カメラの「画角」についてのまとめ。
主に『デジタル画像処理』を参照する。
#画角とは
カメラで撮影する際、写る範囲のことを画角(angle of view)という。
撮像素子の両端をレンズの中心で結んだときの__角度__で表す。
引用:https://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/19/01.html
撮像素子(さつぞうそし):光を画像データに変換する装置
焦点距離:撮像素子からレンズの中心までの距離
撮像素子の幅と高さに対応する画角を、それぞれ__水平画角__と__垂直画角__と呼ぶ。
だが、基本は撮像素子の対角線をレンズに伸ばした時に求まる__対角線画角__で表す事が多い。
画角の求め方
画角は__①撮像素子の大きさ__と__②焦点距離__によって求まる。
画角θはレンズ焦点距離f[mm]と撮像素子S[mm]から、以下の式で表す。
公式の導き方は以下。
画像素子サイズ
画像素子のサイズは変更できないため、カメラを選定することによって決定する。
画像素子サイズ一覧
転載元:http://machizukan.net/DK/dj_came/ccd_gakaku/index.html
最も標準的なのは__フルサイズ(35mmフィルム)__
焦点距離と画角を紐付ける際、撮像素子サイズは固定しておく必要があるが、その場合はフルサイズとみなして計算する。
レンズ焦点距離
レンズ焦点距離が長いほど被写体は大きく撮影され、撮影できる範囲は狭い。レンズ焦点距離が短いほど被写体は小さく撮影され、撮影できる範囲は長い。
35mmフィルム換算焦点距離(フルサイズの場合の焦点距離)において、
焦点距離が50mm前後のレンズを標準レンズ、これより焦点距離が短いレンズを広角レンズ、長いレンズを望遠レンズと呼ぶ。
ちなみにLogicoolのWebカメラ(C922N)の画角を調べてみたところ「78°」だった。Webカメラってすごく広角なんですね。