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rel="preload" でリソースを事前にダウンロードする

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概要

link 要素rel 属性preload を指定することで、ナビゲーションが行われた後に指定したリソースをダウンロードします。

サブリソースから参照される画像やフォントなどのリソースは、参照元のロードのタイミングに依存します。

rel="preload" を使用して、必要なリソースを事前読み込みをすることでパフォーマンスの向上に寄与する可能性があります。

本稿ではサブリソースから参照されるファイルの取得タイミングについて、紹介したいと思います。

サブリソースに書かれたリソースの読み込みタイミング

例として CSS から画像を参照するコードを rel="preload" を使った場合と使わない場合について見てみることにします。

rel="preload" を使わない場合

下記のような HTML があるとします。

<html>
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <link href="/style.css"  rel="stylesheet">
</head>
<body>
    <div class="image"></div>
</body>
</html>

参照されている CSS は下記です。

.image {
  width: 640px;
  height: 426px;
  background: url(./dog.jpeg);
}

このような場合ブラウザが dog.jpeg をダウンロードするタイミングは

  1. CSSのダウンロードする
  2. ダウンロードした CSS をパースする
  3. .image のセレクタにマッチしている要素を見つける

というプロセスが完了したあとになります。

Google Chrome の Network タブで確かめてみましょう
スクリーンショット 2018-10-25 17.18.21.png

style.css を読み込んだ後、 dog.jpeg をダウンロードしているのがわかります。

それでは rel="preload" を使って事前読込した場合はどうでしょうか。

rel="preload" を使った場合

下記のようにコードを修正します。

<html>
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <link href="./dog.jpeg" as="image" rel="preload">
    <link href="/style.css"  rel="stylesheet">
</head>
<body>
    <div class="image"></div>
</body>
</html>

html の head 要素 内に <link href="./dog.jpeg" as="image" rel="preload"> を追加しました。CSS に変更はありません。

Google Chrome の Network タブで確かめてみましょう。
スクリーンショット 2018-10-25 17.14.20.png

dog.jpeg が style.css の前に読み込まれているのがわかります。

まとめ

rel="preload" を使った画像の事前ダウンロードについて説明しました。
今回は画像を例にしましたが、rel="preload" では、フォントファイルや動画なども指定できます。

参考

rel="preload" によるコンテンツの先読み - HTML: HyperText Markup Language | MDN
Preload を用いたリソースプリローディングの最適化 | blog.jxck.io
超速! Webページ速度改善ガイド ── 使いやすさは「速さ」から始まる (WEB+DB PRESS plus)

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