はじめに
自動テストツールも様々あり、どれを使ったらいいのか私自身悩むことがあります
また今まで手動テストばかりやってたけど、自動テストにチャレンジしてみたい方もいらっしゃるかと思います
そこで今回はKarateを使って、環境構築からとりあえず動いた!までの流れを書いていきます
前提
Karateのバージョンは1.4.0
環境構築
- Javaインストール
Karateは1.4.0からはJava11以降をインストールする必要があります
ローカルPCのOSに合わせて適切なJavaをインストールし、環境構築JAVA_HOMEを設定してください
Karateダウンロード
Karateには既に動くサンプルプロジェクトがあるのですが、今回はKarateの様々な機能を動作させることができるkarate-todoを使います
GitHubにアクセスし、ソースコードをダウンロードしてください
※緑色のCodeボタンからZIPをダウンロードしても大丈夫です
Karateの実行
Karateの実行方法はいくつかありますが、Mavenを使って実行したいと思います
まずはローカルPCのターミナルを起動し、カレントディレクトリをダウンロードしたフォルダに変更してください
次にターミナルで以下のコマンドを実行してください
./mvnw clean test -Dtest=ApiTest
BUILD SUCCESSと表示されたらMavenでKarateの実行完了です
上記のコマンドを解説すると
- ./mvnw:Maven Wrapperと呼ばれるツールの実行可能ファイルで、MavenのインストールなしにMavenコマンドを実行するための仕組み
- clean:cleanはビルドをきれいな状態から開始したい場合や、以前のビルドの成果物を削除したい場合に使用
- test:testはテストの実行、テスト結果のレポート生成などが行われる
- -Dtest=ApiTest:特定のテストを実行したい場合に指定
簡単に言うと、いったんきれいにして/app/api/ApiTest.javaを実行したというものでして、ApiTest.javaから/app/api/simple/simple.featureに記述されたテストスクリプトを実行したというものになります
※Mavenをインストールしていてば、./mvnwをmvnに置き換えて実行することも可能です
おわりに
他にも動かし方はあるのですが、これでとりあえず動いた!までが実現できます
Karateは日本語の記事が少ないので、今後も記事を書いていきたいと思います