#概要
サーバーの用途ごとの選定基準について、調べました。
#用途ごとの特徴と選定ポイント
##「ファイルサーバー」
###◎特徴
・HDDの読み書きに負荷が集中する
・サーバー全体の性能はHDDのI/O速度に依存するため、CPU性能について重視する必要はあまりない
・大容量なバックアップ装置を接続するため、高速な外部接続インターフェースが必要
###◎重視する点
・HDDの容量
・HDDのI/O速度
・キャッシュに使われるメモリの容量
・ネットワーク速度
→ギガビットEthernetのポートを複数搭載する等
##「プリントサーバー」
###◎特徴
・印刷データをスプールする領域の提供がメインのため、HDDの読み書きに負荷が集中するが、それほどの容量は必要ない
###◎重視する点
・HDDのI/O速度
・メモリ容量
##「Webサーバー」
###◎特徴
・静的コンテンツメイン
→動作のほとんどがHDDの読み出しなので、ファイルサーバーと同様に考えるが、ファイルサーバほどの容量は必要なし
・動的コンテンツメイン
→DBを同居させるならDBサーバー、させないならAPサーバーと同様に考える
###◎重視する点
・HDDのI/O速度
・メモリ容量
・ネットワーク
##「メールサーバー」
###◎特徴
・HDDのI/Oに負荷が集中する
・多数の宛先に一斉送信する際など、負荷が高くなることがよくあるので、ファイルサーバーより高いI/O性能が求められる
・ユーザー数に応じたHDD容量を準備する
・HDDのI\O待ちの時にメールを取りこぼさないように、メモリ性能も求められる
・クリティカルなサーバーのため、サービスを停止して外部のテープ装置にバックアップは難しい。
→HDDの冗長化が必要
###◎重視する点
・HDDのI/O速度
・HDDの容量
・メモリ容量
##「アプリケーションサーバー」
※別のDBサーバーから動的にコンテンツを取り出してくるサーバと仮定
###◎特徴
・HDDはログくらいなので、さほど必要ない
・アプリケーションの負荷に応じたCPUとメモリ容量があればいい
###◎重視する点
・CPU性能
・メモリ容量
##「データベースサーバー」
###◎特徴
・RDBMSでは、CPUとメモリを最大限に使用するため、これらを高性能なものにし、かつバランスを意識する
→どれか一つだけ高性能でも他でボトルネックにならないよう
・定期的なバックアップが必要なため、ディスク装置接続ポートがあるものを選ぶ
###◎重視する点
・CPU性能
・メモリ容量
・HDDのI/O性能
・HDD容量
#まとめ
・ファイルサーバー…HDDが重要
・プリントサーバー…低機能で十分
#参考サイト
以下のページを参考にさせていただきました!
https://ascii.jp/elem/000/000/577/577239/