カスタムキャストのキャラでバ美肉リアルタイム配信したい(iPhone+macOSで)
皆さん、バ美肉してますか?とは言え、アバターを作るの大変ですよね。
最近だと、カスタムキャストとかVカツとかいろいろアバターを作成して配信なんてアプリがあります。
ただ、残念なのは、配信サービスが限定されることと、キャラだけで他のものを映せないってことです。
学会とかでアバターを右下に置きながらプレゼン配信とかしたいじゃないですか。
そこで、皆さんお持ちのiPhone+macOSでバ美肉リアルタイム配信をする方法を確立できたっぽいので共有してみようと思います。
なお、試験環境は、
- Mac mini(2020, M1)/macOS 11.4 Big Sur
- iPhone 12 Pro MAX /iOS 14.4
です。
必要なもの
必要なものはこんな感じです。
- Mac
- iPhone
- Lightningケーブル
- OBS Studio
- CamTwist
- お好みのV配信ソフト(cf.カスタムキャスト) ←iPhone上で動作
Mac
MacはOBS Studioの動作推奨環境から以下を満たす必要があります
macOS 10.10以降
Intel CPU / Apple Silicon
OpenGL 3.2互換GPU (だいたい2012年以降のマシンなら大丈夫っぽいです)
iPhone
Lightning端子が生きているiPhoneならOKだと思う。出来れば、最新OSにアップデート出来るモデルを。
Lightningケーブル
充電専用ではなくmacがiPhoneを認識できるもの。安定したケーブルが望ましい。純正である必要は無し。
OBS Studio
中核になるアプリ。いろんな映像/音声入力をリアルタイム合成して、仮想カメラに出力できる。
CamTwist
いろんな入力を仮想カメラに出力するアプリ。アプリケーションの画面をOBS Studioに出力するのに使う。
最初の準備
macOSにOBS StudioとCamTwistをダウンロードしてインストール。多分、要管理者権限。
ダウンロード先は、以下の通り。
OBS Studio
CamTwist
後、MacとiPhoneをLightningケーブルで接続。USBハブ経由でも大丈夫です。
CamTwistの設定
CamTwistを起動すると、何を仮想カメラに出力するかを選択する画面が出てきます。
"Step 1: Select a video sources"では、Desktop+を選択しましょう。
すると、"Step 3: Adjust Settings"にDesktop+という項目が出てきます。それを選択すると、Settingsに詳細設定が出てきます。
ここでは、"Selct from exsiting windows"にチェックを入れて送信したいウインドウを選択します。(あらかじめ出しておきましょう)
Save Setupをクリックすればこの設定を保存できるので、適当な名前を付けて保存します。
ここで、[View]-[Preview]を選べば、右下に、キャプチャされて仮想画面に出力されている映像のプレビューが出ます。
OBS Studioの設定
OBS Studioを起動すると、自動構成ウィザードが起動します。用途に合わせて選びましょう。私は、"仮想カメラのみ使用する"にしていますが、配信サービスの配信キーを持っているのなら、配信を優先を選んでも良いでしょう。
さて、初期設定が終われば、どういう画面構成を取るかが出てきます。
ここで、"ソース"の+ボタンを押して、映像キャプチャデバイスを追加します。映像キャプチャデバイスを選んでいる状態で、"プロパティ"をクリックすると、映像キャプチャデバイスの設定画面が出ます。ここでデバイスにiPhoneの名前が載っていれば、それを選んでやります。
そうすると、iPhoneの画面が映されると思います。カスタムキャストを起動していれば、カスタムキャストの画面が映ります。ここで配信ボタンを押すと、iPhoneカメラでのモーション&フェイストラッキングされた自分のアバターが表示されます。
背景を青一色、または緑一色にしておきましょう。どちらが良いかは、キャラに使われていないほうの色と考えてください。両方使っている時はご愁傷様。
さて、映像キャプチャデバイスを選択した状態で"フィルタ"をクリックします。すると、フィルタ追加画面が出ます。カラーキーを使うと、背景を消すことが出来ます。キャラまで消えてしまったら、カスタムキャスト側で背景色を変えてみてください。
また、余計な空白がある場合は、"クロップ/パッド"を追加し、適当な数字を入れるといい感じになります。環境によって違うので、いろいろ試してください。
さて、iPhoneで表示しているアバターが表示されているだけだとつまらないですね。
CamTwistでキャプチャしている画面を追加してあげましょう。フィルタ画面を閉じると最初の画面に戻ります。
ここで、また"ソース"の+ボタンを押して、映像キャプチャデバイスを追加します。今度はデバイスは、"CamTwist"を選んでやりましょう。そうすると、ウインドウキャプチャされた画面が最前面に出ます。
適度に順番を決めて、やりましょう。
さて、ここから配信開始です。
メイン画面の右にある"仮想カメラ開始"をクリックします。色が変わった状態になればOKです。
配信
配信サービスのウェブページを開き、配信を開始します。この時に、カメラデバイスに"OBS Virtual Camera"を選んでやると、OBS Studioに映っている画面がそのまま実況されます。
では、皆様、良いバ美肉ライフを。