本現象は、MySQLインストール中に、
「ポート3306は既に使用されています」
というエラーが表示され、処理が中断されるというものです。
早速、netstatコマンドで原因を調べてみます。
>netstat -n 3306
するとすぐに原因がわかりました。
3306ポートを使用しているプロセス(pid)が表示され、タスクマネージャーでpidを調べると犯人はRedmineでした。
犯人が見つかったのでこれで一安心。
但し、今回インストールするMySQLのポートは訳あって3306でなければならないため、Redmineで設定したポートを変える必要があります。ところが、その対応は思ったほど簡単ではなかったので、Redmineを一旦アンインストールすることにしました。
Redmineをアンインストールする前に、まずデータをバックアップしておく必要があるので、以下の方法でバックアップしました。
>cd Redmineのホーム\mysql\bin
>mysqldump -uroot -pパスワード bitnami_redmine > ファイル名.sql
注)
・-uとユーザ名の間は空白なし
・-pとパスワードの間は空白なし
・データベース名はbitnami_redmine
Redmineデータをバックアップ後、引き続きRedmineをアンインストールし、MySQLのインストールをやり直すと(ポートの競合が解消されていて)無事完了しました。
【注意】
Redmineアンインストール時に、データも削除するかを聞いてきますが、削除する場合は先程バックアップしたsqlファイルを別の場所に移動しておかないと折角のバックアップが一緒に消えてしまいます。
その後、Redmineをポート3307で再インストールします。データ復旧は簡単で、次の通りです。
>cd Redmineのホーム\mysql\bin
>mysql -uroot -pパスワード bitnami_redmine < ファイル名.sql
注)ファイル名はバックアップしたファイルの名前