目的
・社内Redmineは、WindowsServer2008環境・Bitnamiがインストールされているため、その構築手順書
・後輩に「新人にも分かる手順書作れ」って指示したけど、「じゃ~お前は作れんのか?」と言われたときに「ぼく作ってみたもん」って言うための資料・・・新人に分かるかは不明・・・
前提
・設定情報に関して、ボールド表記は社内情報を含むものであるため読み替えすること
・WindowsServer2008 インストール済み
※仮想マシンを想定
※Windows7でも可
・Internet接続可能環境
・以下のソフト/バージョンをインストール
インストール対象 | Version | 備考 |
---|---|---|
bitnami redmine | 2.6.1.1 | 本体 |
absolute dates | 0.0.2 | プラグイン |
knowledgebase | 3.0.7 | プラグイン |
work time | 0.2.16 | プラグイン |
farend basic | 1.3 | テーマ |
インストール
本体 bitnami redmine インストール
・bitnami redmine のインストールファイルをダウンロードする。
・ダウンロードしたインストールファイルを実行。
・「Language Selection」は『Japanese - 日本語』を選択。
・セットアップウィザードが起動するので「次へ」ボタン押下。
・コンポーネントは全てチェックした状態で「次へ」ボタン押下。
・インストールフォルダはデフォルトのまま「次へ」ボタン押下。
・管理者アカウントを以下の通り作成し「次へ」ボタン押下。
※Emailアドレス: Redmineプロジェクト@会社ドメイン を設定
※パスワード: いつものやつ を設定
・データベースの規定言語は日本語を選択して「次へ」ボタン押下。
・クラウドホスティングのチェックを外して「次へ」ボタン押下。
・インストール準備が整ったので「次へ」ボタンを押下し、インストール完了後に「終了」ボタン押下。
本体 bitnami redmine 動作確認
・bitnami toolが起動するので、「Go To Application」ボタン押下。
・IEが起動されるので「Access Bitnami Redmine Stack」をクリック。
・Redmine画面の右上「ログイン」より、上記で設定したadminユーザ/パスワードでログイン。
・ログインが正常に出来ることを確認し、ログアウトする。
プラグイン absolute dates インストール
Redmine標準ではチケットの作成/更新日が「〇〇日前」と相対日が表示されるので、日付表示するプラグインをインストールする。
・Bitnami Redmine Stackのコマンドプロンプトを起動。
・redmineアプリケーションパスのpluginsフォルダへ移動。
※redmineアプリケーションパス:上記手順でインストールした場合「C:\Bitnami\redmine-2.6.1-1\apps\redmine\htdocs」
※pluginフォルダ:上記フォルダ配下の「plugins」
cd [redmineアプリケーションパス]\plugins
・Gitでプラグインを取得。
git clone git://github.com/suer/redmine_absolute_dates.git
・コマンドプロンプトを終了。
※次のプラグインも続けてインストールする場合は終了せずそのままで
・Bitnami Redmine Stackツールより「Manage Servers」→「Restart All」ボタンを押下し、Redmineを再起動する。
プラグイン absolute dates 動作確認
・Redmineへログインし、適当にチケットを発行。
・チケット作成日が「日付表示されている」ことを確認する。
プラグイン knowledgebase インストール
・Bitnami Redmine Stackのコマンドプロンプトを起動。
※前述参考
・redmineアプリケーションパスのpluginsフォルダへ移動。
※前述参考
・Gitでプラグインを取得。
git clone git://github.com/alexbevi/redmine_knowledgebase.git
・redmineアプリケーションパスへ戻り、Bundlerを使ってGemパッケージのInstall/Update、およびDBマイグレーションの実行
cd ..
bundle install --no-deployment
bundle update
rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
・コマンドプロンプトを終了。
※次のプラグインも続けてインストールする場合は終了せずそのままで
・Bitnami Redmine StackツールでRedmineを再起動する。
※前述参考
プラグイン knowledgebase 動作確認
・Redmineへログインし、適当に新規プロジェクトを作成。
・プロジェクトモジュールのチェックボックスに「knowledgebase」が表示されていることを確認する。
プラグイン work time インストール
・こちらより、0.2.16バージョンのzipファイルをダウンロード。
・ダウンロードファイルを解凍し、redmineアプリケーションパスのpluginsフォルダへコピー。
・Bitnami Redmine Stackのコマンドプロンプトを起動。
※前述参考
・redmineアプリケーションパスへ移動。
※前述参考
・DBマイグレーションの実行
※前述でGemパッケージが最新化されていることを前提とする
・Bitnami Redmine StackツールでRedmineを再起動する。
※前述参考
プラグイン work time 動作確認
・Redmineへログインし、適当に新規プロジェクトを作成。
・プロジェクトモジュールのチェックボックスに「work time」が表示されていることを確認する。
・ついでに左上「管理」→「プラグイン」で、上記プラグインが全部入っているか確認する。
テーマ farend basic インストール
・Bitnami Redmine Stackのコマンドプロンプトを起動。
※前述参考
・redmineアプリケーションパスへ移動。
※前述参考
・Gitでテーマを取得。
git clone git://github.com/farend/redmine_theme_farend_basic.git public/themes/farend_basic
・以上、これだけ・・・
設定
・Redmineへログイン。
・左上「管理」→「設定」を選択。
・「表示」タブ、テーマ『Farend Basic』を選択。
※前述でインストールしたテーマ
・ユーザ名の表示書式『Admin Administrator』を選択。
※ユーザ管理画面で気づいたかも知れませんが、苗字がAdmin、名前がAdministratorとなっており、デフォルトでは「名前 苗字」で表示されるので、日本人らしく「苗字 名前」にしときます。
・「保存」ボタン押下。
※変更時はタブごとに保存しないとダメですよ。
・「プロジェクト」タブ、前述でインストールした「Knowledgebase」「Work time」をチェックして「保存」ボタン押下。
・「メール通知」タブ、送信元メールアドレスに Redmineプロジェクト@会社ドメイン を設定して「保存」ボタン押下。
おわりに
ざっと現在の環境を構築するだけの手順をまとめました。
他に「configuration.yml設定」「データのバックアップ/リストア」手順は追々追加予定。