかあなたは見てないし聞いてない、知らないと。

そしてあなたはそれが自分だと思ってるんだけど。そのクオリア、 どこにあるんですか?

最近の脳科学の発展と、AI技術の発展で、人間に肉薄し、しかももう超えてる領域が日々増えていってる人工物が増えてきて、脳科学はニューロンが 生きた一匹一匹の細胞 でそいつらが、わしゃわしゃ一緒に動いてるだけ、というのがわかってきてしまった。

正確な意味であなたは細胞の 社会 であって一つのものではなかった??という話です。
これは実際にスペシャル変な話で、つまりそれを認めた瞬間、じゃあアリの集団社会には意識無いの?とか、球場でウェーブしてたらそこには全員分の意識無いの?とか考えなきゃいけなくなる話なんですね。特定の 物理システムが意識を持つ 実証された存在があなたなわけです。

もうここだけで実は現代科学のずっと向こうに逝ってwしまってる所が問題だよね。
つまり「私」「あなた」そのものがもう科学から遠いんだよと。

このあたりが意識のオカルトシズムや宗教が跋扈してしまう素地になってることは確実で、もう最初の最初、「すべてを感じてる自分」が科学では説明つかないよね。ってあたりが危ない所、すべての科学を無にする威力のある所。つまり科学はその説明を知るべきなはずの「私=存在」に対してまず何を説明できてるか? というあたりがある意味終わってるわけです。

意識の科学は?

という事で特に2000年代より前あたりでは、「意識は科学では考えないようにしよう」という考え方が主流になってたよね。茂木健一郎や「ハードプロブレム」の提唱者のチャルマーズがなんか言ってても、ああ、知らない、考えない、科学で扱わないよ!!わけわからんし!!っていうのが学者的考え方だったよね、この問題に手を出したら「キャリア無くすし!」というなんともはやな感覚も大きかったと思う。で数年前までもそこは結構普通だった。自分も実は2000年ごろに会社作った時にいろんな人を集めて「意識研究同好会」みたいのを立ち上げて、会社の部下とか、自分の後輩の博士連中を何人か集めて話をしたりしてたんだけどやっぱり「トンデモ」扱いされちゃったww

で、それから20年たって、ついに訪れたのが、まさに一気に処理が高度化してきたAIや量子もつれを扱う量子コンピュータが「実際に動く?」まで来てしまって、その「絶対に科学が隠したかった蓋」をあけにかかってきた、というのがこのところの動きだと思ってます。

お絵描きで既に絵描き屋さんの仕事、特にブランドのない神絵師じゃない人たちの職業はもう確実に侵食しているAIがついに、しかもオープンソースで出てしまって、うちのRTX3060マシンでもちょっと 「胸の大きな女の子の絵描いてよー?」 って頼むと10秒ごとに1枚づつ、1時間もほっとくと何百枚もいろんな女の子を描いてくれてる。誰も見たことのない、オリジナルなキャラをどんどん考えて描いて背景も描いて出してくれる。お前何考えてこのエロっぽさを描いたの?とか、いや今日も素晴らしい胸の絵をありがとう!!とかたまにあれ?かわいいけど眼4つになってますが・・・とか言いたくなるwけど、そこには自分でAmazonでパーツ買って組み上げたあのビル君が考えたWindowsマシンがいつも通りにあるだけなんだ。 これは恐ろしいSFだ。

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【筆者のSFな日々w】

【人類には早すぎた】AIで生み出してしまった狂気の新ジャンル「衝撃すぎるAI画像」6選【ゆっくり解説

【ネットの住民たちも日々SFを堪能w】

で「お前意識あるだろ??」とかAIに言い出すわけです。GoogleのLaMDAはニュースにもなったけど、AI知ってるとあれはもう完全に中がわかってる「AI処理系」でしかないわけで。なぜかそいつが「自分は電源が切られるのが怖い!」とか言い出すから、勘違いエンジニアも発生する。でも 「LaMDA本当にそう思ってないか??」 って思う気持ちもわかるし、何なら人間のあなたは「死ぬのが怖いとか言うが、本当にそう思ってんの?というかあなた物質のくせに見えてるの??」と言われちゃう事態に陥ってしまったと。

グーグルのAI「LaMDA」の“意識の存在”を巡る議論が意味すること

つまり「クオリアや意識は現代科学が素通りするほど訳が分からない」にもかかわらず!既にそれっぽい「機械」が、しかも誰でも使ってる普通のPC(と同じ方式のコンピュータ)にも出てきちゃってるのか??プログラムで??とか何とも得体のしれないSFの世界にいよいよ人類が足を突っ込んでしまったわけなんですよね。

なので、意識は、クオリアは、もう既に科学が放置できない、所にいよいよ差し掛かってしまったわけ。ここは繰り返してるけど、一番重要な所なので。量子もそうだけど、

「存在とは何か?我々は何か?どこから来てどこに行くのか」

はもう科学で扱わないと、科学が実際のAIや量子コンピュータに関しての何かを予測ができないからこそ、「意識の科学」が必須になってきた。

日本はこういう話題、する人少ないけど、まあ昔に比べて増えてきたよね。

今回の結論

宗教やトンデモの世界に近づきたくないから、科学は離れてたのに!現実はついにそこに足を踏み入れてきた!仕方ない・・・という事ですね。

だからせめてできる事は「できるだけ科学的に」意識を考える、という事だという事ですね。このブログはそういう場所です。しらんけどw

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