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Power BI でDr.Sumにつないでみた

Last updated at Posted at 2022-08-16

目次

はじめに

Dr.Sum Ver.5.6のアップデートモジュールの提供でPower BIとの連携ができるようになりました。1

Dr.Sumとは
Power BIとは

・Dr.Sumユーザーは利用用途に応じてインターフェースの使い分けができるようになる
・Power BIユーザーはDWHとしてDr.Sumを使うことで、慣れたインターフェースでデータを高速かつ柔軟に分析できるようになる

などDr.SumとPower BIの連携により、データ活用の幅が広がりそうですね!

さっそく連携してみたので、今回は連携手順をまとめてみます。

Power BI でDr.Sumにつないでみた

接続の概要

すでにインストールしているPower BI DesktopとDr.Sumをつないでいきます。

Power BIとDr.Sumを連携する際は、Dr.Sum Development Kitに含まれる接続用ファイル(PQXファイル)をPower BI側の製品のフォルダーに配置し、レジストリに登録していきます。

設定手順

  • PQXファイルの配置

C:\Users\ユーザー名\Documents\Power BI Desktop配下にCustom Connectorsフォルダを手動で作成します。

マニュアルでは例となっていますが、C:\Users<ユーザー名>\Documents\Power BI Desktop\Custom Connectorsというフォルダーは存在しないため「手動」かつ「全く同じ構成」でフォルダ作成する必要があるようです。

画像1.png
Dr.SumインストーラーからDevelopment Kitをインストールします。
<Development Kitのインストールフォルダー>\PowerBI-connector\Dr.Sum.pqxを先程作成したConnectorsフォルダにコピーします。
画像2.png
これでPOXファイルの配置は完了です。

  • レジストリに登録する

Windows PowerShellを右クリックして「管理者として実行」で開き、Power BIとの接続用コネクターをレジストリに登録するPowerShellのスクリプトを以下のように管理者として実行していきます。

> <Development Kitのインストールフォルダー>\PowerBI-connector\power_bi_connector_regist.ps1

画像3.png
レジストリに登録されました。
画像4.png

  • Power BIで接続設定をする

最後にPower BI Desktopの「データ取得」からDr.Sumをデータソースとして選んでいきます。
「データを取得」画面で、「データベース」を選択すると「Dr.Sum」が表示されます。
画像5.png
あとはserver・port・使うdatabase・データ接続モードを設定、ユーザーID・パスワードを入力すると、設定したDr.Sumのデータベースのテーブルやビューが一覧として表示されるのでグラフに使うものを選ぶだけです。

データ接続モードについて、「インポート」でも動作しますがデータの結合が必要な場合は、Dr.Sumにビューを作ってしまって「DirectQuery」でDr.Sumを参照するほうが構成としてシンプルかつ高速に集計できるためオススメです!

画像6.png
画像7.png
画像8.png
無事接続設定できました!
画像9.png

おわりに

Dr.SumとPower BIの連携方法についてご紹介していきました。
Dr.SumとPower BIを組み合わせて利用することで、よりシンプルな構成で自由なデータ分析ができそうです。
個人的には、思っていたより簡単な連携設定で助かりました。

今回の記事内容としては以上になります。
Dr.SumのデータをPower BIで分析してみて、また気になることがあったら記事として残していきたいと思います!!

  1. 2022年8月16日時点でDr.Sumと連携できるPower BIの製品は、次のとおりです。
    Power BI Desktop
    Power BI サービス

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