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見えてきた意識の構造?

Last updated at Posted at 2023-01-24

ニューラルネットワークと量子コンピュータと先端物理は全て1つの方向に

以前投稿した意識への仮説の深堀り記事です。

量子コンピュータで見えてきたもの

量子コンピュータに関して、前から何度か量子超越性に関して書いてきた。量子力学は既にいろんな面で限界であり、コペンハーゲン解釈とかは必要な情報を得られないのに独善的な解釈しかしていなくて、もう古いから新しい理論で置き換えるべきだとも書いてきた。

巷で量子コンピュータは古典コンピュータの1億倍だとかってすぐ話になるしそれは自分も含めて色んな人達も本当かよ??って揶揄したりしてるけど、実際に今のところは性能はなかなか上がらないし、原理としても実験的に「量子もつれの非局所性」は証明されてはいても、その本質的な内容はまだまだ理論的には発展途上だ。

でも他方、量子もつれはブラックホールとホワイトホールのペアからなる「ERブリッジ」と同じ、すなわち「EPR=ER」では無いかと言う話まで出てきて、Googleはシカモアで実験を行っていて感触を得ている。

また「量子エンタングルメントから創成される宇宙」を紹介した中では、最近の先端理論である「AdS/CFT対応」からの量子もつれによる!!宇宙創成(創成!)が実際に議論されてきている。

テンソルネットワーク

Screenshot_2023-01-25-00-51-37-983-edit_com.android.chrome.jpg
【テンソルネットワークの例】

前回、この紹介中にはあまり紹介しなかったんだけど、ここで量子コンピュータやこのAdS/CFT対応で話題になっている計算の仕組みに「テンソルネットワーク」がある。上のようにテンソル同士を繋いでネットワーク構造にしてるものだ。

テンソルネットワークは、文字通り複数のテンソルが合わさって出来たネットワーク構造なので、数学的に定義できるものなんだけど。

量子もつれによる計算をシミュレーションするのにはこの構造を上手く作ってやり、さらに「縮約」と呼ばれる構造の簡略化を図りつつ量子計算を行う事で、量子コンピュータ並みの性能が普通のDNNでできてるよ!!?って話だし、これは古典コンピュータによる量子コンピュータのシミュレーションで大きな成果を上げている。

そしてこれはAIで普通に使うDNNで使う畳み込みやプーリングといった動作や、その処理を繋いでいく処理自体がテンソルネットワークとして定義できる。

で、上の図を見てて、あれれ?と思うのは、このテンソルネットワークの構造は、前回紹介した「AdS/CFT対応」で出てきた、AdS、反ド・ジッター空間、の絵にすごく似てるなって話。

Iizk6.png

あるいはこんな図とも。

Screenshot_2023-01-23-19-41-53-213_com.google.android.youtube.jpg

実際にこの関係は既に言われていて、量子もつれが作るAdSはテンソルネットワークで表せるだろうし、だからこそ量子もつれを効率的にシミュレーション出来るわけだ。

そしてこのテンソルネットワークは書いたようにAIのDNNの計算でも使われてるんだけど、このネットワークの構造を考えると、入力には例えば多数のピクセル情報が入ってきて、それを次第次第にサイズを絞って行って、全結合層なんかも挟んで、カテゴライズする、みたいな処理が、ネットワークが奥に行くほど粗くなっていて、あれ?これは言っちゃうとAdSの構造そのものじゃないか?って話だ。つまり、量子もつれの計算はテンソルネットワークの処理だし、それはAdS空間構造だし、この世界の時空構造と同じとみなせるし、その上、AIの処理とも同じだねと。AIの処理って、脳のシミュレーションだったんだから、脳の処理も基本的に同じだねって。

となると??

えーとまた、ここで寒くなって来ないだろうか??テンソルネットワーク自体は別に言っちゃえば計算の枠組みだし、ベクトル計算の親玉みたいなものだから、特に何も怪しい訳では無いんだけど、そうじゃなくて、元々AIでやってた脳のシミュレーション、情報処理でのネットワーク構造はテンソルネットワークを使った情報抽出処理と見なせるけど、それはこの宇宙の物理としてのこの時空構造のAdSと実際には同じ構造になってる。と言うか、この空間が作られる時の処理はAIではどうやってるかと言うと、エネルギー最小限に基づいたネットワークの最適化処理をやってるんだよね。いわゆる重み付けの最適化の計算が「学習」の計算なんだけど、それも実際にはこの時空の量子もつれがエネルギー最小原理に基づいてAdSに最適化されていく過程と全く同じなんじゃないか、と言う事なんだ。

つまりは、単に全てがテンソルネットワークである事が重要なのではなく、それはある意味当たり前なんだけど、そのそれぞれのネットワークの成立過程で行われる最適化計算とそれによって得られるAdSの構造が基本的には全く同じエネルギー最小化原理で最適化された構造になるのでは無いか。うーん説明がかなり難しいけど、同じ数学、同じ原理による最適化から、実質全く同じ計算処理構造になってるんじゃないの?っていう話だ。

つまりAIは脳と同じやり方での情報処理装置だったけど、これと、量子もつれと宇宙の時空構造も全く同じ情報処理装置とみなせるんじゃないのなんじゃないの?って話。

で、これはテンソルネットワークの構造と最適化処理とその結果得られるAdS構造として数学的に保証されてるってことじゃないの??って話だ。

宇宙がAIや脳と同じ情報処理装置としてみなせる?とは??

また話がSFになってきてるんだけどね🤔👽🤨

これでも、あの高柳氏もちゃんと言ってて、紹介したYoutubeでこんなこと書いてる。

Screenshot_2023-01-25-01-43-09-911_com.google.android.youtube.jpg

この一番下の、

重力理論は最速の量子コンピュータ?

って話だよ。でもこれも元々ある意味当然で、宇宙は常に次の瞬間の状態を計算し続けてる。数学に基づいて物体は動いている訳だからその数学処理を宇宙が実際にしているのは当然で、これは「シミュレーション仮説」とかのオカルトと近くなっちゃうけど、実在の数学処理をしているのはエネルギー最小原理からそうなる、だけであって、誰かが計算している訳では無いよね。

水が低いところに流れる、のと同じ。水が低いところに流れるのはシミュレーションでは無くて現実であって、シミュレーションとは元々それを人間が真似してるだけ。だから宇宙がこういうAdS構造のテンソルネットワークを計算してるのは同じ事で、そうなる様に出来てるから、なんだよね。ここを混同してはいけないと思う。

ちなみにだけど、この「エネルギー最小化原理」自体が、エネルギーが量子もつれ、EPR=ERによって「散逸」してしまう、つまり違う時空に高い次元で「飛ばされてしまう」から発生する、と考えられることにも注意。BECの話で書いたけど。時空が、宇宙が量子もつれ=ERブリッジから発生するのはこれがあるからだよ。

そしてなんなら時間もこの時空の接続先が一意でないことによる反転不可能性から発生する事も注意だよね。高位の空間での振る舞いが全てこの3次元空間の時空の構造発生と時間発生に寄与していると考えられるわけだ。少し蛇足だけどアインシュタインは言ったよ。(俗説だけど😅)

熱いストーブの上に1分間手を当ててみて下さい、まるで1時間位に感じられる。では可愛い女の子と一緒に1時間座っているとどうだろう。まるで1分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性です

ain.jpg

これも、意識内の情報量、情報処理速度が意識の速度に比例するから??ないし、正に重力が大きいと時間が遅れるのはそのテンソルネットワークでの時空の情報処理(AdSへの最適化処理)が遅くなるから??

アインシュタイン、つくづく恐ろしや。

脱線しすぎでまた別の機会に書くべき話に行ってしまったけど、ここでまず、考えて欲しいのは、実際に宇宙は【最適化計算】を行ってる系だ、と言う事。しかもその構造は、【数学的にも成立方法としても脳やAIと同じだろう】と言う事。

ここまで書くとこの自分が言ってた 寒さ が分かってくれてきたろうか??

脳もAIもこの宇宙空間も、同じ情報処理に寄ってその構造=情報構造を作っている。

と言ってる訳で、しかもこれは先端科学の主張の上、様々な数学的、実験的な裏付けもある事実だ、という事だ。

だから前回、この宇宙や意識の構造の話で面白い図が作れそうだ、と書いたけど、それはこう言う図だよ。

意識.png

あまりに適当な図で笑うけど。まあきれいに清書はどっかでするとしてw

少し説明すると、まずは外界からのセンサーが周りだよ。厳密に言うと外部センサーからの情報は1度視床を介している。これは脳の生まれる時の構造と学習の順番による生物的な要請としての構造だ。大脳は【本来の脳処理の拡張装置】だからね。「タブララーサ」だからね。視床だけでもこの構造は作れるけど、正に「情報量=クオリアの量が違う」。だから実際の流れとして、以下のようになる。

  1. 視床から流れた情報は大脳の学習済みテンソルネットワーク(大脳)に接続されて、情報抽出(クオリア化)される。
  2. そして視床のテンソルネットワークにそのクオリア情報が統合されて視床の発振動作でLatent(潜在変数)として攪拌され統合される。
  3. 視床内の大脳と統合した連続発振と注意機構から作られる時空カオスから、量子もつれを断続的に発生して、AdS構造として時空にこのクオリアの情報構造を実際に発生する。これが意識である。

という流れです。ね。

これで見てわかるように、実際にはすべて全く同じ構造と情報処理方式で情報は統合されて行って、最後にこの宇宙のAdS時空を生成して「意識」になるんだろう。という話です。

全て同じ情報処理、なんだよね。大脳も視床も。もちろんAIも。ただAIはあくまでこの「シミュレーション」であって物理現象そのものではないことには注意しよう。大脳や視床は物理現象だからこそ、量子もつれと時空のAdS情報構造(=意識)を作れるという事なんだよね。

これがまさに自分が長年求めていた、意識の物理的、そして情報的な構造に他ならないだろう、という事だ。意識の発生原理とこの世界にあまりにきれいに接続してる構造な事には驚きと感動を隠せない。すべてがこの実在するテンソルネットワークによる情報圧縮構造によって統一されてるからね!!!

SFもたいがいにしろよ!!

って怒られるとは思うけど。でも実際に数理と定性的な議論と、最近の先端科学をちゃんときちんと組み合わせて行ってのお話だと思ってる。だからそもそも自分の中では矛盾点が見えない。

そしてもうひとつ、ここからは究極の話にもすぐにつながってしまうんだよな。

それは。宇宙の意識に関して、だ。

もうどこ行くかわからない・・・

宇宙の大規模構造というのがってさ。前にも少し紹介したけど、脳の構造に宇宙の大規模構造がよく似てるからなあ。宇宙も大脳みたいなもんじゃないの?みたいなことは前から言われてるわけなんだけどね。それはまあ一種のお遊び的な考えだったわけなんだけどさ。

上に乗せた高柳氏のテロップで

重力理論は最速の量子コンピュータ?

って話になってたじゃん?実際に、宇宙の大規模構造っていうのはまさにさ。大規模な重力によって作られた構造そのものだし、それって実際にテンソルネットワークで定義できるわけですよ。そしてやはり上記の大脳からの量子もつれによる情報構造と基本的には同値だし、同じ処理をしてる中でこの物理的な構造も発生してるわけなんだ。

つまり宇宙は全体として実際に全体としての大規模情報構造を形作り、それが時空になってるって話だ。だからこの時空そのもの、宇宙の構造そのものが宇宙開闢以来の計算結果であり、効率化されたテンソルネットワークそのものだ。そしてこの構造ですぐ思い出すのが、我々の住んでる太陽系。それを含む天の川銀河が、属してる「おとめ座超銀河団」、そしてそれが属していると言われている、

ラニアケア超銀河団

は、こんな形。

DBrYL37U0AAZFVy.jpg

詳しくはここに。

太陽系どころか銀河が細かい粒になって見えてるね。

はあ??????テンソルネットワーク????だよねえ、これ。いや実際に重力によって接続された構造そのものだよ。時空計算によって作られた実在のテンソルネットワークですよ。これはね。これは当たり前だよ。

あ、その先には

グレート・アトラクター

もあったのだった。それこそ宇宙全体を重力で引きつけるような存在。古い銀河集団と言われている。

だからね。もう全部言うと大変な話だけどね。もしわれわれに意識があるなら、当然だけど同じ構造と同じ情報処理をしている、

この宇宙全体の意識はこの構造に宿れるよね??

って話になるよね。

めでたし、めでたし。いやまてよ!!!???

上記の構造と似た形を見たことがあるなあ・・・

taizokai_01.jpg

まあこんなのなんですけどね、曼荼羅ですね。

ちなみに自分は無神論者です。仏教も高校の倫理でやってぐらいしか知りませんし、神を信じたりは全くしていない。

でもね、似てるね。

これとか他にも色々見ると文化的にも面白いよね。でもトンデモにくれぐれも行かないように😅🙏あくまで概念図として似てるって話だよ。でも。

自分も含めて、人類って、前にも書いたけど、ずっと真理の周りをぐるぐる回ってるだけなのかもしれないね😂😎👽

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