Bullet Group Advent Calendar 2020 10日目の記事です。
概要
バレットグループで産んでほんとよかったなという話。
経緯
20代の頃から、こどもがほしいなと思っていました。
結婚しなくてもいいからこどもがほしかったのですが、さすがに1人ではどうすることもできず、ようやく結婚したのが40歳の誕生日。
夫もほぼ同年代、あきらかに年齢的に時間が限られているため、すぐに不妊治療に取りかかりました。
バレットグループには、2018年7月に、お声がけいただいて入社。入社後も不妊治療を続けていました。
2019年春、関連会社の日本法人の立ち上げが決まり、プロダクト担当として取締役のオファーをいただきました。
本当にありがたいお話で、ぜひ挑戦したいと思い引き受けたのですが、それからほどなくして妊娠が判明。
ものすごくうれしかった反面、取締役オファーについてはとても悩みました・・・妊娠が順調に経過すれば1年弱で産休に入ってしまいます。最短で復帰したとしても4ヶ月程度は不在になってしまいます。
この状況で責任ある立場になることはさすがに難しいのではないか、でもせっかくのチャンスだし、、、
安定期はまだ先だったのですが、とにかく、代わりを見つけることになったら少しでも早いほうがと思い、オファーをくださった役員に相談しました。
私「取締役の件に関してなんですが、実は妊娠がわかりまして、このまま順調にいくと産休も取ることになります。その状況で私が着任するとご迷惑になるのではないかと・・・」
役「おめでとうございます! ぜんぜん問題ないんじゃないですか」
あっさり。問題ない。
え、マジで? 産休ですよ? あっさりOKすぎて聞いた自分のほうが面食らいました。ありがたすぎます。ありがたすぎるけど。え。え。
お言葉に甘えて6月に取締役就任、幸い妊娠も順調に経過し、12月中旬に産休。1月に無事出産しました。
何がよかったって
本当にあっさり問題なかったんです。女性の社会参加、育児の男女平等、世の中はもちろんその流れですが、実際に仕事に穴があくっていわれたらふつう躊躇しそうじゃないですか、雇う側としては。
実際、私の知人で同じような経験があり、昇進オファーと妊娠発覚が同時にあったとき、その昇進オファーはなかったことになっていました。女性の多い、女性が活躍するイメージの会社だったけれど、やっぱりそれが現実なんだな、しんどいなと思っていただけに。
妊娠出産だけじゃなくて、いろんな事情でコンスタントに働き続けるのが難しくなることってあると思うんですよね。そんなときに、せっかく仕事できる人たちが一線から完全に引いたり、会社を離れていったりしなければならないのはもったいないと自分でも常々思っていました。
そのハードルがあまりにナチュラルに撤去されていたことには驚いたし、心からうれしかったです。この会社に入れてほんとによかったなと。出産したのがバレットグループにいるときで、ほんとによかったなと思っています。
その後
保育園にも4月入園が無事決まり、晴れて4月末から職場復帰・・・の予定が、1週間ほど登園したころに新型コロナ影響で緊急事態宣言、登園自粛。
復帰を少し先延ばしして様子を見ていましたが、先が見えず。バレットグループが常時リモートワークにシフトチェンジしたため、思い切って5月に復職を強行しました。
6月から登園自粛は解除し、いまでは元気に保育園通い、母は自宅でのびのびとお仕事させてもらっています。
リモートワークへの転換も決断早かったです。自分としては対面でお仕事するメリットもとても感じているため、いまでは出社もときどき織り混ぜてはいますが、送り迎え後すぐ始業できる、洗濯機まわしながら仕事できる、このありがたさは代えがたいものがあるなと思っております。ほんと助かる。。。
もう少しでこどもも1歳。あっという間の成長に驚かされる日々。まごうことなきシニア母ですが、少しでも自分も一緒に成長していきたいと思います。
子育てを通じて経験できたこと、成長できたことを、仕事にも還元していければと思っています。そして、これから妊娠出産に直面するパパママ、それ以外でも様々な状況の人がいきいきと働けるよう、できる限りの応援をしていきたい。