はじめに
Laravelに関してまだまだな自分ですが,弟がLaravelを勉強してみたいとのことなので学習内容をまとめます。
これまでに個人開発で必要だと感じたことを中心にまとめて行きます。
Laravelに限らず。VSCodeやDockerのこともあるのでLaravel以外を学ぶ方にも役立ちます。
第1弾はLaravel利用前の開発環境の構築やGitHubの使い方等です。
前提
- パソコンがある(Windowsを前提にまとめます。Macは適宜読み替え等してください。)
- Web制作ではなく,Web開発ができることが目標
- 学ぶ意欲がある
1. Docker, WSL2のインストール
これはマストではないですが,複数人で開発する際はDockerを用いた方が環境構築が早いのです。
Laravelではsail
というものが用意され,簡単にDockerを使える様になっています。
なお,以後はsail
を使うことを前提に話を進めます。
Windowsの方はDockerを使うためにWSL(Windows上で動かすLinux)が必要です。インストールは次のサイトを参考にしてください。
Dockerのインストールは次のサイトを参考にしてください。
2. VSCodeのインストール
VSCodeのインストールは次のサイトを参考に行なってください。
また,開発が早くなる様に拡張機能を色々インストールする必要があります。今回は自分が使っている拡張機能の設定データを公開しているのでそちらをインポートすればあっと言う間に必要な拡張機能がインストールされます。
VSCodeの使い方はGoogleで調べてください。
3. Gitのインストール
Gitとはコード管理ツールです。
Gitのインストールについては次のサイトを参考にしてください。
なお,Gitは次の段階を経てリポジトリに反映されます。
- プログラムの変更
- コミットの作成
- プッシュ
- リポジトリにプログラムの変更が反映
4. GitHubアカウントの作成
上記のGitのサービスを提供してくれるメジャーなサイトです。
GitHubアカウントを作成してください。
GitHubのアカウント作成は次のサイトを参考にしてください。(少し古い記事ですが,ざっと見た感じ大丈夫そうです)
なお,あなたのアカウント名はログイン後のhttps://github.com/の左上に表示されるものです。
https://github.com/アカウント名がGitHubのあなたのプロフィール画面になります。
5. GitHubへのテストプッシュ
- 適当なディレクトリ下(Documents等)に
test
ディレクトリ(フォルダ)を作成してください。 - 2.でインストールしたVSCodeを開き,「フォルダを開く」から
test
を開いてください。 -
readme.md
を作成し,適当に入力してください。(下に例を書いています) - VSCodeのGitツールを利用し,GitHubに公開します。リポジトリ名はGitHubのアカウント名として,publicリポジトリにしましょう。(他のリポジトリ名でも問題ないです)
-
https://github.com/アカウント名/リポジトリ名を開き,先ほど作成した
readme.md
があれば成功です。
次のサイトに詳しく説明されているので見てみてください。
VSCodeでのGitHubへのプッシュ
readme.md
の記述例
# Welcome to *アカウント名*
This repository is described about *アカウント名*.
## About me
* University student in Technology faculty
* Laravel Engineer
6. GitHubの実用的運用
GitHubの実用的な運用をする前にGitに関する用語の説明をします。
自分の理解で書いているのでもし間違いがあればご指摘ください。
コミット -commit-
プログラミングがある程度できたところでコミットを行います。
コミットを行った後にプッシュすることでGitHubにプログラムの変更が反映されます。
5.のところで実際にされたと思います。
そのコミットをする際にはコメントが必要となります。
ただ闇雲にコメントをしてもレビューの際に困るため,ある程度規則性があるコメントが必要です。
私が普段運用しているコミットのメッセージルールは別でまとめますのでそちらをご覧ください。
ブランチ -branch-
Gitにはbranch
というものがあり,これでコードのバージョン等をわけることが多いです。
また,機能追加や修正の際もブランチを切ってから作業をし,最終的にマージをするといったことも多いです。
branch
の運用についてもさまざまありますが,私が普段運用しているbranch
ルールは別でまとめますのでそちらをご覧ください。
プルリクエスト -Pull Request(PR)-
ブランチの節でブランチをマージすることを書きました。
ただ,チーム開発をしている際に勝手にブランチをマージされても周囲の人が困ることがありますよね。例えば,変数名が分からなかったり,新たなバグが発生し,他の人の作業に影響が出る等。
それを防ぐためにGitHubではブランチをマージする前にPull Request(PR)を送れる様になっています。PR後にレビューワーがコードを確認し,修正内容が大丈夫であればマージしてくれます。
以下のサイトでブランチのことを含め,説明してくれています。
GitHubの実用的運用演習
それではGitに関する用語について,ある程度理解できたことだと思うので実際にやってみましょう。
5.の時のディレクトリをVSCodeで開いていますか?開いていない方は開きましょう。
- VSCodeの左下に
main
またはmaster
と表示されていると思うのでそれをクリックし,新しいbranch
を作成しましょう。(ここではfeature-practice
を作ったとします) - 先ほどの
readme.md
を変更しましょう。(例えば著作権を追加しましょうか。) - VSCodeのGitツールを使って,
コミットメッセージ
を入力し,コミットしましょう。 -
branch
を公開(publish)しましょう。 -
https://github.com/アカウント名/リポジトリ名/pull_requestにアクセスしましょう。
main
では変更されていませんが,feature-practice
に切り替えると,変更されているはずです。 -
New Pull Request
からPull Requestを作成します。名前は適当に(例えば「PR practice」)して,feature-practice
からmain
(master
)に対してPRを出しましょう。(main
<-feature-practice
のような表示になると思います) - Pull Requestを作成したらマージをしてみましょう。マージをしたら
main
にも先ほどの変更が反映されます。
readme.md
の変更例
# Welcome to *アカウント名*
This repository is described about *アカウント名*.
## About me
* University student in Technology faculty
* Laravel Engineer
+ ## Copyright
+
+ Copyright (c) 2023 ikepu-tp.
まとめ
第1弾ではLaravelの開発環境を整えることやLaravelに限らず開発するのに必要不可欠な事についてまとめました。
ここで説明したことは開発するのに最低限知っておいてほしいことだと思うので使いながら慣れてください!
ご覧いただきありがとうございました!
=====追記
次の回はこちらから