軽い気持ちからOpenPoseに沼ってしまったのでその記録を残します。
少しでもお役に立てれば幸いです。
私の作業環境
M1 macbook Air Sonoma14で
Ubuntu22.04にssh接続しています。
準備
Ubuntu desktopで作業してる方はパス
リモートデスクトップをセットアップします。
(のちにcmake-GUIを使う工程があるためです)
自分はこの記事通りに進めました。
OpenPose install
まずは普通にgit cloneします。
git clone https://github.com/CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose.git
そしたら移動してサブモジュールのupdateをします。
cd openpose/
git submodule update --init --recursive --remote
こんな感じになるかなと思います。
(リモートデスクトップで作業しています)
model install
次にモデルのダウンロードを行います。
本来ならbuildの時に自動でダウンロードされるのですが、今はサーバーが止まっているみたいです。
オリジナルとサードパティ製のリンクがありました。
今回は一番上のオリジナルモデルたちを使いました。お好みでどうぞ。
https://drive.google.com/file/d/1QCSxJZpnWvM00hx49CJ2zky7PWGzpcEh/edit
https://drive.google.com/file/d/1mqPEnqCk5bLMZ3XnfvxA4Dao7pj0TErr/edit
https://drive.google.com/file/d/1WvftDLLEwAxeO2A-n12g5IFtfLbMY9mG/edit
いろいろと警告が出てきますが、無視してzipをインストールします。
解凍するとこんな感じになっているはずです。
次に、github から各部位に対応するprototxtをダウンロードして配置していきます。
build
ここまでできたらOpenPose直下に、build用のフォルダを作ります。
mkdir build/
cd build/
ここからはGUI環境で実行します。
まずはcmake-guiの起動です。
cmake-gui ..
画面上部のところにopenposeのフォルダと、先ほど作ったbuildフォルダを入れます
そうすると、画面下部にこんな感じの案内が出てdoneとなるはずです。
ちなみに、先ほどGoogle Driveからモデルをダウンロード済みなので、
already existsになっています。
どうやらmodelダウンロード用のサーバーが死んでいるみたいで、先ほどの手順を踏まないとmodelがダウンロードされず、OpenPoseが機能しません。
この時、画面上部で詳細が設定できますが、項目が多いので公式ページで確認しながら進めてください。デフォルトのままでも動きます。
https://github.com/CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose/blob/master/doc/installation/0_index.md
そしたらGenerateボタンを押してGUIを閉じます。
最後にbuildディレクトリで以下のコマンドを実行してbuildは終了です
ちょっと時間かかりますんでお待ちください。
make -j`nproc`
動作確認
openpose直下で以下を実行します
./build/examples/openpose/openpose.bin --video examples/media/video.avi