Windowsには「リモートデスクトップ接続」という機能があって、外出先にPCを持ち出さなくても自宅にあるPCを外出先から使うことができます。しかしながら不用意にこの機能を使うと3389ポートを盗まれ、不正に利用される危険があります。
ということで、私も最近までこの機能を使わないでいましたが、最近になって無性に使いたくなってきました。自宅内で使うので安全かというと、外出時と同じリスクなのです。でもとりあえず、しばらくぶりなのでやってみることにしました。
すると、結論から言うとWindowsのHome版では、この機能は使えなくなっていました。昔はできたのになかなかうまくいかず、ファイアウォールを疑ったりと色々やってみたのですが、結局だめなのでガッカリでした。そしてTeamViewerとかいうフリーソフトを見つけてインストールしてもみましたが、何か違和感を感じてやめました。(できるだけ知らないソフトは入れない方針です。)
そんなとき、Google Chromeのリモートデスクトップ接続機能があることを偶然知りました。これはChromeの拡張機能で、グーグルのアカウントさえ持っていれば簡単に環境を作れます。
(環境を作る詳細な操作は、検索すれば有志の方が沢山情報を載せてくれてますので、そちらを参照してください。)
ここでは、大まかな手順のみ備忘録として残します。
前提として、PCが2台(PC_OUT、PC_HOME)あるとします。
(スマホでもできるようです)
そして外出先PC(PC_OUT)からリモート接続で自宅PC(PC_HOME)を使うことを想定します。
この場合、まず両PCに
①ブラウザーのGoogle Chromeをインストール
②グーグルのアカウントを作成
③Chromeの拡張機能「リモートデスクトップ」をインストール
④「リモートデスクトップ」のショートカットを作成
を実施します。
次に、接続されるPC_HOMEで「リモートデスクトップ」を起動し、
⑤マイコンピュータのリモート接続を有効にする
⑥PIN番号を登録する(PIN番号はメモしておきます)
を行います。
後は、外出先でPC_OUTの「リモートデスクトップ」を起動し、
⑦PC_HOMEのPIN番号を入力する
を行えばOKです。
以降は、従来のWindowsで使用していたリモートデスクトップ接続のときと同じように、PC_HOMEをリモートから使用できます。
使い終わったら外出先からPC_HOMEのシャットダウンすることもできますが、使いたいときは自宅でPC_HOMEの電源を入れることになります。もしくは、WOL(ウェイク・オン・ラン)で遠隔自動電源ONできればもっと便利です。
いずれにしてもログインはリモート操作でできますので、プリンターと同じような感覚で、PCを部屋の隅っこに置いておくことができるので非常に便利です。