はじめに
LaTeXコマンドを使って数式を入力できることを知って以来、Microsoft Wordで数式を取り扱うのが少し嫌ではなくなりました。
ところが新しい文書で数式を入力しようとしたところ、数式が現れず、LaTeX形式のまま表示されてしまいました。ググってみたところ情報があり簡単に問題が解決しました。忘れないように記載します。
数式の入力方法
数式を入力するには先ずInsert>Equationを選択するか^+=(コントロールと=を同時に押す)を実行し、数式のボックスを表示します。
メニューのEquationを選択すると下図のようなツールバーに切り替わります。
ここで左のEquationの横に/ Unicode
、{} LaTeX
、ab Text
というメニューがあります。
{} LaTeX
の場合、数式のボックスでLaTeXコマンドを入力するとコマンドがそのまま表示され、入力終了後にEnter
を入力することで数式が表示されます。LaTeXのソースの数式をそのままコピー・ペーストすることが可能かもしれません(まだ試していません)。
個人的にはLaTeXコマンドを直接目で見ることができて便利だと思いましたが、しばらく使ってみると通常のLaTeXコマンドがうまく使えなかったり、式を入力した後でEnter
を入力すると改行されてしまうので(式の途中だと改行されないこともありました)、その度に改行を削除する必要がありかえって手間がかかるように感じました。
また下図のように/ Unicode
になっている場合、LaTeXコマンドを入力するとコマンドが表示されることなく数式が得られます。
\ Unicde
の方は従来のWordの数式エディターのインターフェースです。ローマンを使用したい場合は手動で修正する必要がありますが、こちらの方が早く入力できるように思います。
参考
MacのPagesやKeynoteの方が数式は扱いやすいのですが、Wordを使う必要がある状況では最初のLaTeX
のオプションは便利かもしれないと思いました。