DOSBox-XでMASMを実行する
この記事ではDOSBox-Xを用いてMASMを実行する方法についてご紹介します。
・Windowsの場合
DODBox-Xのダウンロードページから、setup.exeをダウンロードしましょう。
インストール手順は画面に沿って進めるだけなので割愛します。
・Linuxの場合
snapコマンドでインストールで、お使いのディストリビューションを選択し、適切なコマンドを入力してください。
Ubuntuの場合であれば、
$sudo apt update
$sudo apt install snapd
$sudo snap install dosbox-x
という3つのコマンドをターミナルで入力し、
dosbox-x
と入力することでアプリケーションが起動します。
MASMのダウンロード
私が管理しているレンタルサーバーにアセンブラやリンケージエディタなどを準備しているので、それを使いましょう。
私のサーバーからダウンロードしてください。
ダウンロードしたzipファイルを展開してできた「MP」というディレクトリをC:(Linuxの場合home)直下に保存します。
MPというディレクトリが2つできるかと思いますが、EXEファイル等が保存されている方をC:に移動させてください。
これで準備完了です。
Hello World!を出力する
DOSBox-Xを起動してください。
画面が開いて文字入力ができる状態になりましたら、
Windowsの場合
mount c c:/MP
Linuxの場合
mount c /home/MP
を入力してください。
c:
と入力して、C:へ移動します。
私が公開しているMPというディレクトリには最初からHW.ASMというアセンブリファイルが保存されています。
中身を確認してみましょう。
edit HW.ASM
を入力すると、コードが表示されます。
そのコードがMASMでHello World!を表示する内容になっています。
本来であれば、そのファイルを
masm HW.ASM
と入力しアセンブルし、続いて
link HW.OBJ
と入力しリンクすることによってEXEファイルを作ることができます。
しかし、今回準備したMPというディレクトリにはもとから「HW.ASM」「HW.OBJ」「HW.EXE」という3つのファイルが用意されているため、皆さんは
HW.EXE
と入力するだけでHello World!が画面に出力されると思います。
これでDOSBox-Xを用いてMASMでHello World!を出力することができました!
この記事を参考にしてMASMの勉強を頑張ってください。